カテゴリー「毎日うる星日記」の記事

2008年12月26日 (金)

BS2ハートをつかめ

ハートをつかめはうる星OVAの中でも屈指の面白さ!
まず冒頭のランちゃんとレイさんのハート争奪から面白い。レイさんの顔があまり男前ではないんですが、時折見せるランちゃんの顔が可愛い。声優さんの力量も試される展開なれど、期待にバッチリ応える声の抑揚の見事さよ。
奪魂糖を口にしたラムちゃんは、頭上のハートが「追い払ってもついてくる」と言います。どうもこの調子じゃ自分でハートをつかめないんじゃないかという仕草。
でも、後のシーンではあたるが自分のハートを渡そうとしますね。なんだつかめるんじゃないかと驚きました。
さて、今回も作画は可愛いとは言い難い表情のシーンが多いです。特にあたる、面堂など表情を崩しまくった酷い扱いのシーンが多い。でも、そんなのどうでも良くなるほど面白いんです。
ラムちゃんがラブレター書いたり(宇宙語!)メガネが感動して屋根に駆け上がり、拡声器片手にラブレターを力余って握りつぶしながら叫んでみたり、面堂が袖だらけのセーターを着てみたり。
ラムちゃんを追う面堂が踏まれまくり、今度はメガネが踏まれるという展開も面白い。
あたるがラムちゃんを誘い出すところも良かった!もうちょっとあたる美形に描いてくれよとも思いましたが、時折ラムちゃんが可愛くなるんだこれが。絵柄と言うより、声とシナリオの勝利というところですかね。素晴らしい。

オチのドタバタもうる星らしい。原作とちょっと違うけど、アニメうる星の楽しさってのを存分に伝えていると思います。

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2008年12月25日 (木)

BS2電気仕掛けのお庭番

電気仕掛けのお庭番は真吾の話。
私にとって真吾はいずれも愛すべきうる星のキャラにおいて数少ない許し難きキャラである。
あの面堂ですら、ラムちゃんの意志に反して力に訴えて「思いを遂げてくれよう」とすることはしなかった。
故にこやつは許し難いキャラなのである。

…と、見る前から不快指数が高いのであるが、見てやっぱり真吾最低である。
若を軽々と足蹴にする。あたるの真剣白刃取り(実力が拮抗している)のとは違い、真吾は全然ダメージを受けずに若にダメージを与えている。
笑うところである。わかってはいるのだが、ラムちゃんをコイルツタで拘束した極悪人の真吾がやっているかと思うと笑えないのである。爺のぼけっぷりは笑うのだが。
さて、了子の文が読めない真吾のところへ何故かあたるが介入。この湧いて出てくるところに最早疑問すら抱かないのは後期の特徴であるのだが、同時に作中の主役があたるからゲストキャラにシフトしている事の証左とも言え、あたるファンとしては悔しい限り。
駆け落ちをする真吾をセーターで追うあたる。あたるの「手編み」とはこれまた貴重な!世の女性ファンはもっと羨ましがってしかるべきではないか!?(笑)少なくともラムちゃんが知ったら羨ましがるんじゃないだろうか、それが本当に手編みであれば。

さて、駆け落ちする二人はこれまた何故か諸星家へ。ここであたるの母が嫌みを言うのがポイント。どうも今作においては「ラムちゃんの友達にはロクなのがいない」と思われているようだ。嫁姑間の今後が心配になるではないか。
真吾に向かって「今度は了子にちょっかいだしているっちゃ?」の発言も、元彼女と男の会話みたいでますます真吾許すまじといったところ。(単なる嫉妬)

だが、これは序章に過ぎなかった。
後半では原作通りに「充電」と言ってラムちゃんに抱きつく真吾。しかもラムちゃんの胸が大写しになる。真吾最低!許すまじ!
それを振り切ろうとして引きずるラムちゃんだが、充電完了した真吾はぱっと手を離す。ラムちゃん勢い余って気に激突。
目の前で女性を傷つけておいて真吾は無視。早乙女乱馬が獲得した称号「くされ外道」は真吾にも与えたい。
無駄に尺を延ばしてずるずる伸びた感がある状態で終了というのも後味悪し。

作画がどうの、ではなくて、単に真吾だというだけで冷静な評価が出来なくなってしまう不幸なお話でした。
せっかくのOVA、別の話にしてくれればなぁ~。

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2008年12月23日 (火)

BS2渚のフィアンセ

今日は渚のフィアンセです。

浜から4kmのところをわざわざ面堂のヘリで乗り付ける。潮渡家が建てただけあってヘリの風圧で浜茶屋が吹き飛ぶことはありません。
浜茶屋では藤波親子が大げんか。こんな所に客が来るわけねえだろという竜之介は正しい(これ伏線)
無人島で一泊する為、屋根裏部屋にあがるラムちゃんたち。そこへ幽霊が出現し騒ぎになります。
しのぶがパニックを起こして片っ端からいろんな物を投げるんだけど投げた物が珍しくラムちゃんに直撃。
原作では絶対にあり得ないシチュエーションです。
渚登場のシーンは竜ちゃんドラム缶風呂で入浴。さすがこの部分の作画気合い入ってる(笑)
今回の作画は肝心のラムちゃんがあまり嬉しくない(笑)
渚が登場して潮渡家と藤波家がご対面。
許嫁の話を聞かされる竜ちゃんに潮渡の父は勢いで押し切ります。
しっかし、このオッサン、昔はちゃんと繁盛する店持ってたのに、人跡未踏な無人島開墾して…一体何考えてるんでしょうね。
そして跡を継いだ渚も大うつけなんじゃないですか。
竜ちゃんはあたるに「俺のこと馬鹿だと思ってんだろ!」と叫んだことありますが、潮渡家は親子そろって馬鹿ということでしょう。
竜ちゃんは300円を大金と言うほど金銭感覚が悲しい方向に狂っている子ですが、対岸まで4km離れている無人島に客が来るわけがないとちゃんと指摘していますからね。渚よりよっぽどまともな(そう、世俗の風習とか性別に関すること以外はまともな)感覚の持ち主です。
キスが云々のところでは、原作通りに話に飽きた当事者以外(あたる達)が無関心そうにお茶を飲んでます。ここもいいなー。
「竜之介君が快く説得に応じてくれた」のくだりの失神している竜之介の表情は完全に事切れてます。死んでるんじゃないかって顔ですね。せめて誰か目を閉じさせてやればいいのに(笑)
大ウニがやってくるシーンでは、アニメで見ると気持ち悪いなぁの一言。動いているところ見ると動物だと認識してしまい、とたんに気持ち悪くなりますね(笑)
「非常識な」の一言に尽きます。
そして、無人島なのに島に伝説が伝わっているのも不思議。
渚が実体化するシーンでは、竜之介の親父と潮渡君が感動の抱擁をしているのも見逃せない!あんたらしっかり抱き合ってるじゃん!(笑)
渚が男と判明した後のあたる面堂の豹変ぶりも見所。今回は面堂があたると(こと女性に対しては)同レベルということがよく分かります。違うところは顔と金、ほんとその2点だけ(笑)
あたるの素晴らしさというのは今作では全然描かれないので、この話だけ見た人は2人とも中身一緒と思うんでしょうなぁ。
最後は原作通りのどたばたした感じで巻。
収拾がつかないというのもうる星の特徴といえましょうか。

で、原作読み返したら凄い忠実に作ってあることに気がつきました。
300円と知ったときに竜ちゃんが作ってる焼きそばを取り落とすんですが、焼きそばが出ているのは僅か1コマ。
ラムちゃんの絵柄が好みではないだけで、後は頑張って作ってると思います。

20081223


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2008年12月22日 (月)

BS2怒れ!シャーベット!!

