第180話 ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…
第180話 ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…
名作、望ちゃんの話。
冒頭からぞくっとする演出。かごの鳥を放ち、日記帳を風呂敷に包む。うまいねぇー。
サクラにデートを勧められ、ラムちゃん早速嫉妬。ラムちゃんって角の間で放電するんですね。
そして鏡を眺めるあたるの可愛いこと(笑)
早速望ちゃんをいつもの調子でくどくあたる。住所は「海の見える丘一丁目」のくだりで海岸沿いの丘に立つ墓所が映る。これもなぁー。うまい。
原作では幽霊と知ったラムちゃんは二人を応援するんですが、アニメでは色々嫉妬。
セーター着るくだりのようなところではあたるに「女の子の真心を踏みにじるもんじゃないっちゃよ」と迫る時だけ嫉妬の色を見せません。
なんだかんだ言って着るあたるは可愛いタッチで描いてあるんですが、男を感じます。
望ちゃんは黄色い電車に乗って都会へ。
…あれ、行先が都心じゃなくて思いっきり埼玉県ですよ!?しかも電車の側面の社紋、本物を90度横にしているよーな。
映画館では肩に手を回そうとするあたるの手をラムちゃんがつかみ怒る。ラムちゃん怒っても可愛いなぁ。(そればっか)
ジェットコースターではあたるをじっと睨む。原作ラムちゃんが望ちゃんを幽霊と捉えていたのに、アニメラムちゃんは女の子として捉えているんですね。
その後の食事のシーンではラムちゃんの口調と絵が合ってない。「これ、おかわりー!」とタバスコを突き出すのですが、声は「るるんるるんるるーん」とご機嫌なのに、絵は眉毛つり上げて怒ってる感じ。原画すら間に合わなかったんでしょうね。
夕方になっても成仏しない望ちゃん。「ダーリンももう限界だっちゃ」ってラムちゃんは冷静に観察しています。
これ、客観視というより、あたるのことを常々いろんな意味で気にかけているラムちゃんならではの台詞だなぁと勝手に好意的に解釈しています。
そして、名台詞「もう少し、着てる」
感動。
何故、ラムちゃんがあんな浮気性でエゴイストでとまで言われるあたるを好きなのか。今作はアニメでもあたるの魅力を存分に描いていると思います。
墓参の帰り、「それに夢壊しちゃ可哀想だもんな」は「幽霊の」が抜けてます。
幽霊の夢を壊しちゃ可哀想なんじゃなくて、望ちゃんの夢を壊しちゃ可哀想ってこと。
あたるは最後まで幽霊とデートしたんじゃなくて、望ちゃんとデートしたんですね。
最後の「ダーリン、うちも幽霊になろうかな」のあたラムのやりとり、この声最高ですね。
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