カテゴリー「毎日うる星日記」の記事

2010年1月 1日 (金)

2010年版 第160話 ラムの勇気ある決闘!勝利はせこい手で

2010年、あけましておめでとうございます。

年末最後の一冊はうる星のコミックス、年初もコミックスとして読み納め、と読み初めをしていたわけですが、今年は年が明けて最初に見る映像をうる星やつらにしようと決めておりました。

で、選んだのがこの話。
冒頭のチャンス・オン・ラブでラムちゃんがくるくると360度回るところに喜び、2010年最初にこれ選んで正解だなあと思ったりしたわけです。

さてこの回、あざらし、あざらし、あざらし(富永みーな)の回なんですが、ああ「あざらしあざらし」はこの回だったか!とか思って以前の日記を確認したら同じ事書いてました(笑)
で、本編の感想はBパートの作画に集中しがちなんですが前回と重複するところは避けて、今回新たな感想の差分だけ。

今回の作品で特筆すべき所は作画の他に平野文の名演技もあげられます。前回の感想でも好きだ!と言いまくってますが、この作品では「ただの可愛いアニメ声」の声優とは異なった、平野さんの息づかいを感じさせるアフレコが行われております。叫び声なのにそこはかとなく甘さを秘めた声などはより地声に近い深みのある感じの声で、これがまた良いのです。
演出面では倒れた面堂を心配するしのぶが、総番が迫ってきたら驚いて面堂の頭を地面にめり込ませてしまうところに大笑い。細かいところまでギャグ突っ込んでて良いなー。
ラストの総番がしのぶを握って時計台の屋根に上るシーンに至るまであちこちで映画のパロディが使われているわけですが、全体の構成の妙もあってさほど違和感なく楽しく見られる一作でありました。

2010年最初の作品にこれを選んで正解でした。今年は去年にも増して平野文ファンになりそうです。文姉バンザイ!

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2009年7月30日 (木)

ザ・障害物水泳大会

名古屋・高橋留美子展で見てきました。
例によって既に見ている人向けの勝手な感想です。まだ見ていない人はネタバレなので注意!


まず絵柄が変わってしまった(本放送当時のアニメの絵柄は版権上使えないとの未確認情報あり)ので、事前にサンデーの写真見てはがっかりしたり心配したりしてました。
案の定絵柄が違う!土器手司なのに!と冒頭から地団駄を踏みたくなりましたが、見ているうちに自然と引き込まれていく。自分の知っているうる星じゃないんだけど、ああこれもうる星のアニメだねえと。

つい、本放送当時と比べてしまうけど、いやいや普通のアニメとしてみたら面白い話でした。
作画面ではしのぶが別人だったり、校長が現代の絵になって目頭に影が入ってやたらと不気味だったり(笑) 、動きに連続性が無くてパチンコのイベントシーンの絵みたいでしたが、本放送の「良かった回」と比べては何でも分が悪いというものです。 (※校長が不気味なのはわざとです)
今のアニメって止め絵で見せるのね。ギャグもまたしかり。
本放送当時は動きで見せていたように思う。背景動画がぐりぐり動いて神作画だなあとほれぼれしたり。でも今は違う、漫画だと決めゴマになるところで絵柄を変えたりしてウケを狙う。使い方によって是非が分かれるところだし、はっきり言って原作のおもしろさとは違うところなので記念アニメには不要だと思うのだけど、1アニメ作品として見ると楽しいし、面白い。記念作としてファン向けマニア向けのニッチな市場に向けて作るのではなく、もっと広い一般大衆に対して作られた作品として作ったのではないか、そんな気がします。
ただ、テンポが悪い。サクラ先生に飛び込んだあたるが「どかっ」と叩かれて飛ばされるシーン。野球漫画みたいに3回同じ光景を違うアングルから描くんだけど、ここのテンポは良くも悪くも「今時のアニメ」
作画レベルは高くて綺麗に描いているし、よく動いているんだけど、1つのアングルから叩かれる瞬間を描くのが他の最近のアニメと同じ長さ。本放送の時はこうじゃなかった。作画はもっと洗練されて無くて、ちっとも動かず止めカットを左右にパンするだけなんだけど、「ドカッ!ドカッ!ドカッ!」と1秒おきに効果音ならして全体で3秒くらいの長さに留めていたんじゃないかと思う。そしてその速度こそ「うる星やつら」という作品自体が持つ原作のテンポに近かったように思う。良いとか悪いとかじゃなくて、これは今まで見てきた物の違いなんじゃなかろーか。たぶん、うる星アニメ見たこと無い人が見たら、このテンポで○なんだろうね。
一方、アニメ本放送の時にあった冗長なシーンを入れて時間を延ばすことによる中だるみというのは無かった。
画面を食い入るように見つめて、気がついたらもう後半!?というくらいの作品だったように思う。

