2021年7月24日 (土)

2021年8月のビューティフル・ドリーマー上映会

うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー上映会が行われますね。 東京・秋葉原UDXで8/1(リンク)8/9(リンク)。 押井守の映画祭が無くなってしまったので、上映会が行われるのは嬉しいかぎりです。 まだまだ空席が沢山あるみたい。

| | コメント (0)

2021年7月19日 (月)

大魔神4Kリマスター劇場公開

大魔神三部作が4Kリマスターになるというのは既に当ブログでも紹介しましたが、いよいよ今週から放映が始まりました。
早速封切日に行ってきました!毎日一作公開で至福の3日間でした。
4Kでどれだけ綺麗になったかというと、視力が2.0になった感じです。いや~、それほど綺麗だったんですよ。
具体的な比較は公式のYoutubeを4Kモードにして見ていただきたいのですが、PCで見ていると色味がキツすぎないかな?と思うところも劇場だとちょうど良い感じになるのです。
大魔神はより格好良く、悪い殿様はより憎々しく!
三作とも、悪役側は光の当て方が肌がギラつくように演出されているのだということがよく分かります。

一作目は「魔神」、二作目は「守り神」、三作目は「荒神」としてそれぞれ立場が違う大魔神ですが、子供の頃は正義の味方ではない一作目の姿には抵抗感を感じていたのも事実。しかし大人になってみると人間の都合に左右されない様が日本の神らしいなと思うようになりました。
今回4K版で見て一作目の「単純明快な勧善懲悪の筋書きの奥に、日本古来の神話・宗教・伝統といった知識に裏打ちされた深みのある世界観が垣間見える」という素晴らしさを改めて堪能しました。ああ最高!
4Kだと細かいところまで見えますが、今までの劇場で見てきたフィルムが比較的状態が良かったこともあり、「細かい」というより「発色が綺麗」と言った方が良いかもしれません。しかし、テレビ画面で見るのとは全然違う!PCモニタで見るときよりも断然美しい。今までぼやけていた部分がハッキリ分かるのは大魔神マニアにとって造形が分かるので嬉しさがものすごいんです。
そりゃあ、好きな人のことはよく知りたくなるのが人の常。好きな神の事をよく知りたいのも人間の常でしょう!?
2作目は「十戒」をモチーフにしたあの湖を割って歩き出すシーンのぼやけ具合が無くなって格好良さも5割増し。あのシーン、格好良い見せ場なのに当時の合成技術の限界を感じさせられてきたんですが、大分良くなったように思えます。フィルムが劣化する前はこうだったということですね。

音も今まで意識が向いていなかった所に気がつくようになりました。例えば1作目で若と小源太が洞窟みたいな牢で会話するシーンはちゃんと反響している。2作目では湖で大魔神が敵の御子柴弾正を追い詰めるシーンの足音と地面を歩くときの足音が違う音で使い分けられている。
今回の4K版には、大魔神シリーズの時に大映に入社し撮影助手をしていた現映画監督が色味を見ているだけあって、撮影当時の色はこうだったのだと教えられます。映画館用に色を合わせているので、これは是非劇場で見てほしいです。

今回気になったのは、やはり兜のデザインが1作目と2・3作目では違うのでは?というところ。
1作目ではたがねを打ち込まれる所には2作目以降だと鋲がある(たがねよりも下の位置にある)んですが、2作目以降は鋲の上のあたりで帯金に山の形をした段差があるように見えます。
1作目は高山良策先生の造形ですが、2作目以降はエキスプロが作った軽量版。変身前の武神像のデザインは変わらないのですが、着ぐるみの大魔神像だけは兜が違うように見えます。それに3作目だと顔が縦長から正方形に近くなっている。これは兜が着脱式だからズレがあるのかな?とも思うのですが、謎です。うちは2作目の縦長の顔が好きです。

