萌え萌え防具辞典
最近流行りの萌え系辞典モノ。
この手合いの本を買うのは初めてなんだけど、好感が持てる作りでした。
まったくの初心者や普通のオタクの人に手にとってもらい、鎧っ娘ファンの人口を増やして欲しいものです。
少しでも詳しい人は鎧娘絵画集と思って買ったほうが良いと思います。
本書の特徴としては、ありがちな西洋のアーマー一辺倒とかファンタジー系ではなく、史実に基づいた鎧を取り上げているところ。
滅多にお目にかかれない日本甲冑も取り上げられており、大鎧・胴丸・当世具足・腹当・挂甲・短甲と古墳時代から戦国時代に至るまでの鎧が取り上げられています。
個人的には腹巻が無いのが残念なところ。まぁ胴丸と区別つかないだろうからしかたないんですが。
それでも、腹当や挂甲・短甲を取り上げているところは高く評価したいです。
でもイラストレーターに鎧マニアは日本甲冑に限って言えば残念ながら皆無の模様です。絵を見れば分かります(笑)
大鎧なんか編集さんが渡した資料が大鎧じゃなかったんじゃないかと思う。
このアレンジ(とくに草摺まわり)は気に入っているので「これはこれでアリ」なんですが、胴回りはちゃんと鹿革貼ってほしかったなぁ。作者は頑張ってると思うのですよ。
ちなみにうちのお気に入りは短甲。短甲娘を見たのはこれが最初なので嬉しかったです。
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