あ、作画面でこれは忘れちゃいけない、温泉マーク先生。
今作はもう温泉マークがメインじゃないかと思わせるくらい、濃い絵柄であり(でも濃すぎない)、徐々に包帯が増えていくという美味しいところををしっかりおさえておりました。原作に比べるとなんだかんだ言っても生徒の気持ちが分かっている温泉マーク(口づけが嫌だろうと情報を隠したり、あの程度だと分かっていればと漏らしたりする、人間的な姿)が全然描かれていないのが気になりますが、そこは万人向けのアニメであり、しかも一回きりであるので掘り下げる必要がなかったんでしょうね。
※やはり高橋留美子は凄い、と唸らせるのは、生徒VS教師という対立の構図があるギャグマンガでありながらも、反主人公側の温泉にも人間味溢れる(しかし気づきにくい)描写をしていると言うところ。
今作では温泉が爆発するボールをあたる達に投げつけて、これも愛の鞭なんだといった趣旨の発言をするわけですが、顔がにやついていて完全にギャグ。1話こっきりのアニメ向きの位置づけです。

竜之介の父は声が別の人だったけど、ちゃんと本放送アニメの声と同じ調子を指向してやってくれていたので、ここも好感度プラス。 竜ちゃんと火の輪くぐりをするあたりは面白かった。ここは田中真弓が同じ展開を繰り返してくれたからこそおもしろさが引き立ったわけですが、ちゃぶ台の避け方とか見ても竜之介の親父は今回オリジナルのシーンで美味しいところが多いです。安西正弘だったら感動したろうなあと思うも、それは無理な注文というもの。おーいハニ丸でもみて我慢しましょう。

弁天さまの出番が多かったのは期待していたとおりだけど、なぜか普段弁天さまに感じる特別な感情が沸き起こりませんでした。鎧っぽい腕のパーツが布だったから?地黒の肌だったから?三田ゆう子の声に艶が無かったから?おかしい、「ぺんまる」(声:三田ゆう子)の声には反応してるのに。

お話の筋としては障害物水泳大会に風鈴樹を混ぜた内容な訳ですが、風鈴樹の使い方はもったいなさ過ぎる。
あたるの両親が凍るところとか面白いだけにもったいない!これで1話描いてよ!と思うほど。
そして過剰なラブラブシーン。ファンサービスなんだろうけど、ちと過剰。あれはウワバミに襲われたときにラムちゃんが勝手に勘違いしているから良いのよ。でも、ファンサービスとしてはこれくらい必要なのかなあ。一般向けを狙うんだったらこれくらいなきゃイカンと思うものなのだろうか。
原作にあった「パン食い競争かと思ったらタイヤ」など、アニメ化するときにかなりひねりを入れて使っている所を見ると、なかなかに苦心した脚本であったように思えます。
「ダーリンなんか大っ嫌いだっちゃ!」とか、普段使わないような言葉を繰り返す(そこは「ダーリンのぶわかぁぁ!」で十分)あたりを見ると、分かってないなあとマニアの愚痴を垂れたくもなりますが、総括するとマニア目線ではアラが目立つがアニメーション作品としては面白い作品、と言うことができると思います。
なんだ冒頭で言ったのと同じ総括だなコリャ。
少なくとも私には、鑑賞料払って見る価値はあった、と断言しましょう。

ちなみに、TVだとCMが流れる時に入るアイキャッチ。土器手司っぽい絵柄で可愛かった。
これ見られただけでも「土器手司ありがとう」です。土器手さんの修正が入っているなあと思わせる黄金の80年代土器手タッチ、所々にちらりと見えましたが、可愛かった。

あ、そうそう。モブシーンの中に「こめうちたかし」がいました!

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2009年1月16日 (金)

BS2夢の仕掛人、因幡くん登場!

BS2で年末に放送した「夢の仕掛人、因幡くん登場!ラムの未来はどうなるっちゃ!?」
タイトル長いなー。

OP、EDとも描きおろし。OPは土器手司なんですが修正はいりまくり。
なぜ土器手原画のまま行かないの!?作画監督は小林ゆかり…
本編で土器手絵が一枚もないのにOPだけって訳にはいかないからなんでしょうね。
OPの歌は大好きです。先にCDだけ買って(レコードじゃないのです)延々とリピートして聞いておりました。
シャボン玉の中にラムちゃんが入ってくる来るまわるところとか、ああ土器手司、ああ土器手司よありがとうと思わずにはいられません。でもアップになると修正はいっていることに気づかされます。

