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2015年2月8日 - 2015年2月14日

2015年2月13日 (金)

子供時代の過激なラムちゃんを考える

ラムちゃんの子供時代はハチャメチャである。
朝顔ロボットは谷底に投棄し、惑星教師CAO-2にはミサイルを撃ち込んだあげく無人の星に放置。
医療用ロボットは大ハンマーで一撃のもとに躊躇無く破壊。
ケンカ?うちも行く!と弁天について行くほど血の気は多いときている。人倫の欠片もないどーしょーもない苛烈な人格に見える。
一方、高校生の今となってはジャリテンに弱い者いじめはいけないと諭し、小動物を愛する心に溢れている。
おまけに、常軌を逸した存在である生き物に対しても、様々な宇宙人と接して慣れているのか騒いだり、毛嫌いしたりすることもない。
このギャップは何なのだ。地球に来て性格が丸くなったんだろーか(実際丸くなっていると思う)等と色々考えていたが、自分の中で納得がいく仮説が出来たのが毎日アニメうる星を見ていた8年前である。

「ラムちゃんは基本的に生き物には優しく、ロボットには厳しいんじゃなかろうか。」

ボーイミーツガールでわかるように、人間と寸分違わぬように見えるダミーロボットが登場するのが宇宙である。
人間にいくら似ていようと、ロボットはロボット、人間と形は違えど生命体は生命体。
そう考えると、生命体に対しては差別意識を持たずに分け隔て無く接している。
あのジャリテンですら、あたる達の「人類が生物の頂点」とした横暴な振る舞いを原生生物の逆襲で指摘している位だ。
もしかすると、これが宇宙の標準的な考え方なのでは無かろうか。
少なくとも、鬼星とその周辺においてはそのように見える。一方でラムにキスを迫った侵略者やラグビーボール型宇宙船の女王は奴隷制であり違う文化であると言える。

一方で、ロボットは生命体によって使役される存在として明確に区分されており、そこに一切の人権の類は存在していないように見える。

カバン持ちロボは自己の存在意義が違うと反駁したが、ラムとカバン持ちロボの間には明確な使役の関係が成立しており、ラムは耳をかさずにカタログによって確認している。
一方では作中に雇用関係以外では宇宙人によって一方的に使役される生命体の存在を見ない。
ひどいわヶ原の恐竜を攻撃する話こそあれ、それですら子供故の残酷さが目立つ程度である。カエルにロケットを付けて飛ばした団塊の世代の少年期の方がよほど残酷だ。子供の頃のラムは決して生殺与奪の大権を振りかざしているわけではなく、ロボットに対する接し方とは全く異なっていると言える。

以上より、相手の容姿形状性別星系を問わず、生命体としての個を尊重するのがラムの本質であり、それが優しいラムちゃんとして認識されている。一方でロボットに対しては生命体と同一視せず、あくまで生命体に対する奉仕者であり一段下の存在というのが基本姿勢であると考えられ、それが苛烈な振る舞いとして発露しているという仮説を立てられるのではないか。
ロボットと人間の境界が容姿の面ではほぼ同一になる世界だ。命の尊重という意味から、あえて区別する文化が発展してもおかしくはない。
(この辺は「第185話 大魔神現る!ラムの危険なお買い物!?」「第190話 宇宙からの侵略者!あやうしラムの唇!!」で考えてきた)

ここまで考えると、最終話ボーイミーツガールで、ラム人形にだまされたあたるを激しく非難するラムの姿も、単なる意地の張り合いや嫉妬ではなく、文化の差異に基づく根深い問題と捉えることが出来る。あたるは生物より下位の存在であるロボットを自分と間違えるという取り返しの付かない愚を犯したということになる。

無論、うる星はギャグ漫画であり、作者の真意からかけ離れた見方だとおもう。
だが、こういう思考実験をするだけの深みがうる星には存在するのもまた事実。うる星は何度見ても面白い。

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2015年2月 8日 (日)

横浜ランドマークタワーの麗しき夜景

横浜ランドマークタワー展望台には初めて登った。
視界は房総半島まで見えるが富士山は見えないといった感じ。
桜木町駅方面(南方)を見やると、首都高狩場線まではビル群、その向こうは途端に住宅街になることに気づいたりと、なかなかに面白い。

しかし、なんといってもやはり、都会は夜景が美しい。

小さなコンパクトデジカメだけど、最近はカメラが優秀なので画像をやたらと拡大しなければ綺麗な写真が撮れる。
中でもお気に入りなのがこれ。家路へ急ぐ列車は、通勤列車のそれであっても物語を感じずにはいられない。
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目の前の遊園地とホテルが描き出す都市空間は、まるでゲーム「A列車で行こう」のコンセプトアート。
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夜景は完全に日が落ちてからの方が美しい。時間が許せば日没前後で見比べたいものだ。
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