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2019年10月

2019年10月31日 (木)

二周目第28話「星座はめぐる」

第28話「星座はめぐる」

ラムちゃんが面堂とあたるを天秤にかける回。

作画はAパート相当の前話と比べ、作画監督が変わってしまい一気に垢抜けない感じになってしまいます。
冒頭のパチンココンピューターに対するラムちゃんの態度は原作よりも若干穏やかな感じがするも、思い通りの結果が出ないと椅子をぶつけてぶっ壊そうとするあたり原作より過激。
結局、少ないデータで推計して面堂終太郎を一位にするパチコンですが、有効なサンプル数を集めていないデータからの推計が如何に有害かを物語る実世界においても通じる教訓が描かれています。

12星座があしらわれたホロスコープに縮小光線であたると面堂を小さくし、自らは謎の超能力(これ、いまだにどうやって縮んだのか謎)で小さくなってホロスコープの中に入ります。いいですか、13星座じゃなくて、12星座(地球から見える形)+トラジマ一角獣座なんですぞ。鬼星が如何に地球を研究しているか分かるシーンと解釈することも出来ますね(笑)
その中ではあたるが早速乙女座にちょっかいを出し(この時のラムちゃんのダーリン!と叱る声が可愛い)、牡羊座では「男に乗られて気色悪い」と両名共に男性に興味なしというのがわかり、終太郎が双子座とトラブルを起こすシーンでは何を占っているのかも分からずと言った有様。
ラムちゃんが鉛筆の先を舐めてメモを取るシーンが描かれますが、これはイメージと違うんでないかなぁ。オジサンっぽい動きだぞ。
結局天秤にかけられた二人は釣り合って同じアホレベルということがわかり、うちの気持ち次第だっちゃと言ってラムちゃんはあたるの天秤に飛んでいき、原作では終幕を迎えるのですが、これ、結局途中の占いはなんだったのか。原作はドタバタがすごいので勢いで押し切ってますが、アニメを見て冷静に考えると訳が分かりません(笑)
アニメでは最後、クラスの皆が天秤に押し寄せて天秤は折れて爆発、全員星になって終わりという爆発オチ。
しかし、最後の最後で「あたるは星になったんだね」「あのままならいいのに」というあたるの父と母の会話がなされ、ブラックユーモアが光るオチになりました。

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2019年10月28日 (月)

二周目第27話「面堂はトラブルとともに!」

第27話「面堂はトラブルとともに!」

あの伝説の「面トラ」の回です。
山下将仁の原画が有名なこの回、冒頭の面堂家の重爆撃機の内部は未来のメカといったデザインが盛りだくさん。
メカの影の入れ方といい、面堂のアクションといい、格好良いに尽きる冒頭の作画。これに初めて触れたリアルタイムのファンはさぞかし衝撃だったことでしょう。演出に押井守が名を連ねているところからも、色々納得行く展開になってます。(特にメガネが出てくるくだりとか)
このシーンの原画を今見ると、ご本人が後のインタビュー記事で答えていたとおり、確かに勢いに任せて描かれており、絵の質は作画監督に丸投げしてしまっている感があるのは否めません。しかし、動かし方や影の入れ方などの抜群のセンス、それを生かしながら絵を整えた作画監督(遠藤麻未さん)の功績は後の世に語り継がれてしかるべきだというのは、幾多の先人が紡いだ賛辞の通りでありましょう。