作画面ではOVAにしては安定。内容も満足です。
で、その内容。
冒頭、ラムちゃんが諸星家のドアを外して亜空間の扉を作るところから始まります。
さすが、不可能はないっちゃと事あるごとに言い切るだけのことはある。UFOからケーブルをひいて物々しくやってる割りには、手元の工具は地球の機器サイズであるところもポイントですね。
そしておそらく動力系をUFOからひいてるんだと思うんですが、これはジャリテンを隔離するための伏線。よくできてます。
異次元では、原作通りにあたるとしのぶが結婚する未来(原作「系図」のとおり)から見ていくわけですが、しのぶ、あたる、ラムがそれぞれに望ましからぬ未来を目撃してショックを受けるときの細かい描写が良い。
私にとっても望ましからぬ未来であるので、正直見ているのは辛いのですが、本当によくできているシーンだと思います。あたるの父さんは若返りしてますけどね。
ランちゃんがわら人形ぼとりと落として、その人形がトラジマビキニう付けているとか、細かいところでしっかりやっています。
サクラさんを追うとき、当たるが道ばたの立て看板に身を隠しながら後を付けていくのも良い。
つばめが墓所にサクラを誘い、亡き父を降霊して紹介する話で、二人をあたる達友引高校の生徒が後を追うシーンを彷彿とさせます。あの時の看板は「新鮮!冷凍マンモス」でしたね。(コマの角で遊んでいるところもまた魅力)
コマの角で遊べない代わりに、モブシーンや1コマだけの挿入カットで遊んでいるのもアニメうる星の特徴ですが、これについては後ほど。

いくら見ても悪い未来しか出てこない状態なので、全員疲労困憊してしまいます。
そこへ因幡くんは思い思いの未来を作らせるわけですが、結局捕まってしまう。
この時にしのぶ以下3人は檻に入れられてしまうんですが、この檻を破るところもまたいい。
鳥かごに取りの頭がついているんですが、檻を破るときに鳥は失神。いや、あれは絶命でしょう。
つるされている因幡くんのロープをラムちゃんがちょっきんと切って、因幡くんは地面に墜落。
しのぶにばかり「ええかっこしい」している因幡くんの底の浅さをラムちゃんはこの時点で看破しているので特にフォローもしないのでしょうな。もっとも、普段からフォローしない娘ですが。

ようやく手にした自分たちで作ったドアノブ。ところがうさぎ達の妨害でラムちゃんのドアノブは手を離れて奈落の底へ落ちてしまう。ラムちゃん大いに怒るわけですが、この一連のシーン、ラムちゃんが怒る頻度が非常に多いものの、ただ眉毛をつり上げているだけで、怒りの表情の中に見せる可愛さが微塵もありません。これは作監の絵柄による物だから仕方ない、とはいえ、ラムちゃん本当に怖いよこれ。
そして何故かその怒りはなんでもかんでも「ダーリンが悪いっちゃ」と責任転嫁。
今まで漠然と抱いてきた「本当に結ばれるのか?」という不安が具現化して目の前に突きつけられるわけですから、そりゃ浮気を続けるあたるに矛先が向くのも必然ではあります。
この因幡くんの話が辛いところはまさにそれ。漠然とした不安を抱えているなんて微塵も感じさせなかったうる星において、二人の今後に不安を残した未来を描くと言うことは最終回が近いことを暗示しているのではないかと思ってしまう。永続性がある世界だと思っていたら実は終わりがあった、これを突きつけられるのは辛いんですね。
あたるはハーレムの未来を覗いて、そこで6畳一間にぎゅう詰めなのを目の当たりに。
「確かに6畳とは言ったが…」
いやいや、経済力の限界って言ったって、こんな大人数養えるのはよほどお金がないと無理ですよ。
ラムちゃんの家財道具いったいいくらで売ったのやら。

さかのぼって、「6畳1間でもいい…ラムがいて…」と言うシーン、原作では珍しく「ラムちゃんが居るのが前提」をラムちゃんの前で提示するシーンなんですが、全然気づかず浮気の正当化としてでしか受け止められていないのが悲しいですね。ましてや何度か口にしているアニメでは、この台詞の希少性というのは生きてこないんですね。
本当は数少ない告白なのに。

さて、うさぎに追われて逃げ込んだ先のドアが二人が結婚する未来。
祝福している(しているのか?)人々の列の中に、BDの帽子少女がいたり、色々います。
みんなどうみても結婚式向きじゃない格好が多いのは気のせいか!?(笑)
総番とか何故列席しているのか皆目見当が付きません。どんな未来なんでしょこれ。
少なくとも、物が投げ込まれてないので原作よりかは祝福されている感じ。
ラムの父ちゃんは花嫁の父らしかったけど、あたるの父ちゃんはこんなにぼーっとした表情で良いのかしら。
原作では影からあたるの反応をうかがっていたラムちゃん、アニメでは堂々とあたるの隣に。
そして、この未来を守ろうとするあたるを応援します。応援するだけで手は貸さないのだけど、それをやると原作と違っちゃうので妥当なところ。ここはアニメと原作の二人の関係の差をきちんと反映させた結果だと、高く評価したいところ。
結局扉は落ちてしまい、うさぎに追われて元の扉から脱出。
しのぶは扉の前で因幡くんの身を案じて悲嘆に暮れます。