今日はBS2でうる星OVAがやっていたわけですが、1作だけ、怒れ!シャーベット!!だけ見ました。後は録画して1日1作ずつ味わおうと思います(すでに何度も見ていますが)

以前レビューしているところではありますが、「カテゴリー:毎日うる星日記」ということで、怒れ!シャーベット!!のレビューを始めましょう。毎日うる星日記連載当時から当ブログを見ている方には、この意味が分かりますね!?

やっつけ気味な印象漂うOPに気力をそがれつつも作画監督西島克彦の文字に小躍り(単純)
そして始まるあたるとジャリテンの戦い。あたるのがたいの良さには見る都度ほれぼれします。こんなあたる描けるようになりたいわー。
古川さんの威勢のいい叫び声もいいですなー。

一方、海王星では弁天さまがエアロバイクでバイクアクション。楽しそうですねぇー。この辺の三田ゆう子の声聞いているだけで爽快感が溢れてます。
さて、シャーベット鳥を見たラムちゃんと弁天さまは「焼き鳥でも始めるつもりか?」と聞いてきます。ランちゃんはシャーベットを取り出すときに「なんちゅーことしとんねん」と驚きの表情。
そりゃそうだ。
あの鳥の体の一部を食すると考えるととたんに食欲落ちてくるのは私だけでしょうか?焼き肉うまいな、エビは頭ごと食えるなと言ってるのと全く同じなんですが、どうもシャーベット鳥は食べる気にならんのです。

地球にシャーベット鳥を持って行き、商売を始めるランちゃん。作画を見ると、弁天さま、ランちゃんに気合いが(主に西島克彦の気合いが)入っていることが分かります。
西島克彦氏は後にラムちゃん同盟のインタビューで低予算に悩まされたと言っていますが、それを感じさせない作りはさすがですね。(バンク使ってるシーンとかあるけど、そんなに気にならない)
そして、作監修正は弁天さまとランちゃんにしか入ってないのかとすら思う位、2人とラムちゃんの絵柄にギャップがあります。(実際、主に修正したのはその2人との話あり)
だから、ラムちゃんはそんなに西島絵していないのだけど、弁天さまとランちゃんは絶品。
ちなみに弁天さまの鎧のデザインも西島克彦オリジナルで非常に配色が美しい。
メタルビキニ+赤縁取り、緑の肩当て、金のアクセサリ。
そしてやたらとバイク後部からのアングル(おしりがよく分かるアングル)
無論、作画面だけでなくお話の展開も嬉しい出来。
シャーベットに攻撃されて烈火のごとく怒る弁天さま、止めに入ろうとして攻撃を受けて即電撃出しちゃうラムちゃんの短気ぶりにヨメはツッコミ入れてましたが、ギャグマンガなのでこれは正しい反応。
ラムちゃん短気で現実にこれだったら困るなとか書こうと思ったけど、仲介に入ったのに攻撃されたら自分も実際どういう反応示すのかなぁ。
弁天さまが怒って髪の毛が逆立つところの描写は絶品。スロー再生繰り返しするほどこのシーンは好きです。
この後の追走劇が面白いのは無論のこと、途中に挟まるシャーベットが降ってくるシーンはやや冗長な気もしますがファンサービス(そして西島克彦が描きたかったからじゃないかと容易に推察できるシーン)なので仕方ないのかなと思います。
おユキさん出てきてからの弁天さまの声色の変化、こっそり安全圏に退避するラムちゃん(この辺、ラムちゃんがなんで毎回トラブル回避しているのかが分かった気がする。原作だと爆発に巻き込まれてもラムちゃん超人だから平然としてるのよね)とか見所豊富。
そして最後は凍らされた弁天さまがお湯で解凍されるシーンで幕。
余計な修正入らずそのまま放送してて偉い!そしてこのシーンは西島克彦の絵です。描きたいところだけ描いているんだなーとよく分かります。嬉しいし、ありがたいですね。西島克彦万歳。

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2008年2月19日 (火)

第218話 オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!

第218話 オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!!

アニメ最終話。アマテラスの話ですが、ほとんどオリジナルです。
柳川・鈴木脚本、鈴木絵コンテ、作監土器手司、作画陣は最終話なだけあってすこぶる豪華。
シーンによって原画家が違うんだってハッキリ分かる程、修正入れていないところが多いですが、ここぞと言うところはバッチリ土器手司の絵になっています。

冒頭から「サトシ!」とメガネが本名で呼ばれる不思議なシーン。
友引上水って、玉川上水が元ネタなんでしょうけど、もはや練馬区ではなさそうです。
歴代のゲストキャラに手紙が届くところがAパート。
あちこちにめぞんのポスターが貼られており、本屋の店内には「来週会いましょう」とかかいてある。
ランちゃんがすこぶる可愛いのも特徴ですね。土器手司修正がバッチリ入っているのが分かる作画ですが、「うんしょ、うんしょ」なんてわざとらしくぶりっこしてみるところとかも、ランちゃんファンにはたまらないシーン。サービス旺盛だなぁ。
メガネの家のポスターも写真も軒並みなくなっていたり、不可思議な描写が多いのもAパートの特徴です。
そしてパーマはパチンコ…高校生なのに!しかもギャラガの音がしている。
竜之介の親父が手刀で薪割り、チビが実はモデラーだったなど、新たな発見も多いですね。

Bパートは面堂家でのシーンから開始。黒子と黒メガネが酒を酌み交わすシーンなど、各日にアニメうる星の中では日数が経過しているのだ、と認識させてくれます。

ラムちゃんの電撃が多いのも特徴。
ラムちゃんがアマテラスに向かってべー!とやるところの作画はすさまじく濃いですね。
この作画、アニメうる星の歴代の絵とは全然違うんですが格好良いので好きです。
特にサングラス付ける直前が格好良い。ここの原画誰なのかなー。ボディラインむっちりの所も多いから青木さんなのかなー。

携帯用天の岩戸が降ってきて、ラムちゃん曰く電撃の余熱で光るラムちゃんとキスするところの展開は唐突すぎるんですが、キスしようとしてどぎまぎするところ、ラムちゃんがあたるの首筋に手を回すタイミング、ファーストキスのた空気をよく表現していると思います。原作ではキツネの憑依でファーストキスを済ませてますし、アニメでも真子ちゃんの回でバッチリキスしてました。
が、この空気は間違いなくファーストキスですね。青春だなぁ。
弁天さまが出てきたり、モブシーンのキャラを探しているうちにあっという間に30分枠が終わり、またね!の文字を見て地球がくす玉になって終わり。

