« 上空9500mのペン入れ | トップページ | 第81話 ミス雪の女王 キッスを奪え! »

2007年9月 4日 (火)

第80話 夫婦げんか食うか食われるか!

第80話 夫婦げんか食うか食われるか!

ラムの父ちゃんが家をたたき出される話。

冒頭、ラムの父ちゃんが夕食のエビフライの皿をいきなり腹に流し込む。
エビフライを個別の更に分けていなかったのがそもそもの敗因である。
それにしてもこの父ちゃんのひどさはどうしたことか。
厚顔無恥。横文字を使うならデリカシーに欠ける。いや、デリカシーという単語が存在しない。

回想シーンでも母ちゃんの食事までムキになって食い散らかし、本気で怒らせる。
体でかいから維持のために食料がいるって、子供並みの詭弁。
やせなはれという母ちゃんの方が正しい。母ちゃんも電撃が出るんですなぁ。
あの巨体のとうちゃんを蹴り出す筋力。さすがラムの母ちゃん。
食い物の恨みで怒っているのか、夫の健康を案じている胸中を無視して子供じみた暴挙に出る夫の姿勢に怒っているのかで母ちゃんの人間性が問われるんですが、うる星の宇宙の人の間では屈指の常識人に思える母ちゃんなので後者と考えておきましょう。

カップ麺を巡る父と子の会話は面白い
「カップ麺に謝りなさい」は名言。
会話を拒否するのとカップ麺の争奪の二つの観点に両者の着眼点を分けて、あえて会話がかみ合わない状態に持っていっているのが面白い。このギャップはさすがといえる。

ラムの父ちゃんが「若夫婦の邪魔はせん」と言うのを聞いて顔を赤くするあたる。
ここで頬を赤くするところがいいんだ。わかる?わかるよねぇー。

階下で寝るというあたる。寒くて寝られません。
そこへラムちゃんがやってきて「一緒にUFOで寝よ」
あたるは間髪入れずに断ります。ところがラムちゃん、「そう言うと思ったっちゃ」と言って布団代わりにトラジマの布を取り出す。
あたるの言動を完全に見透かした上での絶妙の心配り。嫁だ。これができるのは嫁ならではだ。ラムちゃん、もう立派に女房ですよ。
だまされたと思ってラムちゃんの台詞の冒頭に「お前さん」ってつけて舞台を時代劇に置き換えて想像してみなさいな。ね、完全にこの立ち位置、振る舞いは女房でしょう。

ここで最初から「寒いと思って持ってきたっちゃ」と言って布を取り出すんじゃ、「余計なお世話じゃ」と言ってあたるは拒む。それを予測した上で一緒に寝ようとカマをかけ、布を渡す。
冷静に考えると、あたるは完全に手の上で踊っているんですが、まぁそれは言いっこなし。
世の中亭主関白を気取って実は踊らされているくらいの方が上手くいくことだってあるんですよ、多分。

Bパート。
授業妨害、独演会開始と父ちゃんは相変わらずワンマンでどうにもひどい。
授業を覗いているあたるの父は一人共感してうんうんと頷きます。
この辺は原作通り。Aパートで見事にできた女房っぷりを発揮したラムちゃんも原作通りにジャリテンの情報操作に惑わされます。
最後は「春は遠いのぅ」とつぶやく錯乱坊の晩酌を屋根の上で受けるあたるの父の姿(ちゃんとはしごで登ってる!)でエンド。
この終わり方は哀愁がこもっていて良いですな!

|

« 上空9500mのペン入れ | トップページ | 第81話 ミス雪の女王 キッスを奪え! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141021/16342369

この記事へのトラックバック一覧です: 第80話 夫婦げんか食うか食われるか!:

« 上空9500mのペン入れ | トップページ | 第81話 ミス雪の女王 キッスを奪え! »