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2018年4月29日 - 2018年5月5日

2018年5月 3日 (木)

コミケ89を終えて

コミケ89、楽しんできました。
今更?という時期ですが、所謂「もう時効だろう」という理由で今になって公開します。
なにせ2015年12月のことです。

3日間、自分がお仕事した場所は前回と同じ東西間通路の「ブリッジ」。
今回はここしばらくでも滅多にない楽しいことがありました。

1日目はサークル参加ですが、一般入場中だけお仕事をしてきました。
コミケは初めてという新人クンを引き連れて北コンコースとブリッジの付け根で列の仕分け。
最初だけお手本を示しますが、彼は非常に優秀だったのですぐに任せてしまいました。
そして仕分けてみたら、まぁなんと列の少ないこと。驚きです。みんな企業行っちゃっているのねー。うちらが仕分けた列はあっという間に館内に飲み込まれて消えていきました。

3日目は非常に大変。
新ジャンルが流行するときの世代交代に伴いマナーが一時的に低下するのはいつものことなんですが、今回は辛かった。
一般列の仕分けを行うときも、入場を開始した一般列をエスカレーターに乗せるときも、まるで校庭の蛇口を全開にひねったときのように、人がほとばしるように出てくる出てくる。エスカレーター別に列を作らなければ到底整理ができません。
人の海と化したブリッジの中にメガホンを掲げてバンザイのポーズで突入して列が分かれるか様子を見に行くも、ある一定の所まで行ったら完全に列が分かれなくなって埋没してしまいました。「オレに分けられない列がない!」との気概を持っていただけに大ショック。
「うっ!これ以上前に進めない」とメガホン片手に口にすれば、今までなら列が分かれたんですが今回ばかりはどうにもならない。
うん、これはマズイ。非常にマズイ。圧力が高くて個人個人の努力ではどうにもならないレベルになっている。列全体も殺気立っている気がする。和ませなくては。
なんとか、一箇所に立ち止まることはできそうでしたが、かなり人をかき分けなきゃならない。状況がかなり悪いので一旦撤退して作戦変更の指揮を執らなきゃいけない。
そこで、流されることにしました。
上半身だけ勢いを付けてジャンプをする素振りをして「体が抜けないっ!」と言って周囲に苦笑いの表情を作らせた後、「押さないでくださーい、あぁ~流されるぅぅ~」
これは受けた。頑張れー!負けるなーの声が飛び交い始めればしめたもの。顔は列の上に飛び出ているので周囲の注目は抜群。この場所で本来伝えるべきアナウンスを繰り返す。受け狙いってのは嫌いなんですが、注目を集めるには効果的。肝心なのは注目を浴びた後本当に伝えたい事を分かりやすく伝えられるかどうか、なのです。
そのままブリッジの端まで周囲と同じ速度で後ろ向きに歩行…すなわち「流されて」いき、横幅制限のあるブリッジを通り抜けた所で横にばらけて圧力が下がるポイントまで移動。
圧力を体感しながらポイントを見極め、孤立している周囲の仲間を再編成して列を整え直します。
なんとか、エスカレーターに乗せる所では綺麗に列になるようになりました。
この時の反省から、この回以降は「いかにブリッジに進入させる時点で綺麗な列になっているかを課題として、改善していくようになります。

今となっては、人で埋め尽くされたブリッジも思い出の回。
この時が冬コミで良かった、と後々になって思うのです。

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2018年5月 2日 (水)

素晴らしきかな四国まんなか千年ものがたり号

四国まんなか千年ものがたりに先日乗車したが、これが実に素晴らしい。
この日は琴電で琴平まで出て、そこから大歩危まで2000系で移動。
特急が琴平を出発すると、周囲はどんどん雪景色に。
大歩危のホームに降り立つと、丁度雪が空から舞い降りてきた所だった。

大歩危駅の小さな待合室は、これから同じ列車に乗る人で埋まっている。
1本前の列車が出発し、改札が始まった。

土日は満員で席が取れない便もあるようだが、この日は平日。乗車率は3割程度といったところ。
1人用カウンターを予約したがここだけ満席で4人用と2人用のテーブル席は空いていた。なんだ、直前の空席状況を確認してテーブル席に乗車変更すれば良かったと思うも、こればかりは致し方ない。
大歩危駅出発前にアテンダントへメニューを注文。事前予約のコース料理は締め切った後の予約だったので、アラカルトで。
鮎の甘露煮があるのでそれを頼むと、お茶は安いペットボトルと、高い急須のものがあるという。ここは迷わず急須で珍しい品種の物を選ぶ。
出発直後に配膳されたのがこの写真。お茶請けの最中付きだ。
Sennen2
まさか列車内で急須でお茶が飲めるとは。汽車土瓶とは違うのだ。しかも後で分かったことだが、お湯を足すおかわりまで可能とはありがたい。

列車が出発するときは、大歩危駅の人々が様々な衣装で見送りだ。皆手や旗を振っているので車内の人々も振り返す。
続いて地元幼稚園の窓から子供達が手を振り、渓流の向こうから観光施設の人々が旗を振り…と手を振るのにやたら忙しい。
しかも、渓谷、手を振る、お茶を口に運ぶ、とどれを先にやろうかとまごまごしているうちにハイライトが終了してしまう。注文時間を延ばすか、お茶を我慢するか、これから乗る人は工夫した方がよいだろう。

列車は定期列車の合間を縫って走るのであちらこちらで停車するのだが、乗客を楽しませる工夫があちこちに施されている。
列車名の通り「ものがたり」を用意しているのだ。
いわくいわれは無論のこと。果ては沿線の景色を歌った曲を車内で流し、「歌にある坂は、この駅前の坂です。10分停車いたしますのでどうぞ降りてご覧になって…」という具合だ。まったく感服するしかない。

スイッチバックの坪尻駅は雪の中。非常に珍しい光景にただ感動するばかり。
雪景色というのは、どうしてこうも人の心を捉えて離さないのか。
Sennen1
駅を降りると踏み荒らされていない新雪が。
翌日も坪尻を下り特急で通過したけれど、案の定ホームには三脚が林立していて我が特急を撮っているのだった。(しかもtwitterでその写真が流れてきた(笑))
そりゃそうだ、綺麗だもの。

坪尻のスイッチバックで運転士が車内を通って前後を入れ替える。他の路線でも時折見かける光景だけど、なんと拍手がわき起こり、その中をお辞儀をしながら運転士が通っていく。これは初めて見た。素晴らしい光景だった。

素晴らしいといえば、アテンダントの立ち振る舞いもそうだ。
眺望ポイントで減速するのを見計らい、配膳の手を止めてさっと物陰に隠れる。
そこで何をするかといえば、車窓に目をこらし無線で「3号車右側建物の中に手を振る地元の方」と連絡。
すかさず車内に「1号車の皆様、右手の建物の中から地元の方が手を振ってお見送りをしています」と放送が流れる連続技。
見つけるのもプロなら、無線を受信している間に列車が走行した距離を計算の上で号車番号を補正して放送するのもプロ。
手作りのもてなしの中に、プロの技がきらりと光る。
四国まんなか千年ものがたり、乗って楽しい列車としてひたすらに称えたい。

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