第137話 テンちゃんの不思議な恋の物語
第137話 テンちゃんの不思議な恋の物語
ここんとこ、いい話が続きます。
今作、作画が凄い可愛いシーンが多い。
ジャリテンは遊び相手がいなくて昼間は退屈そう。
「ラムちゃんもあたるのアホも学校やし…」と漏らします。
そうか、なんだかんだ言いながらもあたると遊びたいのだな。これが完結編の涙の伏線だったのか(笑)
犬を探して友引市役所へ。
友引は独立した市だったのか!練馬区友引町ぐらいに思ってた!
市役所のたらい回し具合はギャグとしても社会風刺としても面白い。火炎放射しようとしたジャリテンを消火器で撃退するチームワーク!消防訓練だけは怠りなさそうです。ガラス突き破っちゃう噴射力もすごいですね。
学校にことりちゃんがやってくるシーンの作画!どこかでみた魔女っ子がアップに(笑)
ここも作画が綺麗。サクラさんに至っては唸りたくなる良い出来。
さて、ことりちゃんに協力することになったクラス一同。
ここでのあたるの取り仕切り方も上手い。班別に即時に分けるとはさすが。
大抵、こーいうのって決定権が誰にあるか分からぬまま集団で右往左往するんだよねー。
主役なだけはあるな
そしてすぐに家を特定する面堂。面堂家の情報力を使ったのだろう。流石である。
このあとは順調に相撲を取り、(余談だがおめめぱっちりのジャリテンは怖い)そして別れの時間がやってくる。
ここで冷静に考えるとことりの身勝手さが分かるんだが、そこを指摘するのは無粋というもの。
幽霊にとって成仏は至上命題なのだから、ジャリテンが邪魔して良い手合いのモノではない。
日没の描写は秀逸。夕日、日没、そして街灯の明かりが点されると共にことりちゃんが消えてゆく。
しのぶは泣き、面堂と錯乱坊は見守り、あたるはそっぽ。みんな優しいな。あたるはあたるなりの配慮なのだろう。その証拠に、寒空の下コタツを屋上に持ち込んでジャリテンに付き合ってる。実に面倒見がよい。
本当に仲が悪いなら「勝手にしろ」とそっぽを向くところだ。
そしてやってくる隕石。コタツねこが受け止めたはずなのにコタツねこごとどっかへ吹き飛んでしまい、残されたのは隕石とひしゃげた屋根。ラムちゃんは珍しく常識的な感想を言って幕。
| 固定リンク
コメント