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2012年8月19日 - 2012年8月25日

2012年8月24日 (金)

長野電鉄特急スノーモンキー

長野電鉄(長野~湯田中)には小田急のロマンスカーと成田エクスプレス(N'EX)で使われていた車両が、当時の塗装のまま走っています。
どちらも特急車として有名な車両なのですが、今回は成田エクスプレス時代には到底乗れない高嶺の花だったグリーン個室に乗ってきました。

なんてったって、JRのグリーン個室時代は値下げ後でも1室6千円。それが長野電鉄では1室千円で使えちゃう!
特急料金だって一律100円、ワンコインですよ!

そんなわけでフリーパスを買って乗りに行くわけですが、全線フリーパスは2日間有効で2260円の長電フリー乗車券があります。
ところが、よーくサイトを見たら「ながでんシネマきっぷ」1800円には1日分の全線フリーパスと指定館での映画鑑賞券がセットになっている。
今回は1日しか乗れないので「ながでんシネマきっぷ」を購入。

さて、個室を取るために長野電鉄長野駅窓口で個室券を発券してもらいます。
これは当日売りの先着順。幸い全列車空室の状態だったので直近の特急を予約し、それまでの間、保存車両の置いてある小布施駅の見学に行きました。
やってくる列車、交換する列車はいずれも東急から来たステンレス車。日比谷線の3000系はどこにも見えません。
須坂の車庫で眠っているばかりで、もう乗れないのかなとこの時は思いました。
小布施の保存車両はとても大切にされており、綺麗な状態で再会することが出来ました。特急車の品格を感じますね。

さて、須坂で留置車両の撮影をしながら長野へ戻り、お待ちかねの「スノーモンキー」に乗車。
Dscf8448
憧れのグリーン個室に入ると、おお、バブル時代の設計だなと思わせる空間が広がってました。
(バブリーなのは東武特急スペーシアの方が上)
企業の応接室を思わせるソファーは、ボタンで座面と腰当てがせり出してリラックスした姿勢を取れるようになっています。
試しに対面する両側のシートを全てリクライニング状態にして足を伸ばしてみましたが、反対側の座面に足が乗るか乗らないか、といった広々とした足下でした。
Dscf8459
通路側にも窓が付いていますが、これは壁のスイッチを入れるとスモーク窓に早変わりする液晶窓。
なんとも未来を感じさせる造りじゃないですか。この車両が出来た時期を考えると実に先進的です。
肝心のスイッチは家庭用の壁付け照明スイッチの形で部屋の雰囲気と比べて浮いた感じなのは惜しい感じ。
しかし、総じて出来が良く、寝台列車を除けば開放室のグランクラスよりこっちの方がよいのでは?と思うほど。
(グランクラスに乗ったらまた意見が変わるかもしれません)
100系新幹線の個室も乗ってみたかったなぁ…

シート、いや、ソファーにゆったりと腰を落ち着けて、須坂駅前のスーパーで買った「ごっくん馬路村」の封を開けてちびちび。
ああ最高、なんたる贅沢!個室特急ってこんなに良い物なのか!
揺れも少なくてこれなら原稿だって描けちゃう!いやいや、車窓を見るのに一生懸命でそれどころじゃなかったんですが。
終点の湯田中に着くまでの至福の1時間。どんどん山を登って行くと対面の山肌につづら折りとなっている農道の描く景色がまた素敵。
もっと乗っていたいと思っているうちに湯田中到着。向かいのバスタクシーの待合いが生み出す昭和の温泉街といった雰囲気が素晴らしい。
駅裏の温泉に入っていきたかったけど折り返しの特急に乗るので足湯で我慢。
折り返しは特急普通車に乗りましたが、集団お見合い式のシートに驚いた。これ、グループで行くなら迷わず個室でしょう。100円の特急席って考えると凄い安くてお得なんだけど、あの豪華な個室に乗っちゃうと落差の激しさにショックを受ける。足湯で暖まったからか、ついうとうと。うとうとする乗り心地の良さであったわけだから、決して悪い席じゃないんだけどね。いやはや個室が良すぎました。

その後はフリーパスを生かしてロマンスカーに乗って湯田中長野間を二度目の往復。
全車自由席なのですが、無事展望席を確保。
Dscf8578
ちなみに、元営団地下鉄日比谷線の3000系は2両編成で信州中野~湯田中間のローカル運用に付いてました。

