« 6月下旬のうる星やつら情報まとめ | トップページ | ラムちゃんイメージの水着が出るよ »

2015年7月 4日 (土)

なんでも飲みこむダーリン

「ダーリンは口に入れるとなんでも飲みこむクセがあるっちゃ。」(コミックス18巻「ミス友引コンテスト;予備選」)
この台詞、何度も何度も読み込んだはずのミス友引ながら、特に注目することもなく、投票用紙を食べちゃったあたるの状況説明に使われているだけだと長年思い込んでいた。

だがしかし、今になって気がついた。
この台詞、単にあたるの習性をラムちゃんが見抜いているという以上の意味があるではないか。

口に入れた物が「食べると危ないな」と思われる場合、人間は反射的にはき出す。毒物を味覚で探知し、防御反応として吐き出すからである。
だがしかし、あたるは「口に入れるとなんでも飲み込む」のである。
だから、ラムちゃんの激辛料理も口に入れると飲み込んでしまうのだ。

それ故、ラムちゃんも「あたるに食べさせる」から「とりあえず口の中に放り込む」へと戦術が変わってくる。
ミス友引の3話前の「夜を二人で!!」でも、口に放り込まれた激辛料理を飲み込んだらしく、腫れ上がった唇のシーンでは喉を両手で押さえているのだ。

なんということだろう。ラムちゃんはあたるの性質をその観察眼によって見抜き、利用するところまできている。
この事実に気づいたとき、今までなんと重要な台詞を見落としていたのかと愕然とした。

これが、あたるが口にした瞬間吐き出していたらどうだったか、キャンプの時の面堂らも頑張って吐き出さずに飲み込んでいたが、誰かが吐き出していたらどうだったか。
ラムちゃんがペダル式調理器を持ち出すまでの長い間、激辛料理をひたすら食べさせるという不毛な挑戦を行うことなく、早期に路線転向をしていたかもしれない。

毎度述べているが、うる星はあくまでもギャグ漫画。
しかし、作者の意図がどこにあるにせよ、様々な解釈が出来る懐の深い作品である。
様々な想像の余地が随所にしかけられており、そして深く読み込むほどに面白い。
咀嚼する機会を与えてくれたのは若手ファンの発言がきっかけだったが、読む人が変われば見方も変わるだけに、新たな発見は尽きるところがない。

|

« 6月下旬のうる星やつら情報まとめ | トップページ | ラムちゃんイメージの水着が出るよ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141021/61834205

この記事へのトラックバック一覧です: なんでも飲みこむダーリン:

« 6月下旬のうる星やつら情報まとめ | トップページ | ラムちゃんイメージの水着が出るよ »