« 2007年9月16日 - 2007年9月22日 | トップページ | 2007年9月30日 - 2007年10月6日 »

2007年9月23日 - 2007年9月29日

2007年9月29日 (土)

第104話 あぁ まぶたの母

第104話 あぁ まぶたの母

ちょっと今回はミーハー的に。

北久保ラーメンでまず笑う。牛丼マークはOSHIIとか書いてあるし。
コンビニの背景、普通美術背景持ってくるところを全部セル画。B.D.みたいだー。と思って今作開始。

竜之介の父が語る過去の思い出は「大陸に渡り(中略)15年戦争が(略)」と無茶苦茶。同時に中大兄皇子がウンヌンと言い出して胡散臭さに拍車がかかります。
このあたりも押井うる星的。こーいうの好きです(笑)

竜之介の台詞も凄い。
「どんな母ちゃんだったんだ?」「足の文数は?」文数ですよ、も・ん・す・う!これにはやられた。大笑い。

寝ぼけた竜之介の父と竜之介の追いかけっこが抱腹絶倒。
同じ動きでさ30センチ後ろぐらいで父が追いすがる。必死で逃げる竜之介。メガネみたいに壁を走り天井を走り、カメラが背後からくるりと前方へ回り込んだり側面に回り込んだり、映画でもこんな演出しないぞ。
絵コンテ押井守なんですよねー。押井的TVうる星の妙味ってこーいうところにあると思う。
竜之介の父は赤フンで、フンチラどころか見えまくり。おげぇ、気色悪~。女の子のフンチラは嬉しいのに男のはどうしてこうも気持ち悪いんでしょーかねぇ。竜之介の父だから余計に気持ち悪い(笑)

「ぅんでもって、数日後」のナレーション、ラムちゃんの声なんだけど、これがまた神懸り的にかわいい。
BパートよりAパートのほうが可愛い。
可愛いといえば作画もコンスタントに可愛く、そして竜之介の父はしっかり気持ち悪い(笑)
作画監督森山ゆうじなので納得なのですねー。そして山下原画のシーンは見てると修正入ってるけどやっぱりわかる(笑)
影ひとつとってみても格好いいもんなぁー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第87話 ねるどりっぷの季節

外の空気が一気に冷え込んで、氷出しからネルドリップの季節になりました。
ネル三枚目。在庫がつきました。
ミルクを入れてさぁどうぞ。

うる星やつら コンプリート・ミュージックボックスDisk6、M11~13をBGMに流せば気分は一気に喫茶DOBUSARADA(第87話さよならの季節)
20070929caffe
っつーわけで、愛する二人の神様に乾杯~。弁天さまは小さくてよく写ってませんけど~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月28日 (金)

第103話 パニックイン幽霊民宿

第103話 パニックイン幽霊民宿

お玉さんの話。

すだま亭に行く一行。ガイドブックに載っていない穴場、とあたるが言うと、しのぶは「いつものパターンになってきた」と不安がり、面堂は「諸星の言うとおりにすると最後にひどい目に遭う」とそのものズバリの指摘をする。
こういう話の作りのパターンである、それを観客と役者の暗黙の了解事項として話を進めるのだ…というのを明言してしまうという大胆さ。確かにシャコ貝の入り江でも同じようなパターンでしたね。
面堂は同じ失敗を繰り返したくないとカシコイ事を言うのですが、結局ずるずるとあたるのパターンに引きずられて話が始まります。

