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2012年4月17日 (火)

クルドサックのある景色

住宅街の路地の突き当たりが小さなロータリーになっていて、そこに植え込みがあったりする。
これをクルドサックと呼ぶそうだ。

西洋の高級住宅街みたいな話だが、日本にもある。
それが今では高級住宅街となってしまった東武東上線ときわ台である。
中産階級向けの文化住宅として企画されたのだがお屋敷街になってしまった。

完成当時(昭和10年!)の写真を見て「なにこれ格好いい!」と思わず叫び、現状を見たくなって現地を訪問してみた。

開発エリアには特徴的なプロムナードがぐるりと円形に延びており、特徴だった街並みを作り出している。
P1270473
出来たときは街並みは生け垣で揃えられていたらしい。案の定、無理解な後生の住人により生け垣だった家はコンクリの壁になり、クルドサックには不釣り合いな木々が生え、(饅頭のような低木が中央部分にちょこんと植えてある盆栽のような感覚こそ美しいのに!)酷いところではゴミ捨て場となっている。
しかし、それでも昭和の名残たる生け垣の家や、木々が育ちすぎてはいるものの手入れされたクルドサックには豊かな住環境の片鱗を見いだすことが出来る。
中でも自分の評価では上位に位置するクルドサックの写真がこれ。
P1270494


素晴らしかったのが、公園を借景とし、庭木と一体感ある美を醸していたこの家。
P1270496

手入れは大変であろうが、近所の中途半端なスパニッシュ風の不釣り合いな家々に負けず、この品位を保ち続けて欲しいものだ。

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