…昨年の6月から、1日1話、可能な限り毎日見ると言うことで続けてきた「毎日うる星日記」も、これで当初の目的を達成しました。もっと感慨深いかと思ったんですが、むしろ虚脱感の方が大きい。
原作あたるはこんな事言わないとか、こんなラムちゃんじゃ一緒にいて大変とか、ぶーぶー言ったり思ったりもしましたが、原作派だったうちにとって、アニメを見るというのはうる星という世界の大きさ、懐の深さを知ることであり、そしてラムちゃんの魅力を新たな視点から提示されるという事に他ならず、それは素晴らしい時間であったと思います。
例えアレンジの内容が酷くても原作のすばらしさに思いを至らす好機になったし、秀逸なオリジナルには胸を打たれ、アニメという表現媒体の素晴らしさを感じさせてくれました。
そして、ラムちゃんがそこにいるという幸せがどれほどの物か、原作よりわかりやすく提示してくれたと思います。
この半年を通じて、自分が如何にうる星好きなのかを再認識もしたし、ネットの仲間との出会いも生んだ。
うる星は得難い物を与えてくれました。

なんだか、格好良いこと言おうと思っていたけど散逸的になってしまって上手くまとまりません。
それこそが、今の心境を表していると思います。

うる星を世に送り出してくれた全ての人に、見るきっかけを作ってくれた友に、機会を生んでくれた仲間に、そして理解あるヨメに、恋することの素晴らしさをもう一度教えてくれたラムちゃんに…ありがとう。

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第217話 お別れ直前スペシャル!決定 輝け!うる星大賞!!

第217話 お別れ直前スペシャル!決定 輝け!うる星大賞!!

最終回直前に視聴者投票で人気の回を放送するというこの回。
新規作画部分は非常に少ないんですが、錯乱坊が司会をやっているという設定になってます。
おばちゃまだったり、淀川さんだったり、錯乱坊はいろんな物真似します(笑)
背景にいる弁天さまが足投げ出してやってられっかって表情なのと、大賞に輝いたときのメダル(!?)の図案が、感電あたる+噛みつき電撃ラムちゃんなのが素晴らしかった。うる星らしいなぁー。
でもって、1位は君去りし後でした。

君去りし後、後期アニメうる星ばっかり見続けてからこれを見ると、また感慨深い物があります。
後期は良くも悪くもあたるの行動がパターン化しており、原作あたるとも遊離したアニメあたるとでも呼ぶべき行動をしていました。
安定と安寧の上にあぐらをかき、時々犬も食わない痴話げんかでドタバタ。安心して見られるし、見ていて居心地もいいんですが、もうお話しの軸足がラムちゃんとあたるの二人からゲストキャラに移行しており、二人はちょっかい係になってしまっているというのがありました。
ところが、君去りし後ではあたるはラムちゃんを邪険にし、それが本心ともポーズともつかない様子。ラムちゃんは押しかけ女房の身勝手さではなく、報われないながらも尽くす女房役として振る舞い、初期ラムちゃんの奔放さからヒロインの見本みたいな役回りになります。
ラムちゃんって優しいんだ、あたるは根拠のない自信の上に立脚していたけど、それがラムちゃんが宇宙に行ったら追えないという手の届かない存在でもあるという不安要素を抱えていることを悟るんだ、そんな回なのですね。
そして、あたるにとってラムちゃんの存在は絶大であり、ラムちゃんが実は深く愛されていることを知る貴重な機会になります。
あたるが邪険に振る舞うのも照れ隠しなのだと分かってから、二人の関係は新しい段階に踏み出す。
その照れ隠しだと明確にわかる回が、君去りし後なのでしょう。
(アニメではスペースお見合い大作戦が先に来ちゃってますけど)

さすが1位に選ばれただけあって名作。うる星と出会ってよかったと感じさせてくれる一作です。
何度も見ている話ですが、お別れ直前スペシャルとしてみると、それはそれで感慨深いですね。

毎日うる星日記として一回目に見たときの感想はこちら

いよいよ明日はアニメ最終回です。

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2008年2月17日 (日)

第216話 たまらないっちゃ!ランの意地悪大作戦

第216話 たまらないっちゃ!ランの意地悪大作戦

パーソナルコントロールの話。
井上脚本・古橋作監。なかなかに味わいある作画!もうちょっとで垢抜けた絵になるのに、ちょっと足りないところの焦れったさが、またこれはこれでという通好みの作画(笑)

今作がアニメうる星最終回の一つ前のまともにお話しを流した回になります。
もうすぐ最後だから前回の中島敦子といい色々気合い入ってるなぁと思わせてくれる回、と捉えてもいいんじゃないかって気がします。最終回は大幅にアレンジされてるので、今作が最後の原作どおりな回とも言えます。

さて、冒頭ではランちゃんとラムちゃんが二人で下校。ランちゃんは何かにつけて過去の不愉快な記憶を思い出します。
悪意はないのに(ここ重要)自分勝手に気の向くまま振る舞って結果的にランちゃんに被害を負わせ、責任を感じない子供の頃のラムちゃん。
先日の反省の庵でも見事な無責任ぶりを見せつけてくれましたが、昨日今日に始まった話じゃないのだなと分かる回想です。妄信的に好きだ好きだと言ってないで、こういう無責任な子というところもしっかり受け止めていかなくては!
それにしても、ニコニコしたランちゃんの前で腫れ物に触るようなラムちゃんの態度が痛々しい。
こりゃ気疲れするよなぁ。
そしてパソコンさんが一度竜之介にとりついてしまうというアニメオリジナルの設定もいい。
竜之介は親子でパチンコの景品をしこたませしめて出てきて、これを闇市で売って(!!)浜茶屋再建資金にと意気込みを見せるところから始まります(笑)
で、パソコンさんのせいで幼少の記憶を思い出して喧嘩を始めてしまう。
…あれ、パソコンさんのせいに思えるけど、クリスマスツリーに登っているときとかも同じように過去の記憶思い出して喧嘩していたよね。だから結局変わらないんだよね。思い出す頻度の問題で。
やっとの思いであたるに取り憑いたパソコンさん。ガールハントに出ようとするあたるがお蝶婦人に声をかけて…という過去のシーンを回想、支離滅裂な結論に達します。
で、パソコンが取れても結局ガールハントへ行こうとして電撃を食らう。
この電撃の浴び方がいい。ラムちゃん片足をあたるの上に投げ出すんだけど、この尻に敷かれてる感がいい(笑)
そしてパソコンさんには飴と鞭の両面から責め立てて依頼者を聞き出す。
うまくなったねぇ~。昔はただ怒るだけだったのに。
芋羊羹を出してくるあたりがなかなかに通好み。芋羊羹の繊細な甘みはラムちゃんの舌じゃ分からないと思うんですが、どーいう基準で「おいしい」と言うんだろうか。風評で判断してるのかな?そして、芋羊羹の本当の所有者はあたるじゃないかと思います。

パソコンさんはしゃべり出したと思ったら昔は良かったって話になって止まらない。
この立て板に水の話し方、フーテンの寅さんの口上にも通じる様な気がしてなりません。
青野武のしゃがれた感じのする声が、また良いんだよねぇ~。