お玉さん登場シーンはブラシを入れている気合いの入りよう。ぞっとする美人、という設定でしたが確かにその通り。
今作ではAパートで1話、Bパートで1話を使う贅沢な作り。原作に忠実に描けばやっぱり面白いという好例です。
で、マニア的に原作との違いで良かったところをいくつか。
原作ではすだま亭の老夫婦の登場にも全く動じなかったラムちゃん、今作ではしっかり驚き、怖がっています。
これはポイント高いですねー。ドキドキサマーデートで描かれなかったホラーコースターで「ジャキーン」となって示したように、全然怖がらないという無敵の強さは、その強さ故に近づきがたい壁を感じてしまうんですが、今作ではちゃんと怖がっているので原作より近くに感じるんですよね。こういうところが原作よりもラブコメしているんだなぁ。
それでも肝っ玉が他の人より据わっているところは感じられるんですが、素直なのでマルです。
あの老夫妻がお化けの格好して出てきたときには皆パニックに陥るんですが(ラムちゃんもパニックになってあたるにかみつき電撃する!)驚いたあたるがラムちゃんにしがみついているシーンではしっかり喜んでる(笑)
こういうところが心憎いなぁ!
すだま亭では「うち猫又!」として飛び出ていくんですが、これまた化け物老夫婦の逆襲にあってしまう。原作では気持ち悪い不快害虫のオモチャの類を浴びせられるんですが、今作では怖い物。これでちゃんと怖がってる、ああ嬉しい(変態か(笑))
Bパートでは海へ。こっちもほぼ原作通り。面堂としのぶのかけあい(砂が熱い~)のくだりはアップの連続ながら名演技で面白い。
Aパートが原作に忠実で面白かったのに対して、Bパートは若干のアレンジが入ってる。こっちは原作をトレースしてそれなりに面白かった…という感想を抱いた。Aパートがドタバタギャグ(しかもアニメではほんのりラブコメ)なのに対し、Bパートはそんなに見せ場がないから仕方ないのかな。
ともあれ、原作そのままアニメにしても、やっぱりうる星は面白い、という結論でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月27日 (木)

更新頻度は落ちたけど

一時期は毎日更新だったのにWebサイトの方の更新頻度落ちたなぁと言われるかもしれませんが、こーみえても毎日ラムちゃん描いているんですよ。
お絵かきチャットもご無沙汰がちなんですが、目下冬コミのうる星本に向けてペン入れ中です。
たまに、メガネのペン入れだけで一日終わっちゃいますけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第102話 面堂家サマークリスマス

第102話 面堂家サマークリスマス

クリスマスツリーによじ登る話。

クリスマスの話を夏に持ってきてしまうという強引さ。
とはいえ、押井守のおかげでテンポ良く進み、さほど気になりません。
まぁ、こっちは一気に見ているんだしね。毎週水曜日夜7時半から週1話という贅沢をやってみたいものだけど、いかんせんそこまでの時間がない。

冒頭は面堂が銃のトレーニングをやっているという、まったく本編と関係ないところからスタート。
本編の途中に中途半端にオリジナル入れておかしくさせちゃうよりいいのかもね。
ともあれ、ここ、面堂のポーズではなく、顔を見て山下原画だと分かる無修正ぶり。濃いなぁ(笑)

さて、黒子があたるの家にやってきて招待状を渡す。
あたるに届いた郵便物はチェックするのが当然とばかりにのぞき込み、一緒に行くっちゃ!と連呼するラムちゃんが可愛い。ツボを押さえた可愛さだよなぁ。同じ事を今のアニメでやったら「狙ってる、あざとい」とか言い出すんだろうけど、ラムちゃんがやるとそんな気にならないから不思議。やはり、狙って作ってるのと好きで作ったらこーなりましたの差はでかいのかも。それに元祖だしね。
しっかし、これ見ているとあたる宛の郵便は全てラムちゃんチェックが入っていると考えてもおかしくなさそう。
未開封の物を盗み見はしなくても、あたるが読んでいると必ず首突っ込んでくると思う。諸星家に通信の秘密は存在しなさそうです。

招待状を受け取ったメガネはチビを女装させて参加。送迎車の中でチビを口説くかのごときメガネの所業はギャグや冗談の類にしても気持ち悪すぎて気が触れたとしか思えません(笑)
ヤオイネタが好きな人々といえど、このカップリングのこの格好では絵にならないと言ってパスでしょうなぁ。いや、凄い人はそれでもシリアスシーンにさらりと置換してしまうんでしょーけど、幸いにも周囲に腐った人はいないので安心です。

