第36話 ランちゃんの御招待
第36話 ランちゃんの御招待
この話のポイントは花ビンさんです。
我が家では花ビンさんをモチーフに、それに似た形のゴミ箱を愛用しております。
アニメでは花ビンさん以外にも床がへこんでラムちゃんを食べようとする階段さんなどのトラップが。
恐るべき陥穽。
ラムちゃんは初っぱなから警戒レベルを最大に引き上げてるのですが、あたる君は用心のかけらも無し。
美人の前には性善説の盲目主義を貫徹します。怖いですなぁ。
出されたクッキーを明確に個人別に分け、ラムちゃん用があたる君の口に入らぬよう巧みに誘導するランちゃん。
この辺のラムちゃんとランちゃんの攻防は見モノ。
薬入りと分かっていても言下に否定できない空気で、如何に食べずに済ませるか…なかなかの駆け引きです。
私はてっきり、ラムちゃん用にだけ眠り薬が入ってるのかと思ったのですが、全員の分に眠り薬が入っていたというオチ。
じゃぁ別にいいじゃん、誰がどれを食べても。よくわからない演出です。
さて、ダーリン人形を作ってあたる君と入れ替えを企むランちゃん。
焼いてできあがりって色んな意味で気味悪いな。どういう成分で組成され、どういう理屈であたる君の形そっくりにできあがるのか全く不明。輪をかけて色んな意味で気味悪いです。土星気味悪い。
薬で寝ているうちに隔離され、何故か床が抜けて異次元空間に放り出されるあたる。
丸い星…というより隕石レベルの球体の上に乗ってふわふわと漂っているとランちゃんと遭遇。
「宇宙の恋もいいなぁ」とかお気楽なことを言っています。
流石、救世主とまで呼ばれた男は肝の据わり方が違う。
この異次元空間、宇宙をモチーフとしているようなのですが、重力は常に一定に下方に働き、隕石は浮遊している。謎だらけ。
こういう時はラムちゃんの言葉に従うのです。
「サイエンスフィクションだっちゃ!」と桃太郎の前で自らの立ち位置を公言しています。
ああそうなのです、サイエンスフィクション、うる星はSFなのですよ。
じゃぁ、この空間をどう捉えるべきか。…良い言葉が浮かばないのでうる星宇宙とか、SF空間とか言っておきましょう。ん?全然謎が解決していない?
いいですか、地球の拙い科学で説明できない事象を、ラムちゃん達はいとも容易くやってのける。
宇宙の先進科学の片鱗を我々の吹けば飛ぶような乏しい科学知識で定義しようなどとはおこがましいのです。ハイ済みませんでした。
なにはともあれ、入れ替えは失敗。ランちゃんは復讐するんじゃい!と改めてラムちゃんの前で宣言して終わり。
ちなみにスタッフロール見ると前回と今回のどちらかに西島克彦原画が入ってるのですが、作画監督の修正がバッチリ入っているのか全然気がつきませんでした。(作画監督:遠藤さん&野部さん)
やっぱり、キバむき出しにしたランちゃんのシーンなんでしょーか。
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