残り後2回。次回は視聴者投票の結果発表回だから、もう最終回残すだけといったところ。
去年の6月からずーっと、アニメラムちゃんと共にある生活を送ってきました。(それまでは原作ラムちゃんでした(笑))
一区切り着いちゃうのが、怖くないと言えばウソになりますね。

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第215話 早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話

第215話 早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話

真吾登場の話。
島田脚本、中島敦子作監。

真吾の話を30分枠にまとめているために、内容が濃い濃い。作画も中島敦子ですっごい可愛い!
実はうちとうる星の出会いって本放送後(本放送当時も見てましたが)に目覚めたので、その頃はもうグッズとか中島敦子だったんですねー。故に中島絵は見ていてしっくりくるのです。刷り込みだね。
その後マニア目指して開眼して行くにつれて、森山、土器手、西島あたりの名作監が好みになり、そしてこうやって毎日うる星日記を続けるうちに、原画家レベルで好みが出てきたという次第です。
…遅すぎだよ(笑)

実を言うと真吾は数少ないうる星でも許せないキャラなんですよねー。嫌いじゃなくて(うる星の住人を嫌いになる訳がないでしょう)許せない。だってラムちゃんを拉致監禁。ツタでぐるぐる巻きにしてさらった人物ですよ。
謝れ!ラムちゃんとあたるに謝れ!
そしてラムちゃんが真吾にのこのこ着いていくのって、あたるが奪還に必死になる様を見たいとか、あたるを嫉妬させようとか、あてこすりとか、そういう理由じゃないですか。
ことあるごとに自分たちの恋愛のもつれに周囲の人間を巻き込みまくる二人ですが、どーも他の男を利用してあたるの気を引こうとするのはどーかなと思うんだよね。ラムちゃんに悪意がないだけにタチが悪く、大抵利用される男の側が、今回の真吾みたいに「からかう為についてきたのか」とか言い出してラムちゃん自分のしたことに気づく、というパターンなのだけど、これ見ていて辛いのね。
なんでつらいんだろ、他の男を(結果的に)利用するような人物だと認めるのが辛いの?いや違う。ラムちゃんそのへん意識が全然無い、あたる一直線であるが故に他のことを顧みていないだけ。だから認めるのに辛いってのはないはず。
じゃあ、あたるに感情移入して辛いの?いや、それも違う。あたる素直に引き留めろよ!でもそれをしないからあたるだ!とか色々考えてみてる、まだ一歩引いてみているつもり。
被害者側の男に感情移入?いやいや、それは絶対無い。ラムちゃんさらったこいつはあたるにとっても、うちにとってもカタキなのだ。
うーん、単純にあたる以外の男の傍にいる、それが例え嫉妬させる為であったとしても、それだけで嫌なんだな。
…ってことに気がついた。あれ、これって嫉妬?嫉妬だろ、嫉妬だねぇ。ああ、うちは嫉妬していたのか!

そんなわけで、真吾は許せん!というスタンスだったんですが、「あれはあたるを引き立てているので良い」という話を聞いて、今回その視点で見てみました。
ああ、あたる格好良すぎる!そして電撃が効かない相手とラムちゃんが一昼夜一緒にいたであろうという不安に対して必要以上に不安に駆られることなく、奪還することが己の使命と心得ている。格好良い~!

ラストでは、原作ではラムちゃんが眼差しで見つめることで謝意を伝え、あたるも口に出さずに許すという流石夫婦の以心伝心ぶりなのに、アニメでは必要以上に「ふん!ふんっ!」と意地を張るあたるにラムちゃんがかんしゃく起こすという短絡ぶり。ラムちゃん、今回ばかりはラムちゃんが全面的に悪いと思うよ。あたるの気持ちをくみ取ってやらなきゃ…って、くみ取れないから最終回までドタバタするんだろうな。
それはそれ、だからうる星は面白く、一つのサヤに収まりそうで収まらないから、永続性があるラブコメなんでしょう。
恋は叶った瞬間から冷めていくもの。ならば、叶う直前のドギマギを楽しむのも、オツじゃないですか。
末期アニメうる星の傑作、と今回は評したいと思います。

原作にもある、約束の時間破ってるのにもう一人くらいと声かけ、「いいわよ」と言われて困る。このへんにデート自体を許容するあたるの存在と、ガールハントは実はポーズだけという不思議な状態のギャップを楽しむことが出来て良いのですよ。

あと3話、見終わるのが怖くもある今日この頃です。

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2008年2月16日 (土)

第214話 恋ひとすじ!命かけます純情キツネ!!

第214話 恋ひとすじ!命かけます純情キツネ!!

怒った鬼の角さつかめば…の話。

アニメうる星のキツネ話最終回。
やまざきかずお=キツネと言われるほどなだけあって、やまざきうる星のキツネ話はどれも外しません。
今回も原作どおりになぞっている話でオリジナル要素は少ないんですが、よく動くアニメシーンを入れて時間を膨らませています。
作画面では初期ラムちゃんを可愛く描くとこうなるぞという吊り目ラムちゃんで、これはこれで良い感じ。
(個人的に好きな絵柄とは違いますが)

写真のしのぶを絵姿に閉じこめられたと感じる純情なキツネ。今回キツネも可愛い!
そんなキツネはラムちゃんを怒らせようとするけど、上手く行かない。ラムちゃんニコニコっと、可愛いよなぁ。
しっぽではたかれてもニコニコしているところがいい。そしてかみつけば怒るかもと思いながら、かみつけない優しいところとか。良いキャラだよなぁ。

ポラロイドを手にするコタツネコの伏線は原作通りながら、その伏線の秀逸さに上手く描くよなぁと思わずにはいられません。
で、写真手にして途惑うところで幕かと思ったら、それで落として終わりでなく、幸せそうなキツネを描いて終わりなのでした。うーんやまざきティスト。

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2008年2月14日 (木)

第213話 ハチャメチャ!ランちゃんの巨大人形!!

第213話 ハチャメチャ!ランちゃんの巨大人形!!

反省の庵の話。土屋脚本河南作監。

アニメうる星末期の佳作とでもいいましょーか。ここしばらく作画に著しく不満だったり、原作の持ち味を殺すオリジナルにがっくりきていたのだけど、今作は原作の面白さをそのままアニメにした感じで高評価をあげたくなっちゃいます。

まず、冒頭の背景からして家屋への引き込みの電線まで描いてあるという生活感溢れる描写で心をつかんでくれます。
そして友引高校にジャリテンが闖入して引き起こされるドタバタ。
ああー、うる星っぽい。アニメうる星におけるわかりやすいパターンが明示されていると言えます。
あたるが女生徒にちょっかいを出し、ラムちゃんが電撃を出すも外れ、ジャリテンと男子生徒が抗争を繰り広げ、面堂が刀を振り回してあたるを追う。

Aパートでこのドタバタが描かれ、満足したところでBパートの反省の庵へ。
反省の庵が破壊されるまでの間が細かく丁寧に描かれており、ラムちゃんの電撃の破壊力が実は絶大であること、面堂の刀も斬鉄剣並に鋭いのだということが分かります。
ちょこまかと動くあたる、空中から電撃を放ち、外しまくるラムちゃんの動き、面堂の器用さ、どれをとっても面白いです。
そんなわけで今作二重丸の面白さなのでした。ずば抜けて何が面白いっていうのではなく、これは後期うる星の空気を上手く表現している作品だと思います。

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第212話 決死の家庭訪問!教師稼業も命がけ!!