三部作を通じ、大魔神から武神像に戻る瞬間の人々の表情の対比も面白い。
1作目は若と小源太の驚きぶりと小笹の違いに注目です。武神像が大魔神に変身したことを知っているのは小笹だけ。後の人は知らないのだから驚愕の表情が極まっているのも当然。
2作目は全員とも知らないのだから全員驚いているんですが、大魔神を最初に「神様」と呼んだのは早百合だった所に注目。命を捧げて神に願い、現れたのが大魔神。普段拝んでいた武神像とは形が違うのに神様だと分かる、ここが良いんですよね。
3作目は荒川飛騨守らに裁きを下すシーンを子供達が皆見ていないというのがポイント。ここでも武神像を見てきたけど同一神であることを子供達は知らず、木こり達に至っては武神像ですら知らない。変身シーンを見ているのは母親ら一行だけ。それ故の表情なのかと思わされます。

 

今回、大魔神の格好良さを感じさせられたのは歩くシーンでしょうか。肩から上の大写しでも大魔神の歩き方だなと分かる、鎧を揺らして歩くあの感じ、最高です。
腕は横に広げて前後には振らず、足裏を見せながら歩く。
20210719a

方向転換するときも、人間は首から上が先に動いてカーブを描くのと違い、一旦立ち止まって首を動かさず全身の向きを変える、これが重厚感があって良いんですよね。

大魔神は全国順次公開とのこと。関東に続いて大阪名古屋も決まりました。名古屋:名演小劇場9月11日~、大阪:シネ・ヌーヴォ10月9日~とのこと。
公式サイトから目が離せません。

| | コメント (0)

2021年6月11日 (金)

大魔神・妖怪大戦争に登場!

大魔神55周年、このまま何もなく終わりかと思ってたらさにあらず。
令和の世に大魔神復活ですよ。「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の主要キャラとして出てきます。
神と言うより化け物(クリーチャー)の造形なのでうちの好みとは異なるのですが、このまま大魔神の名が忘れられるよりもよっぽどいい。

映画になって動いているところ見たら格好良いとか、脚本が素晴らしくて新規ファン多数獲得で大映の大魔神もファンが増えたらいいな!と思っていたら、期待通り大魔神三部作の4Kリマスター制作中と聞いて大喜び。
有楽町を振り出しに大魔神三部作4Kリマスターは「妖怪特撮映画祭」と銘打って全国で上映とのこと。これは行くしかないですね。
欣喜雀躍しましたよ。待っていた甲斐があった!
この中心にどーんと大魔神が映っているの、最高じゃないですか。うちの好きな大魔神はこれです!
LD-BOXに使われたのと、この大魔神の二つが様々な大魔神の写真の中で最も格好良いと思います。
ああ、この大魔神が動く新作を見たい…妖怪大戦争でがっぽり稼いで新作大魔神を造形このままで作ってくれないかな。



Blu-rayBOXも9月発売!絶対買います。4Kだけじゃなくて、今までのDVDやBlu-rayについていた関係者インタビュー、コンテや脚本など貴重な品が盛りだくさん。ありがたい。

| | コメント (0)

2020年12月10日 (木)

アニメは科学を生み、科学がアニメを作る

きっかけは日高のり子さんののTweetだった。


トップをねらえ!を見た人が宇宙を志し、地球に帰還する宇宙船を迎える。
僅かな文字の中に万感が籠もっているのを感じずにはいられない。
日本の科学技術はアニメを見た人々が胸に抱いた夢とともに進歩してきた。ロボットなら鉄腕アトムやガンダムを作りたいという人たちが研究者や技術者の中にいた。AIとてしかり。宇宙だってそうだったのだ。
そして科学の進歩が時代を進化させ、新しい作品を形作っていく。

ああ、そうだ。トップをねらえ!を見よう。
BSで録画したのを引っ張り出す。しかしOVA全編ではないので少し物足りない。
奇しくも、ちょうど都内では劇場公開していることをすかさず見つけてくるヨメ、うちの事をフットワークが軽いと評する人もいるが、何のことは無い。ヨメが優秀なだけだ。

そんな訳で、初めて映画館の大スクリーンでトップをねらえ!を見てきた。
劇場用リマスター版、家のテレビでは見えなかったところまでハッキリ分かる。


この作品にはうちの好きな要素がたっぷり詰まっている。
ロボットが組み体操をするといった大真面目にギャグをやっているシーン。
うちはうる星で育っているから、”おねえさま”が鉄下駄を履いて特訓しているのも、未来なのに日本文化が宇宙にまで浸透しているのも好きだし、うっすらと「この原画はこの人では?」と分かるのも嬉しい。原画に丹沢学(アニメうる星の作画で丹沢氏が一番好き)作画監督がもりやまゆうじであったのも嬉しい。画面に書類が映ればアニメーターの名前を探してしまうし、宇宙船の中に電車が走っているところも好きだ。


