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2007年5月11日 (金)

過激な初期ラムちゃん

うる星コミックス第一巻の節分。
ラムちゃんはこの時だけ兜着用の艶姿を披露してくれます。
20070511lum
このときのラムちゃんは耐える!あたるが弁天さまにちょっかい出しているのを見ながらずっとイライラ(左)
原作には書き文字でイライライライラと書いてあり、コマが埋め尽くされています。
更なるあたるの所業に口を大きくへの字に結んで歯を食いしばって耐える(右)ブルブルという文字入りで涙を溢れさせながら耐えるんです。
への字口のラムちゃんというのは、この話と「怒りのラムちゃん」のトビラ絵が思い浮かぶ程度で、他に思い浮かんできません。

初期のラムちゃんは実にヒステリックで、コミックス第一巻では毎回修羅場。しのぶがあたるの彼女であった頃なので、常に緊張感が漂ってました。
ラムちゃんも過激で節分の話は弁天さまの唇を奪おうとしたあたるに「殺すっ!」って泣き叫んで飛び出すし、UFOを特攻させて心中を図るし、あたるがお雪さんを押し倒したときも「うちのこの手で殺したかったのに~」と、ヒステリーというより狂気そのものでしたね。ラムちゃんならではの奔放さとあわせて、そこもまた魅力だったわけですが。

節分第一回目の話、子供の頃は、あたるの浮気にラムちゃんが嫉妬として受け止めながら読んでいたんですが、大人になって読み返すと、「親友と自分の亭主が肉体関係を持とうとしている」生々しい不倫現場を目撃してじっと我慢しているわけですから、狂気じみたラムちゃんの様子も当然なのだなと妙に納得してしまいます。
同時に、諸星あたるは横島忠夫を上回る不逞の輩として描かれていたという事実に、長く中期以降のうる星を支持するファンを自負していた私にとって、少なからぬショックを与えてくれる話です。
第一巻は絵柄が泥臭いので他の巻みたいに何度も読み返したりしなかったわけですが、おいらさんのサイトのうる星初期作品まつりに触発されて読み返し、自分自身の成長と共にうる星の見方が変わっていく読み応えのある漫画と長くつきあえている事に喜びを感じます。

…というわけで、絵は衝動的に描きはじめました。
最初はツノを丸く柔らかそうにしてネコミミっぽく可愛い感じでと考えていたんですが、初期ラムちゃんの狂気を描こうとか試行錯誤して結局まとまらないまま出かける時間に。
ラムちゃんは怒った顔もまた可愛い。西島克彦とかの絵でラムちゃんの顔を思いっきり崩してキバ剥き出しで怒っている顔とか大好きなんですよ。なかなか崩れた顔を描いてアップするのは勇気がいるんですが…

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