第212話 決死の家庭訪問!教師稼業も命がけ!!

家庭訪問の話。島田脚本・大森作監です。

作画のことは聞かないで!というくらいに…ううー。
稀に原画に修正入ってないシーンがあって、そこだけラムちゃん可愛く描かれています。
…で、肝心の温泉マークの作画、濃くてなかなかいいんじゃないでしょーか。
修正が入ってるラムちゃんに至ってはもうどう表現したら良いやら、悲しいです。

冒頭から孤独な温泉が描かれます。
仲の良いアベック、屋台で楽しげに飲むサラリーマン。
四畳半のアパートにはゴミ袋が置かれており、学生の下宿並みの汚さ。
なぜ自分の人生はこんなにわびしいかと自問自答して、あたる達のせいだと結論づけます。
うーむ短絡的だ。
そしてゴキブリまでがあたるに見え、諸星めーと追い回す始末。あんたカップ麺ばっかり食ってるから幻覚が見えるほどになるんだよ(笑)
動機が不純とはいえ、教師の自覚に芽生える温泉。なんだかんだいって、この人の原動力って教師としての自負なんじゃないか。
教師の自負と自覚をもってなかったら、温泉は友引高校を去ってるんじゃないかなぁ。
他校に引き取ってもらえなくても、職は他にあるだろうし。

さて、家庭訪問ではしょっぱなから藤波家に。
温泉、意気込みは良いんだけど勢いが足りないんだよね。結局始終飲まれっぱなし。
竜之介の親父とは酒を酌み交わす仲なんだから、もうちょっと上手く言っても良いのに。でもダメ。そこが温泉。

面堂家ではなんと温泉、先生に終太郎の問題点を指摘。原作が始終ペコペコしていたのに対し、誘導されつつではあったけど話題にしただけ偉い!しかし、温泉卑屈。この人本当に教育者の意地だけで成り立ってるよなぁ。

しのぶの所ではしのぶの肩にゴキブリが付いているのを取ろうとしたところを誤解されるという可哀想な役回り。
原作の「勉強部屋だけででも見せてくれないかな」よりよっぽどまとも。でも突き飛ばされる。

結局、ラムちゃんにさらわれて(笑)鬼星に家庭訪問に行くわけですが、今はラムちゃんをヨメに出して離れて暮らしているのに(考えてみたら、ラムちゃんって一人暮らし!ジャリテンが来るまでは!)鬼星に行っちゃう。
そこで初めて人間らしい扱いを受けるという逆説的な内容。


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2008年2月13日 (水)

第211話 ダーリンがうちを好きだと言ったっちゃ

第211話 ダーリンがうちを好きだと言ったっちゃ

井上脚本、今井作監。
なんだか初期うる星みたいな作画です。全編通じて同じような顔だから、作監が修正頑張ったんでしょうね。
で、作監の絵柄が初期アニメっぽい…

シナリオは原作をふまえて作られています。中期アニメうる星みたいな話の膨らませ方をするなぁ。
竜之介の親父の出生から今に至るまでの話を描いているみたい。
ちょっと浮いてますね。絵柄の影響もあるかな。

ホラ薬飲んであたるはラムちゃんを美辞麗句で褒め立てて、浮気なんかしたことないと抱き寄せたりするなど、惚れ薬っぽいところを見せるも、「うちを好きだと言ったっちゃ」というサブタイトルの割に「好きだ」の一言は言ってない。この頃になるとスタッフの間でも好きだとは口で言わせないというポリシーがあったんでしょうか。
(押井うる星の頃は本人に聞かれなければかまわんのだとばかり言ってましたが)

あたるも面堂も、ホラ吹いている割には行動がいつもと一緒と言うところがポイントかも。
結局斬りつけ合うところには笑った。

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2008年2月11日 (月)

第210話 デートがしたい!あたるのテスト大作戦

柳川脚本・河南作監

コピー人間の回+菅原道真の話。

Aパートがコピー人間。Aパートで使い切っちゃって、ええ、Bパートはどんな展開が?
…と期待していたら英語の教科書開かずに机の上に並べてうんうん唸っているシーンになって、ああ、菅原道真かー!とがっくり。
あれ、俺オリジナル期待してた?期待してたんだね。末期はオリジナルに泣かされるというのに!

Aパート、しょっぱなからデート途中であたるに逃げられたラムちゃんが空中電撃で怒りを発散させるところから始まります。
で、しのぶの餌に釣られてあたるは勉強に発憤。
ところが家に帰って頑張っているかと思いきや、机の上で轟沈。ラムちゃん鼻の下に鉛筆咥えて呆れ顔。
こーいう細かいところが可愛いよなぁー。
所々かわいい絵柄のシーンがあるんですな。いいよねー。
河南作監は今作あまり修正入れていないような気がします。原画に応じて波が激しいんだもの。
で、コピー機は何故か麻雀型コピー機に。この辺初期センスですね。狙ったな。
面堂とのやりとりとか、ほぼ原作通りなんですが暗所恐怖症の閉所恐怖症ネタで脅すことが出来ないので氏らが発見をネタにゆすります(笑)
こーいう細かいところで原作通りにアニメ化すると破綻しちゃうところはちゃんと修正してある。丁寧な作りといえば丁寧な作り。でも、Aパートの枠内に収めるため結構はしょってるのよね。Bパートもそうだけど。
やぱり、初期には初期、中期には中期だからできた空気ってのがあるんだなと思います。
初期作品を後期作品やってる時期に流すってのは、上手くはまりきってないのよね。

Bパートは、久々に花輪先生が登場します(笑)
そして菅原道真公の言動の軽いこと軽いこと。何かにつけてピースするもんなぁ~。
そしてここでは、カンニングを疑われたあたると、無実のあたるを疑ったことに対する怒りの念を抱くラムちゃんとの対比に注目です。
原作では「ダーリンがカンニングするわけ…無いとは言い切れないけど証拠がないから謝るべきだっちゃ」と、あたるが清廉潔白な人物とは到底思えないという前提なのに対し、アニメではその台詞がはしょられているから原作ラムよりもあたるの名誉を重んじているように見えます。
ラムちゃんの「あたるの名誉は自分の名誉」として受け止めているところはラムちゃんという人物の魅力を奥深くさせている重要なエッセンスだと思うのですよ。
ハーレムアニメは他にもあれど、自分の大切な人の名誉は自分の名誉より重いという、本当に相手のことを愛していなけりゃ出てこない感情持ってるのって少ないんじゃないかなぁと思います。(うちが他作品のことあまりに知らないだけなのかも知れませんが)
しょっちゅうお仕置きとして電撃したり木槌で殴ったりするのに、正当な理由無くあたるを殴る人に対しては「ダーリンに何するっちゃ!」と怒る。これだよなぁ。

結局学問の神はあたると同レベルかそれ以下の反応を示して大人げなさ大爆発。
あれではどの教科やらせてもだめだと思います。人生の先達としても師と仰げないよなぁ。

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2008年2月 8日 (金)

第209話 夢みるテンちゃん!虹のはてに大冒険!!

