第133話 き・え・な・い ルージュマジック
第133話 き・え・な・い ルージュマジック
あたる大食い。ラーメン6杯。小遣いを気にする割にはエンゲル係数を上げて終わらせてしまう17歳。
勉強せずに寝てばかりというのがよく分かるやりとり。ラムちゃんはあきれかえってテレビの有線リモコンをガチャガチャ。
これ、今だったらケータイでメール、すっかり倦怠期のカップルの構図ですな。
そんな中、口紅のCM「くちづけしたくなる」で手が止まり、「うちにも青春のメモリーして」とラーメン屋で迫る(笑)
あたるの頭をつかんで「うちにも」といろけもへったくれもない迫り方はラムちゃんらしいけど、このTPO無視加減は
初期ラムちゃんの血がぶり返したか?
しのぶは竜之介を連れて甘味処へ。口の周りをあんだらけにする竜之介。
ファーストキスの話に興じるとしのぶだけがまだと判明。カッパの話でも、あたるとは未遂だったもんなぁ。
このあとファーストキスを守るのよー!と大騒ぎする理由になります。
そして竜之介は自慢げに女の唇が赤いのはこの口紅ってのがあるからなんだぜと得意げに語る。幸せなやつだなぁ。
メガネはビデオに撮ったCMを繰り返して決定的瞬間が見られんと憤る。そしてもてたこともこれからもてることも無い俺に対して云々と騒ぎ立てる。わかる、わかるぞメガネ。でもそうやって騒ぎ立てているからもてんのだ。ラムちゃんが言ったろ。白い目で睨みながら「よくしゃべるっちゃねー」って。
それにしても、ビデオデッキがあるなんて金持ってるよなぁー。部屋暗くしてビデオ繰り返して、部屋はラムちゃんのポスターだらけ。ポスター=生写真だろ。羨ましいよなぁ。マクラにも写真だものなぁ。
メガネの妄想が途中でリピートされるところには笑った。
さて、口紅を作ったラムちゃん。
ジャリテンと事故とはジャリテン羨ましいやつめ。
あたるは口紅を捨てたと見せかけて隠し持つ。奸知の意味を辞書通りにそらんじられるだけのことはある。
口紅を学校に持ち込むあたる。そして案の定大騒ぎに。
そして今回も女受けがいいだけの見得を切る面堂の二枚舌が炸裂。紳士だけど外道だな。
しのぶはファーストキスを守ると机を振りかざして孤軍奮闘。
ラムちゃんがファーストキスと騒がないのはもうすませているから。
原作では酔いどれ狐型宇宙人に憑依されたとき何度もしてましたね。恥じらってもいた。今回は公衆の面前でもお構いなしですかそうですか。
あたるは面堂の唇とくっつくという凄絶な事故を経験。あたかもファーストキスだったかのような狼狽をするも、あんた真子ちゃんの話の時にキスしてるでしょーが。
更に悲惨なのは錯乱坊とぶっちゅり。面堂の比にならぬおぞましさ。そのまま白髪になってもおかしくないんではないか。でも、あたるは「錯乱坊のアップ」にも耐えると評判だしなぁ。
結局おぞましい光景と一握りの悲劇(しのぶと竜之介)が発生し、ラムちゃん無事にて終了。
キスできなかったラムちゃんやけ食い、感心しません。ラーメン3杯。大食いだよなあ。スープまで飲み干してるし。
そして青春のメモリーたるガラス越しキッス。ラムちゃんは美しいけどガラス越しのあたるは…(笑)
理解あるラーメン屋の親父の祝福に包まれて美しく終わるのでした。でもガラスきたなさそうだ。
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