主人公のタカヤノリコは努力の人だ。努力に目覚め、精神力で様々な葛藤を克服する。
コーチの厳しい指導も相互信頼がしっかりしているから成立する。昭和のスパルタ鬼コーチそのものだ。

学園ではノリコをいびる嫌な先輩が決闘を申し込み、すさまじい形相で攻撃してくる。
宇宙に行った後もユングがおねえさまと決闘したりする。
だが、どちらも、しこたま殴り合って相手の強さを認めたら後腐れ無く味方になる。
そう、「土手で殴り合って倒れて仲良くなる」という理想化された不良少年のしぐさなのである。
すなわち、スポ根漫画の少年がやっていたのを精神もそのまま可愛い女の子に移植したと言っても過言ではない。
ピンチ、挫折、それを乗り越えて(急に)強くなる。SFてんこ盛り、女の子は美人揃い。ギャグから始まってシリアスになってゆくシナリオ。
情報量が多く、ビデオを一時停止したくなる画面。
オタクが好きな要素がこれでもかと詰まっているんだけど、「オタク君、こういうの好きでしょう?」といういやらしさが無い。
あるのは「俺はこれが好きだ、どうだ君も好きだろう」という強力な自負だ。アニメに携わるスタッフが楽しんで作っている作品というのは面白い。

ウルトラマンすら見ていないTV特撮オンチの自分には元ネタが分かるのは僅かであったけど、それでも松本メカがテーブルに埋め込まれているのは分かる。地球が銀河鉄道999に出てくるメガロポリスみたいになっていたのは面白かった。

後半の物語の中核をなすウラシマ効果による別離と葛藤、自分以外、数日・数ヶ月ぶりに会ったら大人や老人になっているという辛さ。
それを覚悟でノリコと一緒なら構わないというおねえさまのバスターマシーン3号への突入、帰還を迎える地球の様子。
これは涙無くしては見られない。

良い作品との出会いは人生を変える。冒頭の「はやぶさ2」に携わった人もそうだったのだろう。
うちはうる星と出会って人生変わったから、よく分かる。
Ob1607601728247

| | コメント (3)

2020年11月21日 (土)

実写映画「ビューティフルドリーマー」

映画館に行ってきました、実写映画「ビューティフルドリーマー」を見に!
最初「うる星ではない!?」「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマーを再現してる?」とクエスチョンマークが付きまくる情報の出し方で、とはいえうる星じゃないんだよな~、と最初は悩んだのですが映画を見てびっくり。
予想を遙かに上回る「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」(以下BD)の実写再現でした。
メガネの台詞を暗唱して「~序説第三章より抜粋」と言っていた人は見た方がいいと思う。

Img_1109
うる星の無い世界で映研がBDを作るというのがこの作品の大きな筋書きなんですが、冒頭からしてBD。
音楽もかなり近い曲で雰囲気を巧みに演出している。
実写でやると、そのメイキングはこうなるのか!という視点で見ても面白い。


冒頭、学園祭のごった返す様子に「あのBGM」の雰囲気を持たせたBGMでスタートし、惚け顔のあたると戦車の砲塔が映る。
もうこのシーンで心わしづかみですね。
そして次に驚くのがサクラ先生に相当するアヤメ先生、これがBDの演技にかなり近い。鷲尾真知子さんの代役で登場しましたって感じで近づけている。
この辺は予告編や今までの宣伝でも出てきますが、映画で見てるとずば抜けて近いのだとわかるはずです。

Img_1116
まだ見ていない人、やっているうちに劇場へ!