一人だけのけ者だったジャリテンがふてくされる中、ラムちゃんが「何故うちのノブだけ無くなったっちゃ」とあたるを責めるのはやりすぎ。
まったくあたるは悪くないのに責任転嫁。
そりゃ、あたるじゃなくても「お前がそんなんだから!」と言いたくなります。
でもこれ、最後のラムちゃんのノブのシーンをより印象的にするためなのでしょう。
ラムちゃんのノブが使われたと言うことは「ダーリンとのスイートホーム」の未来は残ったって事ですよね。
原作よりもサービスしているなぁ。
その未来は見せてくれるな、見たくないんだ、見ちゃったらそれが限界じゃないかー、とドキドキしてたらEDでその未来を一部だけ映し出す、しかも背景だけという心憎さ。うん、いい終わりなんじゃないかな。

蛇足ながら、大地丙太郎が撮影スタッフに名を連ねていて驚きました。

OVAシリーズの中では上位にランクする面白い作品だと思います。

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2009年1月14日 (水)

BS2乙女ばしかの恐怖

BS2で年末に放送したOVA、乙女ばしかの恐怖。

まず、冒頭から崩壊した作画にこの先どうなるのかと暗澹たる気分にさせられます。
あたるの顔がひどい、ジャリテンの顔はもっとひどい。恐怖トロロがせめてくるかと言うほどひどい。
発症するシーンは非常にテンポが悪く、作画に至ってはますますひどい。
電線病?の面白さとか地球人の方がまわるのが早いみたいだっちゃとかの面白いところは上手く表現できていなかったり(電線大げさすぎ。あれは1コマでさらりと流すから面白い)、割愛されていたりするので落ち込んできます。
そしてラムちゃんがあたる達を隔離して注射打つシーンの物々しいこと。
お店のジューサーかと言うほどのどでかいタンク、無意味にとがった針の巨大バズーカ型注射器(虫歯ウオーズのあたるの夢にでも出てきそうなすごさ)の先端から垂れ落ちる薬液はジュッと音を立てて蒸発するし、どう考えても怖い。
この時のラムちゃんは嗜虐嗜好なんじゃないかと思わせるようなにやりとした笑みを浮かべて完全に常軌を逸しています。表現としては面白いんですが、すっかりトンデモ娘です。常軌を逸するのは節分の時だけじゃなかったのね(笑)
それに、ビーム状に薬液が射出されて、針が全く意味無いという訳のわからなさ。
ここは盛り上げる所じゃないだろ!というのに過激描写のオンパレードです。
ラムちゃんファンをあざ笑うかのような過激ぶり。でも、漫画としてみるとこのドタバタの連続が面白さを生んでくるのも確か。テンポもだんだん良くなってきます。
あたるが町に繰り出してからはなんとなく作画が安定した気になりますが、一時的(笑)
ところが、このドタバタぶりのテンポの良さが作画面の破綻をやわらげてくれます。
そして面堂にも乙女ばしかが感染。気持ち悪い(笑)
こたつねこは予想外でした。これはスタッフのセンスに脱帽。
こたつねこと錯乱坊の接触を防ごうとするくだり、「凶相が出ておるのはラムの方だと言うに~」はいい!

逃げるあたるを捉えるため、ラムちゃんはバズーカを手元に転送し(おお、流石宇宙の技術!)、鳥もちバズーカを乱射。
町中鳥もちだらけになるんですが、この被害たるやすさまじい。
相変わらず目的のためには手段を選ばず、いかなる被害が出てもけろっとしています。
あたるが町中を逃げまどう様、いろんな人物と接触しているのがさらりと表現されていてここはなかなか。
鳥もちまでくると背景の作画も崩壊し出すのですが、テンポの良さで気になりません。

サクラさんの家にやってきたあたるが鳥もちで吹っ飛ばされ、集団感染するくだり。
原作では描かれないおぞましい人々の顔がバッチリ描かれ、逃げまどい、パニック状態に陥り、失神するまでのラムちゃんの描写は原作より執拗に描かれています。これはラムちゃんならずとも失神する。
そしてあたるが失神したままのラムちゃんを看病するわけですが、原作よりラブ要素多め。見ていて「これでラムちゃん意識あったら大喜びだろうに」と思わずにはいられません。この辺ファンサービスなのかな。