脚本は原作で描かれたポイントを丹念に拾っており、そこに作画の楽しさやテンポの良さが面白さを倍加させています。
パラシュート降下した面堂はしのぶの投げた机をキャッチし、時計台の高さからパラーシュートを外して地面に華麗に着地。
後の「ラムちゃん牛になる」では2階から落ちたあたるが平然と歩いて教室を騒然とさせましたが、今作の面堂もなかなかにタフ。
その面堂はすかさず女子生徒をくどき、それを見ていたラムちゃんにダーリンより手が早いと呆れられます。
クラスでは女子生徒が面堂の周りを取り囲み、四人組は落胆。それでもメガネは秩序を取り戻さんとホームルームを始めます。
学級委員の選出で立候補し、暴政をふるわんとする面堂。
遅刻者根絶を目指し男子生徒専用の「拷問部屋」の開設を提案するあたり、面堂が如何に異常な人物であるかが分かります。
この異常ぶりを見てもなお、キャーキャーと黄色い声を出す女子生徒達。ギャグ漫画だからこれでいいんですが、全員そろいも揃って人を見る目が無い(笑)顔面蒼白になる男子生徒こそ人間的反応といえましょう。
これに対し、「対抗できる並外れた人物」として「並以下」のあたるをメガネたちは担ぎ出す。あの面堂の異常ぶりを見れば視聴者の皆もあたるを応援したくなるはず!。
しかし、あたるは原作通り当選の暁にはクラスの女は俺のもの!と口走る。そろいも揃ってダメだこりゃ(笑)
決着は原作通りにアホらしい戦いをするわけですが、アニメの面堂は最初からあたるを抹殺する気満々です。あたるの初弾が面堂の頭上を過ぎた時点で勝敗は決したようなものですが、爆風に飛ばされながらもあたる深手を負わずに大砲を撃たれ続ける。
いよいよ退路が断たれ窮したとき、ラムちゃんが軽やかに弁当(牛丼!)を届けにやってきます。
ここで、あたるの命が危機にさらされていると知り、「夫を見捨てる妻がどこにいるっちゃ!」と面堂を攻撃。
これです!これ!アニメのラムちゃんはあたるを守るために積極的に戦う!あーしびれる!素晴らしい!
かくて面堂は戦いに敗れ、切腹しようとして女生徒達に止められます。
ここ、爺やが介錯しようとしているのがポイントですね。お付きの者を含めて一家総出で異常な訳です。
黒メガネだったら、また対応も変わってたろうし、皆で「やれ!やっちまえ!」と他の黒メガネがそそのかしたりしていそうです。

エンドロールではフルネームではなく「メンドウ 神谷明」とかいてあります。何故片仮名!?

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2019年10月27日 (日)

二周目第26話「地獄のフルコース」

第26話「地獄のフルコース」

なんと面堂がいないのにこのネタやってしまうのかと驚きの回。
冒頭でパフェが運ばれてくるところで実に美味しそうに描いてあり、これは作画面でも期待が持てるかなと思いきや、あっという間に裏切られます。サクラ先生登場シーンとかは気合い入っているのに…今回は谷田部作監です。

今作で大きく取り上げられるマンナンライス(原作)ですが、アニメではビューティフーズと呼んでます。
これをしのぶ達が食べようとしている所に乱入してきたあたる、しのぶの口を手でこじ開けて俺にもよこせと迫ります。
これは酷い!あたるは女性に暴力ふるうような子じゃないのに!
ラムちゃんがダーリンいじきたないっちゃ~!と嘆くのも道理。

ここはハワイ、リゾートホテルという設定なのですが、バイキングコーナーの入口では店員が「安いよ」「フルコースがタダだよ~!」とポン引きの如く下品な呼び込みをしています。
タダの言葉に引かれたあたる。店のマネージャーが誰一人として完食した人はいないと言っているのに挑んでしまう。
原作と違いグループ内1名完食すれば全員タダという好条件。
しかし、出てくるのが最初こそまともな物ですが、あっというまに巨大日の丸弁当やらねこまんまやら、ホテルのレストランに相応しくない物が次々と出てきます。
地獄のフルコースと言えば「ホカホカごはんにカツオのタタキ」「おー好物好物」なのですが、アニメでもちゃんと描写していました。
この台詞大好きで、炊飯器買い換えたときは「ホカホカごはんにカツオのタタキ」を試そう!と言ってカツオを買ってきましたね。
無論、カツオのタタキを食べるときは、必ずこの台詞を口にしていますとも。
残念ながら「おぬし顔が緑色じゃぞ」は割愛、錯乱坊の顔が青いとサクラさんに言われるに留まっています。
どんなメニューを出しても勢いは止まらず、レストラン側はしこたま油を注ぎ込んだ焼きそばを作ります。OILとかかれたドラム缶を転がしてくる(笑)ここでサクラさん「油がギラギラして食欲をそそる」という伝説の台詞を繰り出します。うちも口にしてみたい!到底凡人には無理です。
結局、サクラ、錯乱坊を残し脱落したあたるは、ひっくりかえってギブアップ。でべそ姿で介抱されます。
最後まで残ったサクラさんは食材を食い尽くし、なけなしの牛の丸焼きまでペロリ。
敗北を喫したレストラン側は店員が器材を背負って店を去ってしまう。1人も突破者を出さなかったのが誇りとはいえ、何故一度の完食で店を畳むようなことになるのか甚だ謎ですが、料理の世界は厳しいのでしょう。