以下、ネタバレ部分です。

» 続きを読む

| | コメント (4)

2020年4月24日 (金)

二周目第53話 「美少女は雨とともに」

第53話 「美少女は雨とともに」 思い出深いアメフラシの回。 うちが初めてうる星やつらのコミックスを手にしたのは10巻。10巻最初の話がアメフラシなのです。 だから、扉絵の後ラムちゃんが本編に出てくるよりも先に雨森露子が出てきたんですね。 今回のアニメでは雨森露子は島本須美で、清楚なイメージを出しています。 一方で露子パパは強烈。原作ではスーツが強烈でしたが今回は声とBパートの動きが強烈。詳細は後ほど。 さて、Aパートではあたると露子ちゃんの出会いが描かれます。原作では雨森家のダイニングテーブルの裏に張り付いていたラムちゃんですが、アニメでは錯乱坊と一緒に冷蔵庫から出現しています。錯乱坊はともかくラムちゃんの体調が心配になります。 そして強烈なパパ登場。最初は普通かなと思ったパパも次第に怪演。アメフラシとの思い出を回想する時の自称「美少年」というあたりから可笑しい。でも、回想シーンのパパはちょっと美化して一生懸命美少年に寄せている感じ。 原作の回想シーンではパパは村はずれの道祖神(大映って台座に書いてある大魔神像っぽい石像)にお祈りしていたけど、今回は無難に普通の地蔵に祈ってます。 その後、アメフラシに祟られたあたるに錯乱坊がお守りの錯乱坊型てるてる坊主を渡そうとしますが、ここであたるは敢然と拒否。 お守りを持ってとお願いするラムちゃんに対しても、敢然と拒否。 その理由を「電撃を怖がっていたらおまえと付き合えないのと一緒だよ」と稀代の名台詞を口にします。 このときのラムちゃんの反応の良さは、是非見てみてください。 さて、あたるはどんどんやつれ、ラムちゃん達(可愛い雨合羽!)一行はアメフラシを見つけて追うことに。 このわざわざ地を這う追跡シーンの滑稽さも見もの。 遂にアメフラシのアジトを見つけ、露子パパがアメフラシに謝罪。お詫びに果たせなかった約束を果たす、という展開です。 童心に返り懸命に遊ぶパパ。ちゃんと遊んでいる中にギャグシーンも入り、それは次第にエスカレート。 お馬さん遊びのあたりから悲しいかな中年の疲れが色濃くにじみますが、果たせなかった約束というより、親子の姿に近い感じもします。 そして遂に到来する別れ。原作では強烈な露子パパの印象のまま、あっさりバイバーイとアメフラシが言ってパパの異常性に目を奪われて終わりなんですが、アニメではキャラは強烈だけど良い人なんだな露子パパと思ったり、しんみりしてしまったり。 ところが、それもアメフラシがいなくなった直後のパパの取り乱し方にギャグ作品としての本領を発揮。 露子パパは変人なのだということを思い出させてくれます。これは声の力も相当大きい。後に竜之介の父に抜擢されるだけのことはあります。 原作にあたるはすっかり健康を害してしまいますが、露子ちゃんはあっさり引っ越し。 なんでまた急に引っ越しなんでしょう。そこは描かれませんが、雨の日も雨の日も遊び続けたパパの仕事と関係があるのでしょうかね!? 20200416

| | コメント (0)

2020年3月29日 (日)

