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2015年8月 6日 (木)

流氷に乗ってきたぞ

いやー、暑い!暑いですね!そんな皆さんに今年の冬の北海道旅行記です。

予約した途端に経営破綻が伝えられたSKYMARKの航空券を握りしめ、羽田空港の搭乗口で待つこと1時間。時間になっても全然ゲートは開かず、結局羽田を出たのは1時間遅れ。遅れた飛行機に新千歳のボーディングブリッジが空いているはずもなく、沖止めからのバスで北海道の大地を踏みました。
すっかり夜になった札幌では流氷特急オホーツクの風の入線を見物。明日これに乗るのだと思いながら、札幌駅近くの「エレクトリックシープバーJR55札幌駅店」(名前長いな)に。ここは札幌駅の桑園方に出入りする列車を眺められるのです。幸いにも窓側の連席が取れ、たばこの煙も運良く流れてこなかったので快適快適。大人の雰囲気なので、カメラ取り出してパシャパシャやるのが憚られるので写真は無し。

さて翌日。オホーツクの風は展望席最前列を確保していたのでワクワクしながら札幌駅の階段を昇ると、そこにいるのは183系4連。前の列車がまだ出ていないのかと思いきや、車両不具合のため車両変更との由。所定より指定席1両不足のため、哀れ展望席は車両中心付近の席に変更となったのでした。とどめに、車内販売無しの為、予定していた昼食の駅弁確保も失敗という、久々に踏んだり蹴ったりの展開。
オホーツクの風は定期のオホーツクに比べ、30分遅く出発して1時間遅く終着するというゆっくり列車。乗車時間5:52というロングラン列車です。臨時列車なだけあって、定期列車の合間で走るらしく駅間速度もゆっくり。しかも、走り始めてすぐに運転停車で側線に入り、定期のスーパーカムイに抜かれます。特急に抜かれる特急とは久しぶりに乗りました。先を急ぐスーパーカムイは旭川まで、1:25、対して我がオホーツクの風は1:42。どうりでスジが寝ているわけです。
大麻-野幌間でもうすぐ全廃となる711系と行き違い。その先でも711系は2列車を車窓に眺め、国鉄色復刻編成を含めて見ることが出来ました。
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砂川のあたりでは木々の先が陽光を受けてキラキラと輝いています。何かと思ったら樹氷になっているのでした。幹には氷が着かず、枝の先の方が凍っている。まるで桜の花が白く咲いたようになっている木もありました。
旭川から先は山間を右に左に曲がりながら走ります。川は結氷し、ところどころで思い出したように水面が見え、またすぐ氷の下に流れは潜ってしまう。どうにも不思議に見えるものです。
車内は暑く、上着は全部脱いでしまいました。
意外にも旭川から先に樹氷はありません。列車は雪深い山中を右へ左へ。幾多の駅と信号場(廃駅)を通過していきますが、駅だけは除雪されています。前回、駅で折り返すハメになった思い出深い丸瀬布、短時間ですぐ出発した遠軽、寒かった記憶が強い北見を過ぎ、気がつけばお腹が空いたとの感想と共に氷上のワカサギ釣りと覚しきテントの林立する網走湖を左に見やりつつ、網走駅へ。

網走駅では流氷ノロッコ号へ。指定席満員だったのですぐさま乗り換えます。駅弁よりも先に座席!
ノロッコ号指定席は外国人観光客の山!いったいどこから来たのかと言うほど多くの乗客が。一本前のオホーツクと合わせて二個列車の乗客が集中しているとはいえ、途中駅でかなり下車しているはず。うちが乗ってきた列車だって網走到着時の乗車率は4割ほどだったのですから…観光バスなんでしょうか?
最大限の編成で網走を出発!しばらく走ると、待ちに待った流氷が見えてきました。海の上に白い物が…
列車が走るにつれ、次第に流氷の面積は増えていきます。
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喫茶「停車場」で有名な流氷の見える駅、北浜では一斉に観光客が降りて展望台へ。うちも登りましたが、観光バスがやってきて駅は大混雑。喫茶によるのは憧れですが、この列車を逃すと大変なことになるので、ペコペコのお腹を抱えながら出発。新しい駅舎の知床斜里で下車し、路線バスでウトロ温泉へ向かいます。
空港発のバスに乗ったらこの後のバスがホテルの前まで行くよと言われ、一般乗り合いの路線バスを待つことにします。路線バスには大量の団体客が。どうも定年後のご一行らしい。幹事と覚しき老人が、最後の地元客が降りたあたりで運転士に話しかけます。
「景色の良いところで止まってよ!なっ!」
こういう時、昭和20年代生まれは強い。うちでは絶対に口にできません。
おかげで、運転士さんは観光案内をはじめ、全部聞くことが出来ました。
天に続く道と言われている一直線の道を進み、これから山に登ると言うところで左に曲がると、やがて坂の下に一面の流氷が広がります。釧網本線で見たのとは全然違う!海の半分以上が流氷!
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そして宿に着くと、窓の外に一面の流氷と街の灯が…
お世話になったいるかホテルはずいぶんと快適で、家庭的な雰囲気。宿に来た人との会話も弾みます。
オーロラショーも見に行きました。
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ドラム缶でガンガン火を燃やして煙を立ちこめさせたところにレーザー光線を放つという観光客向けイベント。綺麗でしたが気がつくと体からたき火の臭いが(笑)そしてひたすらに寒い。足下からじわりと冷えてきます。正直最後は辛かった。北海道の長靴は靴底に耐寒用のセラミックパネルがあるそうですが、内地の靴では限界がありました。靴を北海道仕様で揃えて行くべきでしょう。ウトロに泊まるなら一見の価値はあると思います。