第209話 夢みるテンちゃん!虹のはてに大冒険!!

井上脚本・アベ作監

…アベ作監か…どーりでラムちゃんの体つきは良いのに黒目部分が小さくて不均衡だと思った。

さて、井上脚本の出来は至って良好。
Aパート原作通り、Bパートはちょっとオリジナル入ってます。
妖精さんの声は熊倉一雄。アルフレッドヒッチコックの声ですね。
ラムちゃんがパラソル手にして、ジャリテンを探すも、探す声でジャリテンの「ここやー」という声が聞こえないというところはあっさりカット。
ジャリテンを探す前に露に打たれる鳥の雛の頭上に傘を置いてやるという優しい姿を見せてくれます。
ロボットに対しては苛烈に、小動物に対しては優しいラムちゃん。
強きをくじき弱気を助ける精神が宿ってるんですかねぇ。そういうことにしておこうか。

さて、ジャリテンは紆余曲折を経てなんとかパラソルを持ったまま水たまりへ。
サクラ先生似の女の子と一緒に遊びまくった跡、妖精にパラソルを返します。

あたるはジャリテンの夢が叶うと知り、「あいつの夢は俺への報復に違いない」と追いかける。
あたるわかってるなぁ。でも、今作はそう思えて仕方ないほどあたるのジャリテンへの仕打ちは酷いのでした。
フライパン返しでテニスボールをはじき飛ばすようにジャリテンをはじくならともかく、ゴミ箱の中身ぶちまけるんだもん。ゴミポートそのままの格好で家に帰ってこられたら困るだろうに。

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2008年2月 7日 (木)

第208話 新春パニック!面堂家人間すごろく大会

第208話 新春パニック!面堂家人間すごろく大会

土屋脚本、古橋作監
絵は端正に整っている感じ。古橋作監がしっかり修正をかけているように見受けられます。

面堂邸に行くあたる達。新年会に呼ばれたのはラムちゃんとしのぶ。ダーリンは呼ばれていないっちゃ。とラムちゃんが言うところへあたるはあの面堂に呼ばれて二人だけで行かせるわけにはいかんみたいなことを言う。
…前にも書いたけど、ラムちゃんは「ダーリンが行くなら行く」って答え方をすると思うのですよ。
終太郎としのぶと3人でいたって面白くないはずなんですよ。
だって、その間あたるは浮気し放題でしょ?
その危険性を考えれば終太郎の誘いに単身乗るなんて、そんな事するわけが無いじゃないですか。
…というわけで、うちにとっては非常に違和感があります。
ラムちゃんは終太郎やしのぶと友情を獲得している、というのはアニメの方々で描写されており、その延長と考えれば自然なんですが…アニメのあたるは普段野放しなんですかねぇ。
考えてみたら、結構自由にガールハントしているシーン多いよなぁ。

さて、面堂邸について動く歩道で挨拶されまくる終太郎。
「あけましておめでとうございます」という黒メガネに一言「うん」という所がそれらしい。
延々とあけましておめでとうございますが続いて辟易する話だけど、視聴者側もいい加減うんざり。
子供だったらチャンネル変えちゃうんじゃなかろうか。

邸内では原作通り双六なんだけど、面堂家一同の持ち駒として勝負のネタにされているという不快な内容でした。いいように利用されているのがなんだか悔しい。
そして、ラムちゃんにしびれ薬が効かないという、可愛い見た目と攻撃が通用しない中身との激しいギャップや、終太郎の暗所恐怖症の閉所恐怖症が発覚するといったところは、アニメ後期のタイミングで出てきても時機を逸しているように思われます。
惜しい、惜しいんだよ。ちゃんと初期中期でやってれば…!

全体的に冗長な感じはぬぐえません。やはりアニメ30分枠に原作1話じゃどうしても時間が余るからオリジナルを入れざるを得ないんだけど、もともとテンポ良い作品に何を足しても大抵は蛇足になってしまうので辛いところ。

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2008年2月 5日 (火)

第207話 ダーリン大凶!恐怖の四次元おみくじ!!

第207話 ダーリン大凶!恐怖の四次元おみくじ!!

柳川脚本・河南作監

はい、このスタッフで推して知るべしって感じですね。
脚本はオリジナルを入れたばっかりにラムちゃん可哀想で可哀想でひどいひどいわ!って感じ。
作画はばらつきが多いんだけど、後半いい絵が出てくるところがあります。
いいシーンの原画家誰だ!

冒頭から、ああこれは夢だなと分からせる展開だけど、あまりにラムちゃん可哀想。
嫁さんが諸星家にやってきて、あたるはその子にひたすら優しく、ラムちゃんは無視。
それどころか物が体を貫通する幽霊状態。

で、悪夢から目覚めたところでコタツから錯乱坊出現。その位置にいたとはうらやま…いや、けしからん奴だ!

一方あたるはいつも通りに振られまくり。錯乱坊に地元の神社に詣でよと言われてラムちゃんと二人で行くことに。

…どーみても出来てるカップルの姿で神社へ。いいなぁこのべったり感。
あたるは相変わらずツンとそっぽ向いているけど、嫌がるわけでも無し。自然な感じでくっついています。

原作ではあたるとラムちゃんの仲がそんなに進んでいないところだったから、おみくじの結果やランちゃんの存在に対して二人の心が惑わされてという妙味があったけど、アニメの二人はすっかりカップルとして完成している存在なので、原作通りにやった描写が裏目に出ているような。
かといってオリジナル部分(トランプ占い)とか、異次元占いが面白かったかというと、それはそれでちょっと…という感じ。
作画面の出来の良いカットが時々入ってまるで映画を見ているかのような作画ぶりのシーンがあるのが救いかも。(言い過ぎ?)
異次元占いの、占いの結果が現実になるというのもちょっと微妙。
でも、結婚する未来とか介抱される未来とか、ファン垂涎の環境というのもまたオツなのだけど、アニメとして面白いかというとちょっと微妙かなぁ。結婚式シーンとか、わぁ結婚式だ!と喜ぶ前に「ええーこれでいいの?」って感情が先に立ってしまった。直前に今付き合っている男と結婚すると不幸になるとかさんざん言われまくった後だからなのかも。酷いよね。救いが無いじゃないか。
原作は、別れるっておみくじがあっただけで、くっつくと不幸になるとは書いていなかったぞ。

二人の未来に期待を抱く我らの夢を尽く打ち砕いて砕いて砕きまくって、出口の最後の吉凶を占われ、さんざんな目にあったのにラムちゃんは「デートできて良かった」と前向き思考。

うーん、考えてみれば登場人物軒並み前向き思考。
そうか、前向き思考って重要なんだなと思わされました。
うる星はいろんな意味で人生のバイブルだなぁ。

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2008年2月 4日 (月)

第206話 飛鳥VSお兄様!ある愛の闘いだっちゃ!

第206話 飛鳥VSお兄様!ある愛の闘いだっちゃ!