最後は、感染しまくった人(一部人以外)が一堂に会して幕。
あたるが治ったのに彼らが治らないのはやはりラムちゃんの注射は効いたと言うことですね。
あれは打つまでが恐怖なのであって、打たれているところは(あたるの絶叫もなかったことから)ラムちゃんの言うとおり痛くないのでしょう。ただ、あれを耐え抜けるかどうかと聞かれると、少々自信がないのですが。

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2008年12月26日 (金)

BS2ハートをつかめ

ハートをつかめはうる星OVAの中でも屈指の面白さ!
まず冒頭のランちゃんとレイさんのハート争奪から面白い。レイさんの顔があまり男前ではないんですが、時折見せるランちゃんの顔が可愛い。声優さんの力量も試される展開なれど、期待にバッチリ応える声の抑揚の見事さよ。
奪魂糖を口にしたラムちゃんは、頭上のハートが「追い払ってもついてくる」と言います。どうもこの調子じゃ自分でハートをつかめないんじゃないかという仕草。
でも、後のシーンではあたるが自分のハートを渡そうとしますね。なんだつかめるんじゃないかと驚きました。
さて、今回も作画は可愛いとは言い難い表情のシーンが多いです。特にあたる、面堂など表情を崩しまくった酷い扱いのシーンが多い。でも、そんなのどうでも良くなるほど面白いんです。
ラムちゃんがラブレター書いたり(宇宙語!)メガネが感動して屋根に駆け上がり、拡声器片手にラブレターを力余って握りつぶしながら叫んでみたり、面堂が袖だらけのセーターを着てみたり。
ラムちゃんを追う面堂が踏まれまくり、今度はメガネが踏まれるという展開も面白い。
あたるがラムちゃんを誘い出すところも良かった!もうちょっとあたる美形に描いてくれよとも思いましたが、時折ラムちゃんが可愛くなるんだこれが。絵柄と言うより、声とシナリオの勝利というところですかね。素晴らしい。

オチのドタバタもうる星らしい。原作とちょっと違うけど、アニメうる星の楽しさってのを存分に伝えていると思います。

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2008年12月25日 (木)

BS2電気仕掛けのお庭番

電気仕掛けのお庭番は真吾の話。
私にとって真吾はいずれも愛すべきうる星のキャラにおいて数少ない許し難きキャラである。
あの面堂ですら、ラムちゃんの意志に反して力に訴えて「思いを遂げてくれよう」とすることはしなかった。
故にこやつは許し難いキャラなのである。

…と、見る前から不快指数が高いのであるが、見てやっぱり真吾最低である。
若を軽々と足蹴にする。あたるの真剣白刃取り(実力が拮抗している)のとは違い、真吾は全然ダメージを受けずに若にダメージを与えている。
笑うところである。わかってはいるのだが、ラムちゃんをコイルツタで拘束した極悪人の真吾がやっているかと思うと笑えないのである。爺のぼけっぷりは笑うのだが。
さて、了子の文が読めない真吾のところへ何故かあたるが介入。この湧いて出てくるところに最早疑問すら抱かないのは後期の特徴であるのだが、同時に作中の主役があたるからゲストキャラにシフトしている事の証左とも言え、あたるファンとしては悔しい限り。
駆け落ちをする真吾をセーターで追うあたる。あたるの「手編み」とはこれまた貴重な!世の女性ファンはもっと羨ましがってしかるべきではないか!?(笑)少なくともラムちゃんが知ったら羨ましがるんじゃないだろうか、それが本当に手編みであれば。

さて、駆け落ちする二人はこれまた何故か諸星家へ。ここであたるの母が嫌みを言うのがポイント。どうも今作においては「ラムちゃんの友達にはロクなのがいない」と思われているようだ。嫁姑間の今後が心配になるではないか。
真吾に向かって「今度は了子にちょっかいだしているっちゃ?」の発言も、元彼女と男の会話みたいでますます真吾許すまじといったところ。(単なる嫉妬)

だが、これは序章に過ぎなかった。
後半では原作通りに「充電」と言ってラムちゃんに抱きつく真吾。しかもラムちゃんの胸が大写しになる。真吾最低!許すまじ!
それを振り切ろうとして引きずるラムちゃんだが、充電完了した真吾はぱっと手を離す。ラムちゃん勢い余って気に激突。
目の前で女性を傷つけておいて真吾は無視。早乙女乱馬が獲得した称号「くされ外道」は真吾にも与えたい。
無駄に尺を延ばしてずるずる伸びた感がある状態で終了というのも後味悪し。

作画がどうの、ではなくて、単に真吾だというだけで冷静な評価が出来なくなってしまう不幸なお話でした。
せっかくのOVA、別の話にしてくれればなぁ~。

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2008年12月23日 (火)