結局、映画の券はどうしたかって?
ちゃんと映画見ましたよ。東京で映画に行くのと同額のきっぷで映画を見て、しかも1日長野電鉄乗り放題。
こんなにお得なきっぷ、なかなか無いよね。


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2012年8月23日 (木)

錦川鉄道に乗りました

雨です。錦川鉄道に乗りました。

錦川鉄道は国鉄の岩日線が第三セクターに転換したものです。
岩国から2両のディーゼルカーに乗ると、後部は締め切りの回送扱い。先頭1両が乗車口なんですが屋根のないところから乗るハメに。
P1290049


岩徳線と分岐して錦川鉄道線に入ると速度がぐっと上がります。
道路も川も橋で次々とまたぎ踏切がありません。ふーむここも鉄建公団線なのかもと思いつつ、新幹線新岩国駅が見えてきました。新岩国横の新幹線保守車両留置線に線路が延びています。柵で仕切られてはいる物の、ここからレール搬入などを行ったんでしょう。今はやってるのかなと気になります。(帰りに確認したらレールは寸断されていました。国鉄時代だけだったようです)
新岩国駅最寄りの駅は将来上下交換できるように準備されていました。

列車は錦川沿いに走り、滝などの景勝地では減速して風景を見せてくれます。
放送が入るわけではないので、てっきりJR西日本みたいに危険箇所なので減速運転しているのかと思ってました。川の方ばかり見ていたので、なかなか山側の滝に気づかなかったのです。

そんなサービスたっぷりの列車に揺られているうちに終点の錦町駅に。
ここからは工事途中で放棄された岩日北線の路盤を辿る観光電気バス「とことこトレイン」に乗り換えます。バスと言うよりトロッコの趣ですね。
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鉄建公団が作った路盤だけあって、どーんとトンネルを貫通させて真っ直ぐに伸びています。トンネルの中には地元の人たちが蛍光石を使って壁面に絵を描いており、ブラックライトでキラキラと発光しているんですが、子供の絵って市民参加の象徴としては素晴らしいんですが、観光客がわざわざ自分じゃない子供の絵を見に来るのかというと疑問符が。
P1290095
床面には蛍光石がランダムに埋められており、こっちの方が観光客向けではないかなあと思います。
それにしてもコンクリ路盤にゴムタイヤは良く揺れる。列車では考えられない上下動はまるでマッサージ機。手がぶれて写真も満足に撮れません。それでも明かり区間は「これぞ線路敷」という絶妙なカーブだったりして、マニアにはたまりません。未成のホーム跡というのもいい。
途中からは桜並木の中をくぐっていきます。桜の時期に乗ると最高でしょう。何しろ桜の枝が伸びているので、これがが車内に飛び込んで襲ってくる(笑)
散り始めだったら車内は花びらまみれになることでしょう。
終点では雨が降っており、軽く写真だけ撮って車内で待機。
路盤はまだ続いているんですが、高速新線にでもしない限り作っても直ぐ廃止だったろうなと思えるほどの人口密度しかありません。
折り返し、錦川駅までトンネル見物しながら戻るものの、雨は行きよりも強くなってました。

さて、ここで昼食。駅前を見渡すと釣り餌を売る商店に食事の看板が。選択肢も他になさそうです。
店内にはいると昭和の駅前食堂そのまま!
明かりが消えていてやっていないのかと思ったものの、声をかけてみると戦前生まれの女将が登場。
次の列車に間に合うメニューを頼み、しばし待つと料理が出てきました。
岩日線(現・錦川鉄道)の栄枯盛衰を見守ってきた老女将、話せばなんと戦後は県の土壌調査に従事したそうで、土を見ればコメが旨いか分かるとのこと。
旨い米は舌に載せて少し置いておけば甘みが出てくる。粘土質の土がいい。この辺は粘土質だからね。あっちの部落は砂地だから、米も旨くない。おにぎりを握ってもぽろぽろ崩れてしまう。旨い米ならウメボシ入れて握れば翌日になっても旨いもの等々、話は一向に尽きません。
戦時中は空襲に遭い、「ヤンキーに銃を向けられた」(艦載機に襲われたと思われる)との証言も。女将は激動の昭和を生き抜いてきたのでした。
壁の張り紙にあった、ブルーマウンテン100%300円の記述に、試してみたいと食指が動くも、あいにく時計を見れば列車出発が迫っており、泣く泣く辞去。

上り列車では疲れが出たのかすっかり船をこいでしまいました。


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