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2007年10月13日 (土)

第116話 終太郎・不幸の朝

第116話 終太郎・不幸の朝

感想書きにくい回が続きます。押井うる星末期のみんな限界の頃。ネタ切れしちゃってうる星と乖離したオリジナル入れたり、総集編やったりする嚆矢となるのが今作である、ような気がする。
今までもスペシャルじゃ総集編やってるけど。

今作は面堂があたるとの優劣を気にして錯乱坊を呼び寄せるのがきっかけ。
錯乱坊は地位財力権力で優位に立ってると思っているようだが、あたるには敵わぬと断言。
過去の勝負を引き合いに出されて怒るという話。
Aパートは山下原画作品が多い。キャラクターの正面からカメラが背後に回り込む演出が連発すると気持ちよくなってくる。
だけど、過去の名シーンの再放送なので、やはり新作がみたいと思うのがファン心理。焼き直しではなく、そのまま過去のフィルム使っているからなぁ。
映像的に山下原画はすごいですね以上の感想は出てこないよなぁー。
ただ、錯乱坊の言うとおり、あたラムの間に面堂が割っては入れないのは事実だと思う。二人が惚れ合ってるというのも当然あるし、あたるはよくよく観察すると胆力があり肝心の所では権力や金などになびかない大人物である。そうすると勝負の土俵が金と権力以外となり、面堂が優位性を保てるのは顔だけとなる。
しかし、顔だけとしてもラムちゃんは(面食いっぽい描写もあるように思えるが多くの人が認識しているように実はそうではないので)顔は気にしていないので、これも面堂の優位性は成立しない。
土俵が違う分野の優位性をいくら力説しても、勝てる訳がない。
それを分かっていてあえて悪あがきする。それが恋だろうと面堂は主張し、決して錯乱坊の言うような敗北を認めようとしない。
お話しとしては特に目立った点はない。もはや自明のあたラムの関係を子供にも分かるように錯乱坊が過去の映像をふんだんに使って解説する、それだけのことである。
だが、押井守の最終話(死闘あたるVS…)で面堂があたラムの個人的な関係に積極的に介入しようという論拠を示しているように受け取ることもできる話でもあるような気がする。

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