BS2渚のフィアンセ

今日は渚のフィアンセです。

浜から4kmのところをわざわざ面堂のヘリで乗り付ける。潮渡家が建てただけあってヘリの風圧で浜茶屋が吹き飛ぶことはありません。
浜茶屋では藤波親子が大げんか。こんな所に客が来るわけねえだろという竜之介は正しい(これ伏線)
無人島で一泊する為、屋根裏部屋にあがるラムちゃんたち。そこへ幽霊が出現し騒ぎになります。
しのぶがパニックを起こして片っ端からいろんな物を投げるんだけど投げた物が珍しくラムちゃんに直撃。
原作では絶対にあり得ないシチュエーションです。
渚登場のシーンは竜ちゃんドラム缶風呂で入浴。さすがこの部分の作画気合い入ってる(笑)
今回の作画は肝心のラムちゃんがあまり嬉しくない(笑)
渚が登場して潮渡家と藤波家がご対面。
許嫁の話を聞かされる竜ちゃんに潮渡の父は勢いで押し切ります。
しっかし、このオッサン、昔はちゃんと繁盛する店持ってたのに、人跡未踏な無人島開墾して…一体何考えてるんでしょうね。
そして跡を継いだ渚も大うつけなんじゃないですか。
竜ちゃんはあたるに「俺のこと馬鹿だと思ってんだろ!」と叫んだことありますが、潮渡家は親子そろって馬鹿ということでしょう。
竜ちゃんは300円を大金と言うほど金銭感覚が悲しい方向に狂っている子ですが、対岸まで4km離れている無人島に客が来るわけがないとちゃんと指摘していますからね。渚よりよっぽどまともな(そう、世俗の風習とか性別に関すること以外はまともな)感覚の持ち主です。
キスが云々のところでは、原作通りに話に飽きた当事者以外(あたる達)が無関心そうにお茶を飲んでます。ここもいいなー。
「竜之介君が快く説得に応じてくれた」のくだりの失神している竜之介の表情は完全に事切れてます。死んでるんじゃないかって顔ですね。せめて誰か目を閉じさせてやればいいのに(笑)
大ウニがやってくるシーンでは、アニメで見ると気持ち悪いなぁの一言。動いているところ見ると動物だと認識してしまい、とたんに気持ち悪くなりますね(笑)
「非常識な」の一言に尽きます。
そして、無人島なのに島に伝説が伝わっているのも不思議。
渚が実体化するシーンでは、竜之介の親父と潮渡君が感動の抱擁をしているのも見逃せない!あんたらしっかり抱き合ってるじゃん!(笑)
渚が男と判明した後のあたる面堂の豹変ぶりも見所。今回は面堂があたると(こと女性に対しては)同レベルということがよく分かります。違うところは顔と金、ほんとその2点だけ(笑)
あたるの素晴らしさというのは今作では全然描かれないので、この話だけ見た人は2人とも中身一緒と思うんでしょうなぁ。
最後は原作通りのどたばたした感じで巻。
収拾がつかないというのもうる星の特徴といえましょうか。

で、原作読み返したら凄い忠実に作ってあることに気がつきました。
300円と知ったときに竜ちゃんが作ってる焼きそばを取り落とすんですが、焼きそばが出ているのは僅か1コマ。
ラムちゃんの絵柄が好みではないだけで、後は頑張って作ってると思います。

20081223


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2008年12月22日 (月)

BS2怒れ!シャーベット!!

今日はBS2でうる星OVAがやっていたわけですが、1作だけ、怒れ!シャーベット!!だけ見ました。後は録画して1日1作ずつ味わおうと思います(すでに何度も見ていますが)

以前レビューしているところではありますが、「カテゴリー:毎日うる星日記」ということで、怒れ!シャーベット!!のレビューを始めましょう。毎日うる星日記連載当時から当ブログを見ている方には、この意味が分かりますね!?

やっつけ気味な印象漂うOPに気力をそがれつつも作画監督西島克彦の文字に小躍り(単純)
そして始まるあたるとジャリテンの戦い。あたるのがたいの良さには見る都度ほれぼれします。こんなあたる描けるようになりたいわー。
古川さんの威勢のいい叫び声もいいですなー。

一方、海王星では弁天さまがエアロバイクでバイクアクション。楽しそうですねぇー。この辺の三田ゆう子の声聞いているだけで爽快感が溢れてます。
さて、シャーベット鳥を見たラムちゃんと弁天さまは「焼き鳥でも始めるつもりか?」と聞いてきます。ランちゃんはシャーベットを取り出すときに「なんちゅーことしとんねん」と驚きの表情。
そりゃそうだ。
あの鳥の体の一部を食すると考えるととたんに食欲落ちてくるのは私だけでしょうか?焼き肉うまいな、エビは頭ごと食えるなと言ってるのと全く同じなんですが、どうもシャーベット鳥は食べる気にならんのです。