二周目第52話 「クチナシより愛をこめて」

第52話 「クチナシより愛をこめて」 錯乱坊の追走劇が印象深いこの回、冒頭から凄いんです。 まず、日常の描写として描かれているはずのシーン、軒並みアングルがアオリだったり斜め下からカメラが回り込むように動いたり、やたら凝っているというか、無駄に凝っている。 ここが見せ場だから集中して描くのではなく、Aパートの同一原画のシーンは軒並みこれ。作画監督が遠藤さんだから絵柄も整ってるし、無駄に原画家のパワーが余っているうる星のエネルギーというのを感じさせられます。 サンデーグラフィックに出てくる「顔に足跡を付けた錯乱坊の口から写真が出てくる」のもこの回です。 冒頭、あたるはジャリテンの追跡に気づき、曲がり角で姿をくらませたかと思えば、なんと木の枝に体を横たえ、上からジャリテンをつまみ上げるという超人技を繰り広げます。そのまま地面にスタッと降り立つところを見ても、今作のあたるはスーパーマンです。 しかし、それを上回ったのが錯乱坊。ぼけやで花を買った後に錯乱坊の追跡をあたるとテンはダッシュでかわそうとするも、錯乱坊は大ジャンプの果てに空中宙返りをしてあたるの前に華麗に着地。すごい身体能力です。 今作では錯乱坊が入れ歯であるという描写までなされまし、あたるの父が盆栽を育てているという描写まで行われ、なんともオリジナル設定てんこ盛りです。 あたるがクチナシに水をあげるべくホースを持ってくるところの描写も凄い。え、そうやってくるの?と思わせる入り方だし、ものすごいたこ足配線で温風を浴びせまくるところも愉快。 Bパートではジャリテン、鬼星の温室でクチナシを育てますが、それを見守るあたるの両親がいつになく仲の良いところをアピール。緒方さんのアドリブと思しき「あたるも八卦」という言葉まで出てきます。(脈絡無いのに、言いたかったんだろうなあ) Bパートの追走劇、高速感を出すべく錯乱坊の頭に背景を入れた線が描かれます。その後のメガネが追いかけてくるところもアングルが凝ってる凝ってる。背景動画はビシッと使うし、脚のアップのシーンは特徴的で一発で山下原画と分かるところ。 動きが楽しい、動かし方が楽しいというアニメうる星の原画マンの房総が生み出した面白さを存分に堪能できる会です。 本来冗長になるはずの移動シーンが、この動かし方故に一大エンターテインメントに変貌してしまう。 ぼけやのお姉さんとのやり取りが決め手になる今作が、かなりの部分を追走劇の印象に持って行かれてしまうほど。 しかし、最後までぼけやのお姉さんはある種超人でありました。 ラストシーンではクチナシがラムちゃんを蔓で縛ってモーションかけているんだけど、ちゃんとあたるは助けに行かなきゃ!と思いながら見ているうちに幕を閉じるのでした。 52_20200329

| | コメント (0)

2020年3月 8日 (日)

二周目第51話 「ラムちゃんの男のコ教育講座」

第51話 「ラムちゃんの男のコ教育講座」 あたるのトランプ占いから始まるこの回。 冒頭からしてラムちゃんが可愛く、「あたるって占いやるのか」という驚きもすぐに、ラムちゃんのすがり方が可愛いという感想にもみ消されてしまいます。二回連呼するのがね、いいんだよね。こんな風にすがられたいと思いますよね、そうですよね。 この後のあたるの母と一緒に、あたるの子供の頃のアルバムを見ているラムちゃん、あたるの母との会話は仲の良い嫁姑というか、恋人の母親との会話といった感じ。諸星家にも受け入れられた感じで良いですねぇ。 そこでラムちゃんは子供の頃のあたるを教育せんとしてタイムスリップするわけですが、10年前は何故か空き地に土管があって、ドラえもんの空き地の様になっています。考えてみれば本放送当時から10年遡ると昭和40年代な訳で、当時は東京のあちこちが掘り返されて下水道工事をしていた。練馬は後の方だから空き地に土管というのも不自然な話ではありませんね。 さらに電柱は木柱だし、背景の中にも時代が描かれてます。 サクラさんは錯乱坊に食事を勧められて断るところからも、病魔にとりつかれている高校生時代は食が細かったであることも分かります。 結構示唆に富んでいるなあ。 ちゃんと10年前にタイムスリップしていることを確認できたラムちゃんは大空の中で喜びを爆発させ楽しく飛び回ります。 この動きののびのびとした楽しさは、やはり高橋資祐。スタッフロールを見るとコンテも描いていることが分かります。道理で! この後、子供の頃のあたるが出てくるわけですが、鼻歌を歌うも歌詞が分かっておらずいい加減な内容を自信なさげに歌い、頭を揺らしながら歩いている、これは可愛い!(笑)アホの子です。 Bパートに入るとあたるまでもが過去にタイムスリップして、ラムちゃんの作戦を阻止しようとする。 子供の頃のあたるは電撃人形の電撃を浴びまくり、コテンとひっくり返るんですが、この少ないセル画で効果的に動かすのもまた楽しい作画です。Aパートの可愛いのはラムちゃんに始まりラムちゃんに終わるけど、Bパートは子供の頃のあたるが可愛さを全部持って行っている気がするなあ。 子供の頃のあたるはデパートの屋上でも女の子にちょっかいを出し続け、病的な程。 ラムちゃんの企みも病的ですが、あたるも病的。やばい者同士といった感じです。 その後出てくる子供の頃のラム親衛隊4人組は、しのぶの為に一肌脱いでなかなか立派な子供。顔の造作はもうちょっと花を持たせても良いのではという出来ですが、大人に立ち向かう姿は男前です。 オチのシーンでは、あたるの父が「新居をバックに記念写真撮りましょうよ」「そういう心境ね」と上手い返しをしますが、これって緒方さんのアドリブではないかな。 あたるが塀に首を突っ込むシーンはすさまじく、このカットだけでも爆笑。我が家は「ひどすぎる(笑)」と、笑いが止まりませんでした。 現代に帰ってくる途端、先ほどまでのドタバタは急に幕を引き、家族が家でゴロゴロしているような感じに戻ります。 すごいねえ。なんか我が家みたいな距離感だねえ。 51_20200308