了子記念館についた一同は巨大クリスマスツリーに登り始めます。
トップでたどり着くと了子お嬢様の熱いキッスが、そのペアの女性には若の熱いキッスが贈られる…とのことですが、あたるはラムちゃんが面堂の毒牙にかかるのも構わず登り始めて良かったのかしら?
まぁ、了子ちゃんのキスはもらってもラムは渡さん!となるんでしょーが。
ラムちゃんは邪魔するのに必死。そりゃ目の前で他の女と接吻だなんて許せませんからね。

今作の面白いポイントは面堂の飛び降り。
すれ違って駄目だと分かっているのに何度も同じ事繰り返す。馬鹿というかアホというか。
そのアホっぷりに爆笑です。

最後、ラムちゃんを含めて全員でぶら下がり。
ラム、なんとかせぃ!といつもの台詞をあたるが吐くと、こんなに大勢無理だっちゃ!
…って、オンリーユーであんなに大勢引っ張っていたのに。
エル星って重力が地球より小さいのかな?

作画監督林隆文、原画山下将仁。うーん。作画監督が…と普段はなるんですが、山下原画を無修正で通したのはありがたい。作画の乱れもデフォルメとして解釈できる範疇でとどまってました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月26日 (水)

第101話 みじめ!愛とさすらいの母!?

第101話 みじめ!愛とさすらいの母!?

この話の感想っていうのも非常に難しいのよね。面白いかと聞かれると、面白いというわけでもなく、涙が出るというわけでもない。
しかし、この話はすごい。よくもまぁ水曜夜7時半からこれを流したものだと快哉を叫びたくなる。
視聴者の大半はぽかーんと口をあけていたんではなかろうか。
先日のBS2押井守特集でも放送されたし、B.D.の原型だと言われてきたので今更同じことを言う気もないのだが、これはB.D.の原型だ(言ってるじゃん)
みんなが言っていることをオウム返しに言ったところで何も目新しいものがないので、その辺の話からは逸れた話をしてみよう。

冒頭の諸星家の日常は格好いい。食事の光景とか見ていると、ラムちゃんのいる日常っていいよなぁーってしみじみ思う。そばで食事食べていてくれるだけでいい。幸せ。
あたるの父さんは徹底的に新聞に固執。寝ているところまで新聞で笑う。芸が細かいよなぁ。
ギャグは徹底して繰り返すべし!とは有名な芸人のせりふだったと思うが、まさしくそれ。

こけるちゃんはあたるコンパチブルなのだが背が小さい。これはラストで身長比を明確に描くからかなりはっきりとわかる。こけるちゃんのシーンで、ちゃんと平野文は人妻ラムの熟女声ラムちゃんの声を一児の母にふさわしい声色で演じている。大人になるとこんななんですかねぇー。
ちょっと普段の声っぽく、所帯じみた落ち着きを見せるところがいい。

メガネ医師の元で目が覚めるシーンでは「なんだったら通俗と言ってもよろしくってよ」のくだりにドキリとさせられる。あたるの母さんが「よろしくってよ」なんて、九鬼麗じゃあるまいし使わないだろうと思うのだけど、このギャップが新鮮(笑)
その後の欲望を満たすさまなんか見ると、本当、あの諸星あたるの母親だなぁ、この親あってこの子ありだなぁと思う。今作の全体を通じて作画が思わせる技なのだろうけど、あたるとの共通点が多い。寝姿とか。

宇宙人の襲来から我が家を守ろうとするあたるの父さん。
父さんが守ろうとしているものって何だったんでしょう。自らの労働の結晶である家屋?それとも家庭の象徴としての我が家?「パニックイン台風」では前者でありましたが、今作では(あたるの母さんの夢ということも手伝って)後者であるような気がします。

ラスト、不条理なままかごめかごめでエンディングになるわけですが、輪の外にいた母さんが振り返ると輪の中にいるという演出は鳥肌モノ。読解力に劣るうちは独自の視点から解釈を加える力がないのですが、ただただ不思議な、それでいて印象的なシーンでありました。
みんなで囲んで輪の中心にいる人物を観察しているのだと思いきや、振り返ってみれば観察対象が実は自だったのだ、なんて逆説的なところに押井守のエッセンスを感じるなぁなんてコメントでもしておけばいいですかね。既に似たようなこと他の人も書いているに違いないけど、今回はこの辺で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぽろりビューティフルドリーマー

ちょっと仕事の内容は違うんだけど、例えて言うなら今こんな感じ。

契約書が審査部門に行ったまま帰ってこない。
どうなってるんですかって聞くと、もうちょっとなんだけどって返事が返ってくる。
この取引が成立しないとうちは仕事にならない&半年間の努力が報われないので、早くしろ早くしろと言って既に一ヶ月。
同僚も上司も審査部門の遅さに呆れてしまい、顔を合わせれば愚痴の一つも出ようというもの。

「上司に進捗聞かれて、今審査部門に回しているからもう少し、もう少しって一ヶ月毎回同じ報告で、これじゃまるで…」
ビューティフルドリーマーだよね、って台詞はギリギリで飲み込んだ。あぶない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月25日 (火)

第100話 ダーリンが死んじゃう!?

第100話 ダーリンが死んじゃう!?

脳波計と心電図計を錯乱坊が引っこ抜く話。

冷蔵庫のドアを開放して茫然自失の面持ちで佇むあたる。クーラーがないから涼んでいるというものの、ちっとも涼しくない。お母さまからもらったというお札2枚(左右のブラから1枚ずつ取り出す!)をあたるに見せると、あたるはぱっとひったくって、「デートしよう!」と言い出します。
ラムちゃん驚愕し、そして言葉の意味をかみしめて大喜び。これ、今作のマクラとしては素晴らしい出来。あたるは「ラムとデートするとは言ってないもんね」と遁走してしまうわけですが、ラムちゃんはそんなこと微塵も知りません。
原作通りにランちゃんを見つけて後を追い、落としたケーキを食べて卒倒。食べた直後の真顔はシリアスで、この後の(ラムちゃんにとっては)真面目な展開を象徴するかのようです。あたる実は美形なんだ(笑)

押し入れの中から脳波計と心電図を取りだしてセット。なんでこんな所にあるかはともかく、ここまでちゃんと引っ張ってきたのね。普通、1人で患者搬送っていうと、せいぜい担ぐのが関の山なんだけど、首根っこつかんで空飛んでっちゃうからなぁ。ともあれ、UFOでなくてあたるの家っていうシチュエーションも良いよね。

さて、ラムちゃん異次元空間へ。
「こーんな女の子見なかったけ?」は確かに似てる(笑)
巨大五郎は有名なシーンであり、確かにここだけ切り取ると面白いんだけど、この状況下では浮きすぎ。
テンポよく探してきたのがぶっつり切られちゃいます。
トランプの女王ならぬ花札の女王とのゴルフ勝負も浮いているんだけど、小動物にゴルフクラブを振り下ろす事が出来ずに逃げ出してしまう、このシーンは基本的にラムちゃんって優しいんだ、と視聴者に明確に認識させるシーンなので、ラムちゃんファンとしては巨大五郎より高得点をあげたいところ。普通逆なんですけどね。

さて、ランちゃんまであと一歩の所であたるの脳波計はフラットに。
ダーリンが死んだ!とラムちゃん本気で泣く。
号泣。文字に形容しがたい泣き方。これほどまでに泣いたのは初めてじゃないですか。
今までヒステリカルに泣いたりしたことはあったけど、泣き叫ぶというのは初めて。
大事な人を失ったときの反応として正しい反応でしょう。
…急死の場合は反応が異なります。病院行こう、ああ忘れ物しないように、俺って意外と冷静だな、とか色々考えるて落ち着いているつもりになっているんだけど、事実を受け入れられないが故の無意識のうちの逃避行動の現れとして落ち着いているかのように思いこんでいるだけなのね。
でも、今回のように重篤な状態から死亡に至る場合の泣き方は、確かにこうです。
脳波計がフラットになった…事実として受け入れる…泣き出す…号泣、これです。
ここしばらく毎回言ってますが、平野文本当にうまくなった…と回を重ねるごとに思います。
原作では、レイが泣き声を聞きつけて「ラム」と反応してランちゃんが先回り、という絶妙な動きを見せていましたが、今回はレイとランちゃんあまり時間をおかずに反応し、一緒になってやってきます。
…ってことはレイとランちゃんは原作よりも進んだ仲なんですかね?
遠くでも聞き分けるところは、腐ってももと婚約者…と原作読んで嫉妬したりもしましたが(笑)