地球にシャーベット鳥を持って行き、商売を始めるランちゃん。作画を見ると、弁天さま、ランちゃんに気合いが(主に西島克彦の気合いが)入っていることが分かります。
西島克彦氏は後にラムちゃん同盟のインタビューで低予算に悩まされたと言っていますが、それを感じさせない作りはさすがですね。(バンク使ってるシーンとかあるけど、そんなに気にならない)
そして、作監修正は弁天さまとランちゃんにしか入ってないのかとすら思う位、2人とラムちゃんの絵柄にギャップがあります。(実際、主に修正したのはその2人との話あり)
だから、ラムちゃんはそんなに西島絵していないのだけど、弁天さまとランちゃんは絶品。
ちなみに弁天さまの鎧のデザインも西島克彦オリジナルで非常に配色が美しい。
メタルビキニ+赤縁取り、緑の肩当て、金のアクセサリ。
そしてやたらとバイク後部からのアングル(おしりがよく分かるアングル)
無論、作画面だけでなくお話の展開も嬉しい出来。
シャーベットに攻撃されて烈火のごとく怒る弁天さま、止めに入ろうとして攻撃を受けて即電撃出しちゃうラムちゃんの短気ぶりにヨメはツッコミ入れてましたが、ギャグマンガなのでこれは正しい反応。
ラムちゃん短気で現実にこれだったら困るなとか書こうと思ったけど、仲介に入ったのに攻撃されたら自分も実際どういう反応示すのかなぁ。
弁天さまが怒って髪の毛が逆立つところの描写は絶品。スロー再生繰り返しするほどこのシーンは好きです。
この後の追走劇が面白いのは無論のこと、途中に挟まるシャーベットが降ってくるシーンはやや冗長な気もしますがファンサービス(そして西島克彦が描きたかったからじゃないかと容易に推察できるシーン)なので仕方ないのかなと思います。
おユキさん出てきてからの弁天さまの声色の変化、こっそり安全圏に退避するラムちゃん(この辺、ラムちゃんがなんで毎回トラブル回避しているのかが分かった気がする。原作だと爆発に巻き込まれてもラムちゃん超人だから平然としてるのよね)とか見所豊富。
そして最後は凍らされた弁天さまがお湯で解凍されるシーンで幕。
余計な修正入らずそのまま放送してて偉い!そしてこのシーンは西島克彦の絵です。描きたいところだけ描いているんだなーとよく分かります。嬉しいし、ありがたいですね。西島克彦万歳。

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2008年2月19日 (火)

第218話 オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!

第218話 オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!

アニメ最終話。アマテラスの話ですが、ほとんどオリジナルです。
柳川・鈴木脚本、鈴木絵コンテ、作監土器手司、作画陣は最終話なだけあってすこぶる豪華。
シーンによって原画家が違うんだってハッキリ分かる程、修正入れていないところが多いですが、ここぞと言うところはバッチリ土器手司の絵になっています。

冒頭から「サトシ!」とメガネが本名で呼ばれる不思議なシーン。
友引上水って、玉川上水が元ネタなんでしょうけど、もはや練馬区ではなさそうです。
歴代のゲストキャラに手紙が届くところがAパート。
あちこちにめぞんのポスターが貼られており、本屋の店内には「来週会いましょう」とかかいてある。
ランちゃんがすこぶる可愛いのも特徴ですね。土器手司修正がバッチリ入っているのが分かる作画ですが、「うんしょ、うんしょ」なんてわざとらしくぶりっこしてみるところとかも、ランちゃんファンにはたまらないシーン。サービス旺盛だなぁ。
メガネの家のポスターも写真も軒並みなくなっていたり、不可思議な描写が多いのもAパートの特徴です。
そしてパーマはパチンコ…高校生なのに!しかもギャラガの音がしている。
竜之介の親父が手刀で薪割り、チビが実はモデラーだったなど、新たな発見も多いですね。

Bパートは面堂家でのシーンから開始。黒子と黒メガネが酒を酌み交わすシーンなど、各日にアニメうる星の中では日数が経過しているのだ、と認識させてくれます。

ラムちゃんの電撃が多いのも特徴。
ラムちゃんがアマテラスに向かってべー!とやるところの作画はすさまじく濃いですね。
この作画、アニメうる星の歴代の絵とは全然違うんですが格好良いので好きです。
特にサングラス付ける直前が格好良い。ここの原画誰なのかなー。ボディラインむっちりの所も多いから青木さんなのかなー。