| | コメント (0)

WacomOneレポート続き

前回の日記でレポートした「Wacom One」。


購入以来、絵を描く頻度が高まり、ヨメをほっぽって絵を描きまくるという問題が生じました(笑)

プラスチック定規で線を引けて便利というのは背景画や風景画を手がける友人から聞いていましたが、実際やってみたらやはり便利。

20200308
便利というか、楽というか、遂に紙と同じ感覚で描けるようになったな!というのが正直な感想です。


デジタル絵は紙とは別物。それぞれ異なる特性と利点があるというのは頭では分かっていても、紙に描くのに慣れた体にとっては紙と鉛筆の魅力を代替するには至らず、結局は紙と鉛筆に戻っていたわけですが、遂にデジタル画材が描く楽しさで紙と鉛筆を上回るようになりました。


もっとも、ペンはステッドラーのデジタル鉛筆だからこそ、違和感なく楽しく描けているというのもあります。

道具に振り回されず、いいとこ取りで楽しく描けているというのが、何より性に合ってます。





| | コメント (0)

2020年2月24日 (月)

描くのが楽しい!Wacom One

液晶タブレットには以前からずーっと興味があって、ことある毎に試してきましたが、なかなか満足がいかなかった。

出始めの頃の液晶タブレットはペン先とペンのズレが激しくて、友人宅で試したけどしっくり来なかった。
その後も電気店で試したり、レンタルで試したりしたけどどうにもなじまない。価格を考えると手が出ない。

ところが、遂に普及価格帯のタブレットがWacomから出ました!
Wacom One」といいます。



中華タブレットの安さに目がくらみつつも、実際に導入した友人知人の苦労を聞くとまだ買うには早いなと思ってたんですが、店頭で試したらこれが性に合う。値段は中華タブレット対抗、描き心地は抜群ときたら欲しくなりますよね。

何が良いかというと、普通のタブレット(通称板タブ)だと、円を描いても始点と終点がずれてしまうのに、液晶タブレット(液タブ)だとずれない。要は一発で決まる。
スキルの差とか慣れの問題なのだろうけど、その差を埋めてくれることが描くときの気持ちよさにつながってくる。
これが昔の液タブだとズレが酷くて直感的では無かった、でも今は違うというのを痛感!ピタッと決まる!

今まで、タブレットに向かっても楽しいとはお世辞にも言えなかった。
絵チャは確かに楽しかったけど、絵を描くという行為に楽しさを覚える最上級の画材は紙と鉛筆だった。
ところが、これは楽しい。
あれほど手になじまなかったClipStudio(クリスタ)でGペンにしてシャカシャカと手を滑らすとベタフラッシュが描けた。なんて楽しいんだ。
クリスタは液タブと合わせて使うとこんなにも気持ちよい道具なのか。

ついでに、ペンも普段使っている鉛筆と同じステッドラーとのコラボペンを購入。
Sted
重い鉛筆を持つような心地よさ。
ますます描くのが楽しい。持ち心地が良いというのは重要。今までもタブレットペンの軸を太軸の木材に交換していたけど、これは鉛筆状なので最初から手になじむ。


 

液タブの何が良いって、ペン入れするときにキャンバスを回転させるのでは無く、普段紙を回転させて描きやすい方向でペン入れしているように液タブを回転させれば良いところ。
友人に聞いたら液タブ+プラスチック定規も直感的に描けて便利なのだという。背景描くときに試してみよう。

そんなわけで、デジタル落書きがすっかり楽しくなりました。
20200219

| | コメント (0)

«二周目第50話 「翔んだドラキュラ」