原作と異なり、アニメでは脳波形が止まった理由はラムちゃんがあたるの元へ戻るまでは明らかにされません。
漫画とアニメの表現方法の違いをうまく生かした演出でしょう。アニメでは1コマで場面転換という演出は難しいですからね。
生きていたあたるが平然と食っているシーンは実に自然体で生活感があってマル。
そこに飛び込んでいくラムちゃんの表情は、原作のほうがラブ度が高いというのがちと意外。
黙って声を上げるのを耐えながらあたるに飛び込む表情の機微というのは、アニメだと難しいのかもしれません。
無音になっちゃうしね。

ともあれ、あたラム好きにはたまらないこの話、ごちそーさまでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月24日 (月)

第99話 火消しママ参上!

第99話 火消しママ参上!

ジャリテンの母ちゃんの話。
シナリオは原作通りなので特に言うことありません。だがしかし、演出と作画が最高なのであります。
絵コンテ押井守、作画監督森山ゆうじ、原画もりやまゆうじ(笑)だもん。
ジャリテンの母ちゃんがやってくるまでの冒頭、スイカの奪い合いであたるが勝利。(なんとコタツ猫にも勝つ)
勝者がスイカ独占なのだが、「ラムおいで、一切れ分けてやろう」と、ほんのりラブコメ。これは絶妙だ、絶妙。
半分こするのではなく、ラムちゃんにだけ分ける。うまいよなぁー。でもって大半は自分で食うんですぜ。
ラムちゃんは冒頭から作画の可愛さ爆発。
うちは、トラジマビキニのブラは縞3本が最も良いと思ってるのですが、それはこの森山ラムから来てるのです。
3本を上回るバランスの良いトラジマをみたことがない。太くて安定しているでしょ?
ジャリテンの母ちゃんがやってくると、当然視線はそっちに移ってしまうわけですが、宇宙の人たちの人格破綻ぶりはここでも健在。壁を突き破るだけでは飽きたらず、半鐘の音を聞きつけるや床を破壊して下から飛び出してくる始末。
ジャリテンの母ちゃんが放火魔の話をするときの様子は完全に加虐嗜好の持ち主のソレですね(笑)いろんな意味で危ない人だなぁ。火消しの瞬間スカーっとするどころの話じゃありません。お近づきになりたくないなぁ。
鬼星では逮捕した犯罪者に対して判決が降りる前に暴行を加えてもいいんでしょうか。火あぶりになるとか前近代的な刑罰やってるし、文明の差違と言えばそれまでですが、現代日本の感覚との違いは大きいと言わざるを得ません。そう考えると初期ラムがいろいろぶっ飛んでるのも頷ける話。だいぶ地球の倫理観に馴染んできてくれてほっとしています。

話の流れは原作通りですが、母ちゃんの放水の過剰演出に抱腹絶倒。
ジャリテンの偽ラブレターに騙され、放送室に閉じこめられたあたる。放送機器のスイッチを入れて半鐘を鳴らします。
するとラムちゃんの絵が入った弁当箱に箸をつけたメガネの背後から津波が!
教室の窓からは滝のように水が噴き出し、流された生徒が窓に掴まって窓の外に放り出されまいと必死で耐える(笑)
しかも、このメガネが流されたのは伏線であって、この後2通目のラブレターは気絶して仰向けになったメガネが水に流されてやってきて、口にラブレターが咥えられているとゆー(笑)

ジャリテンによって木に縛り付けられ、木が燃えだして身の危険を感じたあたるは原作通りに木を引っこ抜く。
そのときの台詞が「ゴーリキショウライ」(イナズマン)で大笑い。
竜之介登場の話では加速装置(サイボーグ009)使いまくるし、桃源郷の話では「レインボーマンは今頃インドの山奥で」と、後に宿題を忘れた北斗君VSコタツネコをやっちゃううる星なだけはある。
ここでラムちゃん、縄をほどこうと必死。ラブコメだなぁー。

原作通りにあたるが学校を破壊して終わりなんだけど、作画の可愛さ(母ちゃんの変な顔までもが可愛い)は凄いし、過剰演出は楽しいし、文句なしでお薦めの二重丸作品なのは言うに及ばず。ラムちゃんがずーっと冷ややかな視線で、かつあたるの危機には原作よりも恋人目線で接するところが可愛いのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月23日 (日)

第98話 そして誰もいなくなったっちゃ!?