ラストシーンは、原作の水に沈むのではなく、あれ程食べたのに夕飯は中華がよいと言うサクラさんに皆がおののいて終わりでした。
沈むので良かったと思うんだけどなー。

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2019年10月26日 (土)

徳島空港発関西国際空港行

数年前四国に行ってきた時の、思い出話。

徳島空港発の最終便。
定刻より若干遅れて離陸したものの、羽田の上空でぐるぐる回って一向に降りず、順番待ちのアナウンスがあったけどやけに長いなと思っていたら、羽田空港強風につき目的地変更のアナウンス。
え、一体何処に連れて行かれるの!?成田?と身を固くしたらなんと関空。
エコノミーの小さな椅子の上ですかさず計算が始まります。

もし、関空で下ろされたらこのまま新大阪に行って最終の新幹線に…
いやいや、関空に戻る時間を考えると到底間に合いません。それならば、次善の策は夜行列車。
急行銀河無き今となっては、サンライズ出雲・瀬戸に乗るしかありません。あれは姫路まで戻れば乗れるはず、関空の駅で果たして発券できるのか…と色々考えるうち、関空上空へ。
ところが、ぐるぐる回ってばかりで一向に高度が落ちません。
なんだこれ、まさか燃料を消費しているのでは…
羽田が着陸できなかったのではなく、燃料を満載した状態では降りられなかったという話だったらどうしよう等と、馬鹿げた不安が脳裏をよぎります。
1時間くらいぐるぐると大阪湾上空を回ってから降下を始めました。
関空についてどうなるのだろうと思っていると、ボーディングブリッジのあるスポットどころか駐機場も満杯で、なんと貨物機の駐機場に着きました。
降機できるのかと思ったらそうではなく、給油を待ってから再度飛ぶとのこと。羽田から関空へのダイバードは約20機と聞かされていましたが、給油は12番目。
「みなさま、羽田空港までおつきあいください」という趣旨のことがアナウンスされていた覚えがありますが、こーなったら開き直りです。とことん付き合うほかありません。
思いの外早く給油も終わりましたが、今から羽田では終電終わっているのでは?という時間で離陸。
雲が多く、窓の外の夜景を楽しんだ記憶はありません。目が覚めたのは着陸時。うーん今何時?
…1時でした!

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配られているブランケットを受け取りソファーを探しますが、到着ロビーも出発ロビーも満員。
あ、そこの人1人で2席とりやがって、ちくしょー!と思うも、どうにもならず、仕方なしに周囲を真似して床にブランケットを引いて横になります。
周囲は明かりを落としており、こんな羽田は初めて見ました。

Cimg9454
ブランケットはうえにかけるもの。当然の如く、頭と足がはみ出ます。
頭はカバンを枕に。足ははみ出るにまかせることにしましたが、靴を履いていると寝入った直後に靴の重さで足が90度回転し目が覚めてします。
なんともキツイ羽田泊でした。
その時は考えもつかなかったんですが、なんでタクシーで都内に出なかったんだろう。

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二周目第25話「ハワイアン水着ドロボウ」

第25話「ハワイアン水着ドロボウ」

面堂終太郎登場前なのに、どうやって!?と思うと、なんと商店街の福引きで当たったグループハワイ旅行。
ペアでハワイなら分かるけど、かなりの人数です。クラスメートのモブ女子までちゃんといる(笑)バブリー!

絵のレベルは、けろっこデメタンとガッチャマンを足して3で割った感じ。作画監督はABパート合わせて野辺・谷田部の両氏でテロップが出ます。本作はAパート、どうやら野辺作監のようですね。

冒頭のハワイのビーチでは有名な野菜と女性が並ぶ砂浜が描かれますが、エースを狙えとゴルゴ13を足して3で割ったようなモブ女性が描かれます。少女漫画と劇画をミキサーでかき混ぜて、底の方を丼の中に親指を突っ込んでヘイお待ち!って感じです。もう冒頭からお腹いっぱい。
そこを救うのは今回も声優陣の演技。脚本も原作準拠でテンポも良く、アレンジの内容も親衛隊4人組のやり取りが滑稽愉快で華を添えている良い脚本です。
金髪美女に挨拶され、俺に声をかけたのだとケンカを始めるメガネとパーマ。そこへあたるは抜け駆けしてカタコトの英語で話しかけます。英語が話せる話せないではなく、まずは声をかけるという胆力。侮れません。