翌朝は早朝出発の流氷ウォークツアーに参加。
なにせ以前の流氷観光は空振りだっただけに、流氷の上に乗れるとは感激です。
専用の耐寒スーツを着て歩行開始。屋外は極寒。分厚いスーツ、気分は海王星です。
流氷はどうも溶け始めているらしく、あちこちに亀裂が入っています。インストラクター曰く、歩けるのは午前中までだろうとの事。幸運でした。
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岸に近い所の流氷の谷間で訓練してから沖に向かって歩き出すと、所々薄氷があり思いっきり踏み抜いて下半身水没というハプニングもあります。前でもドボン、後ろでもドボン。専用スーツのおかげで上半身は浮くので、皆に引き上げられて復帰していましたが、全員笑顔でした。薄氷の箇所や平滑な氷は流氷ではなく、流氷の隙間の海水が凍ったのだとか。海岸沿いは板状の氷が積み重なっているのも同じ理由です。
自分の乗った氷にひびが入って沈むというのも体験しました。氷の上に座っていると、いつの間にか足下に水が。次第に足場が傾いていって気がつくと水没しています。いつの間にか完全に水の中で、スーツのおかげで浮いている状態に。
よし、無事な氷によじ登ろうと手をかけるとそこも沈む。上半身を氷の上に横たえて、必至に上ろうと脚をバタつかせると、そのまま上半身を預けた氷が傾いて水没してしまう。やがて腹ばいになるからいけないのだと気がついて、背中を氷に乗せてせり上がると何とかなりました。これも貴重な体験で面白かったです。
そろそろ出発ですとインストラクターに言われて、楽しい時間はあっという間だ、もっと遊んでいたいと思いながらも陸地に向かうと、あっちでつまづき、こっちで転びそうになる。耐寒スーツの重さで体が疲れていて脚が上がらないのです。それを考えるとコースの時間配分は絶妙でした。

もう一日分遊び尽くした気持ちになって、その後の朝食では去るのが惜しい気持ちに。流氷を眺めながら珈琲をいただき、満ち足りた気持ちで出発しました。
その後は摩周駅に出て、地元弟子屈町が行っている観光バスで摩周湖へ。霧で視界が全然聞かない上に非常に寒い!バスに戻るにもバスが見えません。さすがは霧の摩周湖。
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その後は凍結した屈斜路湖畔の砂湯に憩う白鳥を眺めたり、雪の中で水蒸気を吹き上げる硫黄山を眺めたり。それにしても、僅か1500円でフリーパスが買えるなんて安い。レンタカーいらずです。視界30mを切る霧の中や雪道をレンタカーで走ったら多分うちはスクラップになっていることでしょう。ありがたい取り組みです。

翌日は釧路湿原を定期観光バスで巡ることに。外国人ツアー客の多いこと!
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未だ訪れたことのない鶴居村、タンチョウを保護しており沢山見られると聞いていましたが、行ってみてビックリ。一面の丹頂鶴ではないですか。驚きました。そしてそれを囲むカメラマンの数!立派な超望遠カメラが一列に並び、それはそれは壮観でした。
その後は釧路湿原展望台方面へ。途中、鶴居村営軌道の痕跡と思しき道を車窓に見つけてワクワク。展望台の道案内を見ると、どうやらあたりだったようです。
釧路湿原を一望し、食事を済ませたらバスは釧路湿原の中を横断します。
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舗装が尽きた道をゴトゴトと走っていくと、ノロッコ号の車内からの眺めとは異なった、また新たな景色が。
湿原も遠くから見るのと中から見るのでは全く感想が異なります。未体験の人は是非行った方がよいでしょう。
湿原の景色に感動し、後は帰路につくだけ、と思いきや、なんと帰りのノロッコ号が機関車故障で運休!
定期観光バスの途中下車をやめてそのまま釧路まで直通し、根室本線で市街から外れた別保まで進み、日没を眺めて折り返し。いやー、綺麗だった。
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最後は太楽毛駅から空港行きのバスとLCCを乗り継いで関東に帰ってきました。
いやはや、慌ただしくも楽しい、北海道の魅力を濃縮した旅でした。

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