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2007年8月23日 (木)

3日目続き

3日目の事を大して書いていなかったので、続き。
午後からはまたも北コンコースで働く。
東西導線の中央分離帯(といっても看板があるだけ)に立って、東西の列が混じらないように分離する仕事。
これ、スタッフがいないとどうなるか。
1.前の人を抜こうとして横に飛び出す。
2.横に飛び出す人が増えて列が膨らむ
3.通路中央の看板まで列が膨らむ
4.中央の看板を超える人が出てくる(つまり列が逆流する方向に飛び出す)
5.反対側の流れが圧迫され、渋滞が発生
…というわけで、反対側の流れを止めてしまいます。
狭いところから飛び出した瞬間は列が細いので、そこへ逆流してきた太い列がやってくるとボトルネックになってしまう。
お互いにボトルネックを作りあうので、全然列が動かなくなるのです。
実際には、先に渋滞した方の渋滞位置後方に人がたまり、血栓みたいに通路塞いで更に悪化とか、いろいろあります。

それなので、まずは一生懸命に列整理してみた。
100m以上はあろうかという北コンコースの濁流の中に、たった一人。
孤立無援の状態で、横3列くらいが逆流する流れを制御。
…どうあがいても正攻法じゃ無理。
そこで、はみ出している大元の列を大幅に細くする戦法に変更。
「左側に8列!」と連呼してどんどん幅を狭め、列の先頭から根本の方にさかのぼる。
カーブを曲がってすぐの所で思いっきり幅を狭めれば、その後順調に列が膨らんで理想の幅になるようにできた。
ところが、今度は反対方向の流れが逆流してくる。
あちらが立てばこちらが立たぬ。どうやっても1人じゃ無理という結論に到達した。

では逆にスタッフがいないとどうなるか、放置してみた。
1分も経たずに列は崩壊。うちがやってくる前と同じ横3列分が中央の仕切りを超えて逆流する状態になった。
ではこの状態でどこかボトルネックになるかと観察してみると、若干の停滞は見られるものの致命的な状態には至らないことが確認された。
要するに両方向から順調に人が来る限りは道は確保できるのである。
頑張って働こうが働くまいが、列の見た目が違うだけで通行可能という本質において同じとはガッカリするが、これならばスタッフ不要である。
とはいえ、一時的に一方の列の流量が細くなった途端に一方の列がふくれあがり、均衡は破綻する危険性がある。
したがって、スタッフの仕事は状態監視にとどめ、通路閉塞の兆候をつかんだら残りのスタッフを総動員して整理にあたるのが妥当である、との結論に達した。
班長に連絡して任務終了である。

さて、今回も三本締めでコミケは閉会。これやらないとコミケを終えた気にならぬ。
撤収作業では西地区アトリウムのエレベーターボーイに専念。
1F-2F-4F-5Fを結ぶエレベーターは数が少なく、15分待ちのエレベーターなのです。
これ放っておくと、2Fから乗ろうとしても絶賛満員御礼なのでいつまで経っても乗れないのですな。
というわけで、エレベーターボーイ役になって、公平に動くように誘導したというわけです。
「のぼり4階まで参ります。4階まで参ります」「この後2階まで回送です」とかなんとか。
回送ってあたりが微妙にエレベーターボーイじゃないというのは横に置いておいていただきたい。
でね、エレベーターに次々と(15分待ちの人が乗ってくるじゃないですか)
みんなやること同じ。上向いて、ふーって息を吐く。
狭い密室空間で酸欠っぽいなと思いながら、3日目の撤収作業は終わっていきました。

うちは、コミケが大好きです。
参加者にはコミケ大好きになって帰って行ってほしい。
でもそれって、他人を突き飛ばして本を買い漁って金になるぞって言って帰るんじゃなくて、作品を通じた参加者同士の交流を楽しみながら帰るものであってほしい。
そう思ってスタッフすること十数年。年々理想から離れていってしまうのが気がかりでなりません。

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