携帯用天の岩戸が降ってきて、ラムちゃん曰く電撃の余熱で光るラムちゃんとキスするところの展開は唐突すぎるんですが、キスしようとしてどぎまぎするところ、ラムちゃんがあたるの首筋に手を回すタイミング、ファーストキスのた空気をよく表現していると思います。原作ではキツネの憑依でファーストキスを済ませてますし、アニメでも真子ちゃんの回でバッチリキスしてました。
が、この空気は間違いなくファーストキスですね。青春だなぁ。
弁天さまが出てきたり、モブシーンのキャラを探しているうちにあっという間に30分枠が終わり、またね!の文字を見て地球がくす玉になって終わり。

…昨年の6月から、1日1話、可能な限り毎日見ると言うことで続けてきた「毎日うる星日記」も、これで当初の目的を達成しました。もっと感慨深いかと思ったんですが、むしろ虚脱感の方が大きい。
原作あたるはこんな事言わないとか、こんなラムちゃんじゃ一緒にいて大変とか、ぶーぶー言ったり思ったりもしましたが、原作派だったうちにとって、アニメを見るというのはうる星という世界の大きさ、懐の深さを知ることであり、そしてラムちゃんの魅力を新たな視点から提示されるという事に他ならず、それは素晴らしい時間であったと思います。
例えアレンジの内容が酷くても原作のすばらしさに思いを至らす好機になったし、秀逸なオリジナルには胸を打たれ、アニメという表現媒体の素晴らしさを感じさせてくれました。
そして、ラムちゃんがそこにいるという幸せがどれほどの物か、原作よりわかりやすく提示してくれたと思います。
この半年を通じて、自分が如何にうる星好きなのかを再認識もしたし、ネットの仲間との出会いも生んだ。
うる星は得難い物を与えてくれました。

なんだか、格好良いこと言おうと思っていたけど散逸的になってしまって上手くまとまりません。
それこそが、今の心境を表していると思います。

うる星を世に送り出してくれた全ての人に、見るきっかけを作ってくれた友に、機会を生んでくれた仲間に、そして理解あるヨメに、恋することの素晴らしさをもう一度教えてくれたラムちゃんに…ありがとう。

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第217話 お別れ直前スペシャル!決定 輝け!うる星大賞!!

第217話 お別れ直前スペシャル!決定 輝け!うる星大賞!!

最終回直前に視聴者投票で人気の回を放送するというこの回。
新規作画部分は非常に少ないんですが、錯乱坊が司会をやっているという設定になってます。
おばちゃまだったり、淀川さんだったり、錯乱坊はいろんな物真似します(笑)
背景にいる弁天さまが足投げ出してやってられっかって表情なのと、大賞に輝いたときのメダル(!?)の図案が、感電あたる+噛みつき電撃ラムちゃんなのが素晴らしかった。うる星らしいなぁー。
でもって、1位は君去りし後でした。

君去りし後、後期アニメうる星ばっかり見続けてからこれを見ると、また感慨深い物があります。
後期は良くも悪くもあたるの行動がパターン化しており、原作あたるとも遊離したアニメあたるとでも呼ぶべき行動をしていました。
安定と安寧の上にあぐらをかき、時々犬も食わない痴話げんかでドタバタ。安心して見られるし、見ていて居心地もいいんですが、もうお話しの軸足がラムちゃんとあたるの二人からゲストキャラに移行しており、二人はちょっかい係になってしまっているというのがありました。
ところが、君去りし後ではあたるはラムちゃんを邪険にし、それが本心ともポーズともつかない様子。ラムちゃんは押しかけ女房の身勝手さではなく、報われないながらも尽くす女房役として振る舞い、初期ラムちゃんの奔放さからヒロインの見本みたいな役回りになります。
ラムちゃんって優しいんだ、あたるは根拠のない自信の上に立脚していたけど、それがラムちゃんが宇宙に行ったら追えないという手の届かない存在でもあるという不安要素を抱えていることを悟るんだ、そんな回なのですね。
そして、あたるにとってラムちゃんの存在は絶大であり、ラムちゃんが実は深く愛されていることを知る貴重な機会になります。
あたるが邪険に振る舞うのも照れ隠しなのだと分かってから、二人の関係は新しい段階に踏み出す。
その照れ隠しだと明確にわかる回が、君去りし後なのでしょう。
(アニメではスペースお見合い大作戦が先に来ちゃってますけど)

さすが1位に選ばれただけあって名作。うる星と出会ってよかったと感じさせてくれる一作です。
何度も見ている話ですが、お別れ直前スペシャルとしてみると、それはそれで感慨深いですね。

毎日うる星日記として一回目に見たときの感想はこちら

いよいよ明日はアニメ最終回です。

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