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2007年9月23日 (日)

第98話 そして誰もいなくなったっちゃ!?

第98話 そして誰もいなくなったっちゃ!?

本放送当時賛否両論だった話題作。

賛否どっち?と聞かれたら、どっちに挙手すればいいのか迷うというのが正直な感想。
アニメうる星の多様性、なんでもアリ(けも先生にとっては駄目だったようですが)のうる星の芸域の広さを物語る作品だ、という評価をしたいと思います。ってことは前向き高評価って事ですかね。
けも先生がやってはいけないことをしたと仰せられていましたが、うちは本当に各メンバーが死んでいるわけではないので、別にそこで憤ったりはしないんですな。
それよりも、あのオルゴールがなって温泉マークが語るところで全身の毛穴という毛穴がキュウと縮こまり、ソソケだつ感覚に襲われておりました。
うちは推理小説を読むときにあまり推理しないタイプなので、今作においても(結末知ってるし)推理せず、スリル物の映画を見ている感じで見てました。鳥肌立ちっぱなし。

否定派はうる星の面々が死んでしまう描写に対して憤りを感じたのが大半でしょう。でも、うちは親衛隊の面々を含むあのメンバーがラムちゃんを泣かせたということに対して憤りを感じずにはいられません(笑)
ラムちゃんもポロポロ泣いていたのに意外とすんなり受け入れてしまう。憤りのあまり電撃放って森の小動物を怯えさせたのにもかかわらず、である。
まぁ、浮気癖が治るかもと言われたら受け入れちゃうのかもしれませんね。ラムちゃんそーいうところは純粋だから。
次々とメンバーが殺され、遂にラムちゃんまでもが死んでしまう。
「歌の中のミソサザエは夫婦で…」というあたるの台詞は、「普段は夫婦だとか言っているくせに」という意識の表れか、はたまた自分たちが恋人以上に到達している間柄と暗黙のうちに了解しているということなのか…
ともあれ、思わせぶりかつ自然な台詞です。このシーンの後の狂乱ぶり、そして死んだラムちゃんをベッドに寝かせ、手を握ったまま一晩を明かすところ、ラムちゃんが起きていたら、それこそ泣いて喜んだんじゃないですかね。
残念なのは、おそらくこの光景を誰もラムちゃんに語って聞かせてはいないであろう事。
これを知っていたら、次作以降のうる星やつらは世界観が変わっていたかもしれません(笑)
毎週ごとにリセットされるうる星だけど、知らずじまいというのは結果的にうる星の世界を崩さずに済んでいる、と位置づけることが可能だ…と考えることにします。

白髪になったあたるが茫然自失の体で部屋の隅で足を抱えているシーンで島の描写は終わり、舞台は病院へ。
ほんのイタズラ心だった…とメンバーは述懐しますが、これであたるの性格が変わるとも思いがたい。変わったとしても人間不信か何かになってしまうのではなかろうか。そして、ラムちゃんまでグルになっていた、と知ったとき、あたるは今までみたいに「根拠は無いけど全幅の信頼を寄せる」(ラムは俺に惚れているんだからな、とか)ことを続けられるだろうか。
結果から言えばそれはYesであり、面堂達の試みがイタズラならば成功であったし、あたるの改善にあるのなら徒労ですかなかった事を物語っているのが、この話に対して一定の救いを与えている。

だからといって、作品全体を総括して善し悪しというのはうちにとっては論じにくい。
アニメうる星の幅の広さ、うる星という世界の懐の広さに、ただ広いなぁと言うばかりである。

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