米ヤンありがとう
ジリジリと暑い日差しが照りつける中、甲高いカラスの鳴き声だけが麻布の街に良く響く。
向こうから霊柩車の警笛が鳴り、沿道の参列者は頭を垂れる。
…皆が両手を合わせたその刹那、葬儀会場からマツケンサンバの替え歌、米やんサンバが。
たまらず沿道を埋め尽くした参列者全員が笑い出す。
そして、前方から閉会宣言の時のような拍手の波が。
霊柩車が来ると、あちこちから「米ヤンありがとう!」の声。
涙を流しながら、手を叩きながら、ありがとう!ありがとう!
いつまでも拍手は止みませんでした。
そこには、晴海の頃、有明の初期の頃がそうであったような、不思議な場の一体感がありました。
忘れかけてた良きコミケの空気が、まさにそれでした。
悲しいお葬式はいくつもあれど、良いお葬式に出会ったのは初めてです。
米ヤン、本当にありがとう。そして、お疲れ様でした。
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