二階建てバスで東京再発見
初めて見かけたのは東京タワーの展望台から見下ろしたとき。
屋根のない二階建てバスが眼下を走っていて、あれは何だ!と思ったものだった。
その二階建てバス、スカイホップバスという、フリーパスを買って乗降自由となる定期観光路線バス。昼間は1時間ヘッドで東京丸の内発スカイツリー、お台場、六本木の3路線。
最初はスカイツリー線から乗ったんだけど、これが面白かった。
乗車から記事アップまで半年かかった(途中でデータ消失してくじけていた)けど、ようやくアップです。
東京駅と大手町のビル群を望みながらJRのガード下をくぐるんだけど、ぶつかるんじゃないかという位に高さ制限ギリギリ。迫力満点です。
そして、リベットだらけの構造体をつぶさに観察できる。音はうるさいけど、この頃のが一番見ていて楽しい。
上野松坂屋の前を過ぎて上野駅前、そして浅草通りへ。上野から浅草の間は道路が一直線。
ビルがずらーっと並んでいて見事な一点透視の構図になるんだけど、消失点が画面の中心にくる構図ってつまらないね(笑)
上野から浅草にかけて、浅草通りから見渡せる街路はどれも碁盤の目。辺り一面焼け野原になった後の復興がうまくいった(用地買収に成功した)あたりです。だから路地にも救急車と消防車が入れるのです。
浅草通りの下は銀座線が通っています。
稲荷町駅は開業時の入口がそのまま残っていますが、この「地下鉄」のロゴは今も通用すると思う。
バスはそのまま一直線に東に進み、雷門をちらり横目に見ながら浅草。東武の立派な駅の近くを進み、やがてスカイツリーの偉容が姿を現します。
バスが止まったのはスカイツリー前駐車場。これが凄い所にあって、用地買収を免れた民家の隙間に入り込むのです。え、左に曲がってどこに行くの?と思ったら時間貸し駐車場の所にぴたり。これは曲がれないんじゃないかという隙間にするりと入ってぴたっと付ける。職人芸ですなー。
この日は猛暑日で屋根のない二階建てバスは魚を焼くグリルのよう。折り返しまで休憩とあって、たまらず日陰を探しに下車。出発時間に席に戻ったらしっかり腰掛けが加熱されていて気分は塩焼きにされる秋刀魚といったところ。
この後もお台場線、六本木ヒルズ線と乗り比べしたけれど、このスカイツリー線が一番楽しかった。
日焼け対策で長袖を着ていたのに、隙間が真っ赤に焼けたこの日のように、日差しが強い日はともかく、そうでない季節を狙ってみてはどうでしょう。
カメラ片手に二階建てバス、お勧めです。
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投稿: 猫かつお | 2014年1月22日 (水) 06時30分