第98話 そして誰もいなくなったっちゃ!?

本放送当時賛否両論だった話題作。

賛否どっち?と聞かれたら、どっちに挙手すればいいのか迷うというのが正直な感想。
アニメうる星の多様性、なんでもアリ(けも先生にとっては駄目だったようですが)のうる星の芸域の広さを物語る作品だ、という評価をしたいと思います。ってことは前向き高評価って事ですかね。
けも先生がやってはいけないことをしたと仰せられていましたが、うちは本当に各メンバーが死んでいるわけではないので、別にそこで憤ったりはしないんですな。
それよりも、あのオルゴールがなって温泉マークが語るところで全身の毛穴という毛穴がキュウと縮こまり、ソソケだつ感覚に襲われておりました。
うちは推理小説を読むときにあまり推理しないタイプなので、今作においても(結末知ってるし)推理せず、スリル物の映画を見ている感じで見てました。鳥肌立ちっぱなし。

否定派はうる星の面々が死んでしまう描写に対して憤りを感じたのが大半でしょう。でも、うちは親衛隊の面々を含むあのメンバーがラムちゃんを泣かせたということに対して憤りを感じずにはいられません(笑)
ラムちゃんもポロポロ泣いていたのに意外とすんなり受け入れてしまう。憤りのあまり電撃放って森の小動物を怯えさせたのにもかかわらず、である。
まぁ、浮気癖が治るかもと言われたら受け入れちゃうのかもしれませんね。ラムちゃんそーいうところは純粋だから。
次々とメンバーが殺され、遂にラムちゃんまでもが死んでしまう。
「歌の中のミソサザエは夫婦で…」というあたるの台詞は、「普段は夫婦だとか言っているくせに」という意識の表れか、はたまた自分たちが恋人以上に到達している間柄と暗黙のうちに了解しているということなのか…
ともあれ、思わせぶりかつ自然な台詞です。このシーンの後の狂乱ぶり、そして死んだラムちゃんをベッドに寝かせ、手を握ったまま一晩を明かすところ、ラムちゃんが起きていたら、それこそ泣いて喜んだんじゃないですかね。
残念なのは、おそらくこの光景を誰もラムちゃんに語って聞かせてはいないであろう事。
これを知っていたら、次作以降のうる星やつらは世界観が変わっていたかもしれません(笑)
毎週ごとにリセットされるうる星だけど、知らずじまいというのは結果的にうる星の世界を崩さずに済んでいる、と位置づけることが可能だ…と考えることにします。

白髪になったあたるが茫然自失の体で部屋の隅で足を抱えているシーンで島の描写は終わり、舞台は病院へ。
ほんのイタズラ心だった…とメンバーは述懐しますが、これであたるの性格が変わるとも思いがたい。変わったとしても人間不信か何かになってしまうのではなかろうか。そして、ラムちゃんまでグルになっていた、と知ったとき、あたるは今までみたいに「根拠は無いけど全幅の信頼を寄せる」(ラムは俺に惚れているんだからな、とか)ことを続けられるだろうか。
結果から言えばそれはYesであり、面堂達の試みがイタズラならば成功であったし、あたるの改善にあるのなら徒労ですかなかった事を物語っているのが、この話に対して一定の救いを与えている。

だからといって、作品全体を総括して善し悪しというのはうちにとっては論じにくい。
アニメうる星の幅の広さ、うる星という世界の懐の広さに、ただ広いなぁと言うばかりである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月16日 - 2007年9月22日 | トップページ | 2007年9月30日 - 2007年10月6日 »