土屋脚本・土器手作監です。
でも、目立ってこの作画が凄いっていうのはなくて、平均的に可愛いといった感じ。

お話しは原作通り。そりゃ元が複数週ものだもんね。

それにしても植物兵器とは穏当じゃないよなぁ。重火器や植物兵器を女子高生が持っているという事実をどう受け止めればよいのやら(笑)
やっぱり宇宙の常識は地球の非常識なのね。
(世界の紛争地域じゃ市場でバズーカ買えるって言うから、鬼星は地球の紛争地域並みに個人で武装する風習なのかもしれない)
日本は友引町以外平和で良かったなぁ。銃がないって大事ですよ。

それにしても納豆カズラはいやらしい兵器だなこれ。太陽が出てる間は飛鳥の力でもほどけないんだから相当だよね。
しかも、発芽した後、蔓が伸びる方向に決まりがあるのかどうかよく分からない。あたるの意志を反映させて伸びたような気もするけど、「そんなこと言ったって」の発言が真意であればやはり制御不能なのか。
種付けられた人の意志反映しちゃ攻撃用になっちゃうもんな。だからそれはなさそうだ。
ラムちゃんはこれら植物兵器を悪用してこなかったんだから偉いよね。
うちがラムちゃんだったらあたるの背中に付けるときがあったかもしれん。
それやると嫌われちゃうからするわけがないか。やはり賢明といえる。

終盤、ラムちゃんは3つ数えるうちにやめないと100万ボルトだっちゃ!って言ったのに、ひとーつと言っているときから既に電撃を与えてる(笑)
あれ、原作では手をパリパリ威嚇放電するだけじゃなかったっけ?

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2008年2月 3日 (日)

第205話 純愛サクラ!別れのつるつるセッケン!?

第205話 純愛サクラ!別れのつるつるセッケン!?

つるつるセッケンの話。

この話はラムちゃんのシャワーシーンが有名です。みんな必死でコマ送りした回ですが、あしゅら湯みたいに見えたりはしませんでした(笑)

今回は脚本と演出で損しているような気がします。
柳川脚本なんですが、原作の話に持って行くまでが長く、原作の持つテンポの良さがAパートからBパート半ばまで続く曖昧模糊としたシーンがオリジナルのテンポの良さを見事に殺しています。
Aパートがこれじゃ視聴率下がるよね、というのが正直なところ。

冒頭のあたるはいきなり人形をつなぐ赤い糸を呪いのはさみで199回切りまくったという陰湿っぷり。
実効性の高い(超能力人形とかわら人形とか)ならやりかねないあたるも、効き目の疑わしいこんなことはしなさそうなんですけどねー。
親衛隊4人組も同じ事してる。あんまり陰湿だともてないぞ。
サクラとツバメの仲を「邪魔するとうちが許さないっちゃよ!」とラムちゃんが怒るのを見て血相を変える4人組。
電撃が怖くて逃げ出す前に、ラムちゃんが嫌がることをしたという点で反省すべきですな。

しかも、錯乱坊が色欲のためにテニスに行こうと言い出すところはおかしい。

原画家はそれなりに遊んでて好感が持てます。あのシャワーシーンの直前、錯乱坊をテニスラケットでラムちゃんとサクラさんがひっぱたくシーンがあるんですが、錯乱坊が倒れる際にサクラさんが格好を崩し、パンツの絵の吹き出しが出る。覗かれたかとあわてるんですね。

作画面の良さはシャワーシーンでも。
サクラさんの方に飛んでった石鹸を回収しに仕切りの上で「うちのセッケン!」と言うところ、原作もここはしたなくて良い顔しているんですが、アニメも良い表情でした。いいね。
で、シャワールームから出てくるとき、「害はないのじゃろうな」のくだりのラムちゃんの顔。濃い作画ですねー。
目が左右で大きさがずれており違和感はある物の、良い目の形をしています。

ただ、この後は絵コンテが悪いのか、つばめと喫茶店で「からかっているのかい?」のあたりが演出下手。
机の上に手を突いた後、つるつる滑って滑って滑りまくって転ばせれば時間も稼げるしテンポ良いのに、すぐに転ばせて変な顔にするという演出。そんしてるなぁ。
その後、無事につばめの手を引いて外に出ているし。おかしいよね。
あ、サクラさんが木に捕まれたのは、あれは滑っても保持できるようにグリップしてたんでしょう。

そんなわけで、ちょっと評価に悩む回でした。うーん。

ちなみに、今作で初めてハーフムーンはときめき色が使われています。この曲大好き。

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2008年1月31日 (木)

うる星セル画祭り

うる星セル画祭りって言うから行きたいなぁと思ったら…名古屋かぁ…
「2月3日は節分、元祖鬼ヒロインの出番です:うる星やつら」

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2008年1月19日 (土)

第204話 さらば温泉先生!?涙の送別マラソン大会

第204話 さらば温泉先生!?涙の送別マラソン大会

柳川脚本。
Aパートオリジナル+Bパートオリジナル半分原作半分ってところ。
いやはや、今作はシナリオの出来も良いんでないかい?むしろ全編オリジナルでも良いくらいだ。

Aパートは温泉マーク引退を前に山ごもり(オリジナル)
片眉剃って生えてくるまでって、どれだけこもってるんだか。柔道一直線って、生えるまで山ごもり=それだけ長い時間山ごもりってことでしょ?
滝に打たれる温泉は序盤ではあたるが脳裏に浮かんで集中できないものの、最後は雑念も消え果て、出ていた腹も引っ込み、インディージョーンズも真っ青の転がってくる岩も受け止めるという完成された人間になります。
もはや人間業じゃないんですが、これで高校の1教師ではなく、怪力なうる星世界の住人と対等に渡り合えるキャラになったわけですね。
さて、友引高校に戻ってみると…生徒がお別れパーティを開いてくれている。
その実、面堂の金で飲み食いしたかっただけだとしてもこれは感激しちゃうよなぁ。
ラムちゃんタレ目原画の味わいのまま厳かに司会進行。言葉の節々はいつも通りなんだけど、ちゃんと晴れの席の司会役らしい謙譲表現を使った司会ですよ。一体どこで学んできたのやら。誰に回してもこれほどの司会役を務めることは出来ないでしょう。
さて、生徒代表でやってきた面堂、いきなり地を出してなんで面堂家でパーティ主催せねばならないのかと騒ぎまくる。なさけなや面堂。みんなが温泉マーク送別の空気を演出しているというのに、金持ちなだけで俗物の小人であるのを露呈してしまっている。
面堂ファンにとってはどうなんですか、この描写。

その点あたるは温泉をたたえ、涙まで流すから役者だ。
お色直し後の温泉は、めちゃくちゃ気持ち悪かった(笑)

ラムちゃんは落とし穴を掘るあたるに付き合って横で魔法瓶のお茶を飲んで「冷えるっちゃー」と言うわけですが…
え?ラムちゃん「冷えるっちゃー」って言ったよね!?雪の中でもビキニで全く平気。「鍛え方が違うっちゃ」と言い切るラムちゃんが「冷える」だって!?
こりゃ地球の気候に慣れましたかね。海王星の服だって原作後期になるほど重装備になってったんだし、考えられないことではないな。

さて、マラソン大会が始まってからはほぼ原作通りといった感じ。
ラムちゃんが郵便ポストに電撃放つのは中身知ってたからだろうと考えているのだけど、先生が入っているから電撃ってのも、どーなんだろ。無線もって先生が集まってくるところは声の演技が迫力に欠けて残念だけど、それ以外は面白かったんじゃないでしょーか。

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2008年1月15日 (火)

第203話 不気味だっちゃ!錯乱坊ヨガスクール!!

