第67話 君去りし後
第67話 君去りし後
名作なので、感想は多くの人が書いてます。
だから今更なんですが、自分なりに。
ラムちゃんが家庭的な魅力を醸し出してくれる一作。
かいがいしい妻、というアニメうる星ならではのラムちゃんの魅力を前面に出しています。
髪の油を針に付けてぬいぐるみを縫ったり、口で糸を切ったり。
あたるが菓子を手探りで探せば、菓子皿を近くにそっと出したり、あたるがピザで手を汚したら手を拭こうとするし、あたるの口元の汚れも黙ってぬぐおうとするし。
さて、ラムちゃんがいなくなって、あたるは落ち着かない心のまま夜の街を徘徊します。
つまづいてゴミ箱を被った状態で惨めに泣く。これを聞かれるわけですね。
ラムちゃんはこれを聞いて、愛されていることを深く実感する。
原作では滅多に「好き」なんて言わないから、ラムちゃん感慨深いはず。
でも、アニメは事あるごとに好きって言っちゃってますね。
でも、ラムちゃんが如何に感慨深くこの泣きじゃくるあたるの声を聞いているかは、平野文の名演技によって聴衆の我々に伝わってきます。
さて、細かく目に付いたところではあたるが読んでいる漫画が実にマニアック。
近年唐沢俊一が復刻した漫画じゃないですか!
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