第203話 不気味だっちゃ!錯乱坊ヨガスクール!!

カツオのポーズの回。

Aパートはほぼ原作通りに進み、内容も面白い!
秀逸なのは冒頭のあたるの出っ張った腹をラムちゃんが押すシーン。
あたるは「週刊ヨンデー」を煎餅食いながら読みふけります。
表紙にはラムちゃんっぽい猫娘の絵が載っており、連載漫画は「へろはの剣」「めぞんだっこく」読みてぇぇ!
手をぐっと腹の中に埋めたあげく、「この凄い贅肉ぅぅ~」のラムちゃんの声がいいなぁ~。
しまいには贅肉に煎餅差し挟むと、服に描いてあるキャラが煎餅食ってるみたいに見える(笑)
これは上手いですね。あたラムの関係がかなり深いのを感じさせておいて、ちゃんとギャグも入っている。

で、ラムちゃんがチラシを元にあたるにヨガスクールを薦め、早速行くことに。
あたるの分の傘もちゃんとラムちゃんが「抱えている」ところがまた良い。ラブラブ描写じゃないんだけど、二人一緒にいるのが自然って感じで、なおかつラムちゃんのやってることは「古典的な良き妻」の理想像そのまんま。
でもって、更衣室からはあたラム何故か同じ部屋から出てきます(笑)

面堂しのぶサクラさんにあたラムが加わって、錯乱坊が出てきて驚くシーンなどで1人ずつの表情描く野難しそうなのに、単なる横スクロールだけでなくいろんなアングルからキャラが割って入って楽しく描かれています。
食物連鎖のポーズを取るところはラムちゃんの「こうか?」に初期ラム的な響きを感じて嬉しいところ(しかもこの頃の平野文だから声色も最高)

これは楽しい作品だなぁーと思っているうちにAパート終了。

食物連鎖どーなるのと思ってたら、オリジナルのBパートに突入。

瞑想人生ゲームに突入です。
で、あたるは尽く勝ち進むんですが、教会のシーンがラムちゃんであたラム結婚かと思ったらなんと面堂の願望だったのですね。
一方ラムちゃんは既に3人の子供と一緒に一戸建ての小さな家(この贅沢な間取りをみれば十分って気もしますが)に暮らしてあたるの帰りを待つ、という幸せな家庭を描いています。
…ああー、男と女の違いですね。男は結婚が人生最良って思ってるけど、女はその後の生活ですからね。そういった意味じゃ正しい描写じゃないでしょうか。
それにしてもこのゲーム、最初から最も高いカード持っている人が自動的に勝つんじゃないでしょうか。何故みんなカード出し惜しみしているんだろう。
そして、あたるはだんだん悪役に。ラムちゃんの夢を砕くところなんざどーみても悪役です。ラムちゃん可哀想。

で、あたるは煩悩カードを溜め込んでしまったが故にブクブク太ってゆくというオチ。
…あれ、あのポーズの意味は何だったの?

あたるは最後にレギュラーメンバーの名前を片っ端から挙げてばかやろーと叫ぶんだけど、錯乱坊のバカヤローと言う前に弁天さまやおユキさんの名前を出してバカヤロー!と叫ぶのは違うんじゃないかなぁ。
それに、あたる以外の全員がゴールで幸せな環境で癒されるんだけど、ラムちゃんはあたる抜きで本当に幸せなんだろうか。(原作でも初期では稀に見かけるシーンですが。波乗り精神修養なんか海にたたき込んで終わりだし)
そんな感じで、オリジナルパートに入ると首をかしげるシーンが出てくる話でした。

今回は土屋脚本。
河南作監で絵は安定してみられます。原画は全部外注なのねー。末期うる星の苦労が忍ばれますが、作画面ではその苦労をさほど見せないところは河南作監の頑張りによるところではないでしょうか。
錯乱坊出現シーンのあたるの動きとかで煙が出るんだけど、その辺の煙のなびかせ方とか非常によいです。うる星の動かしかただなって思います

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2008年1月14日 (月)

第202話 お酒はコワイ!サクラのおはらい大失敗

第202話 お酒はコワイ!サクラのおはらい大失敗

お祓い三すくみの回。

今作、柳川脚本です。…が、一点だけすっごい不満が。
ラムちゃんがこれから面堂の所に行くと言うシーン、あたるが自分も行くんだと言うとラムちゃんは「ダーリンは誘われていないっちゃ」と言うんですね。
…いや、これ違うだろと。今までのアニメラムちゃんだったら、「ダーリンが行くなら行く!」ってスタンスだったんじゃないかと。
この一点は凄いひっかかりますね。このシーン、サクラと一緒に行きたいばかりにあたるが嘘をついたことに対してラムちゃんが不快の念を表明するならともかく、誘われていないのに来るなんて!と憤っているようにも見える。
ラムちゃんはあたると一緒じゃないと行動しない子。行動原理は軒並み「ダーリンと一緒じゃないと、できるけどやらない」タイプのはず。
だいたい、野点の意味も知らないのに面堂の誘いにノコノコ着いていくような子じゃないと思うんですが…(出先で誘われてちょっと席外すくらいならやるだろうけど)面堂の誘いに乗るのだって、大抵はあたるの気を引くためって気がしていたんですけどねぇ。
演出側の意図が前者であれば良いんですが、それでも演出に失敗していると思わざるを得ません。
ラムちゃんが面堂に誘われたら、あたるは心配してついていく、って所に早く気づけよ!って突っ込ませたいのかなという観点でのツッコミも出来ますね。

それ以外のシーンはおおむね良好なんじゃないでしょうか。
何故野点シーンにしたのかよく分からないんですが、原作の押さえるべき所は押さえていたなぁと。
ただ、無理して野点にしなくても良かったんじゃないかと思います。ラストのカップ麺を野点のお湯で食べるという描写がやりたかったからなのかなぁ。(面堂はカップ麺を食べるという憧れの庶民の行為を堂々とできたわけですね!)
原作は学校の廊下ですから、三すくみの時に周囲を囲まれて脱出できないのに説得性があったんですが、今作では通ろうとすると張り飛ばされるという演出を挟まなければならなくなった。空に逃げたらどうなの?という疑念が生じるわけです。

ちなみに、今作もぶっ飛ばされるシーンとかで遊んでますね。コマ送りして出てくる文字は「ゆめみるぞ」でした(笑)以前はジャリテンの目玉が「ゆめ」「みるぞ」になってましたねぇ。

作画監督は朝刊太郎。その正体はもりやまゆうじというのが通説ですね。
やはり作画は適度に修正されており、破綻しているところもなく見やすい感じです。
サクラさんのアップとか綺麗だもんなぁ。
ただ、機材不良の影響でうちが見たときは画面が荒れていたのであまり作画のクオリティが良く判別できないのでした。
全部見終わったら、今作もう一回綺麗な画像で見直そう。

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