夜になって、あたる達は外で干してある水着が欲しくなってきます。
あたるは「失礼な!俺は中身にしか興味がない!」のはずなのに、高校生らしく執着する。メガネも理屈を付けて高校生だから仕方ないとばかりに突撃し、結局内輪もめ中に錯乱坊が出現(ここであたるはラムの水着をやるから見逃せと言う!)ウヤムヤのうちに終わります。

翌朝。水着が無くなってあたるに疑いがかかりボコボコに。あたるを籠絡させんとするメガネもボコボコに。結局男性陣は仲間を売りまくって全員容疑者としてボコボコにされてしまいます。
その後、海に出たサクラさんを真犯人が襲い、水着を剥いでしまう。この時、あたるたちが本人の拒絶に関わらず泳いで駆けつけるのですが、海岸からここに至るまでのあたるの動きや顔立ちがガンバの冒険みたいで可愛く楽しく描かれています。野辺作画の良いところはあたるに現れるのですね。

真犯人を追いかけ、船に武装して乗り込む一同。武器というより、凶器を手に蜂起した市民の如く詰めかける。初期うる星らしい光景です。
この時、ラムちゃんは柄の長い斧を持っていますが、全員で突撃するときに振り上げる手の中には鬼の金棒が映ってる。誰のエモノなんでしょうね。(位置的にはしのぶなんですが…)
真犯人の錯乱坊そっくりのタコを皆でとっちめる時は、途中からあたる達が踏みつけにしています。エモノは最初だけで全然使わず、その光景を錯乱坊が理解できない顔で眺め、合掌して幕。
結局錯乱坊の名誉は回復されたんですかね。大量の水着を隠匿していたわけだから、ビーチを騒がす迷惑ダコも食べられて一巻の終わりとなったんでしょうか。

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2019年10月25日 (金)

二周目第24話「父よあなたは強かった」

第24話「父よあなたは強かった」

原作では、”顔がままならぬ”という表現が印象深かった今作。
作画監督である遠藤麻未さんの修正が入り、Bパートである今作も可愛いラムちゃんが多く楽しめます。
今回作画面で注目したいのはラムちゃんの飛び方。空中で方向を変えてポンポンと楽しく飛ぶ。これはもしやと思ったら、やはりベテランの高橋資祐さんでした。
この辺の、誰がどういう作画の特徴を持っているという知識は、同人誌「動画少年」シリーズのお陰ですね。

冒頭、あたるの情けなさを両親が嘆くところから始まります。「意志薄弱」と言われますが、これが最終話に至るまでに強固な意志を有するようになるのだから、人間成長するものです。
地球を離れていたラムちゃんは早々に帰還するのですが、「うちの星まだ10月だっちゃ」と言う。どうやら少なくとも10月までは暦があるわけです。一体何月まであるのか、一ヶ月何日で、自転周期と公転周期はどうなっているのかと謎が多い。節分もあるのだから「節」の語を当てるような季節の節目もあるのでしょう。でも太陽が3つある星ですから、謎だらけですね。

お話は、あたるの強化のためにクラマ姫があたるを連れてタイムスリップ。クラマ姫のUFOに潜入し、カラス天狗を拘束、行き先を吐かないと火あぶりにすると脅迫します。しかも本当にジャリテンにより焦がされてしまう。なんというバイオレンス!ラムちゃんの手は焦げません。

クラマ姫の父、牛若丸と会ったあたる。原作通りに一瞬だけ整った顔をしますが、これが後期あたるを思わせる格好良さ。しかし、原作以上に顔面崩壊してしまいます。
男のなんたるかを教わるはずが、あ義父さんに女のなんたるかを教えるとあたるは意気込み、京へ女見物に。
ところが、ここで描写される京の女が醜女ぞろい。本当に酷い描かれぶりです。
原作でも酷かった弁慶はサングラスの形もサイバーパンクになり、本当にままならぬ顔立ちに。

ラムちゃんにそそのかされて牛若丸を襲いますが、女人ではなく男だったと判明し、打倒平家の家臣として使えることに。
打倒ひらやっ!は好きだったんですがアニメでは割愛。文字なしの音だけでは厳しいと判断されたのでしょうか。
原作でCrow義経と名乗ろうと牛若丸が言うシーンも、「九郎義経と名乗ろう」「ご苦労なことで」とあたるが返すように変わっています。これはうまい工夫です。

あたるは色々学んだはずですが、現代に戻って行列に並んでいる女子に端から順にサイン入りブロマイドを配ってナンパ。
当然片っ端からはたかれていくのですが、このブロマイド、1枚ずつ撮りおろしで同じ顔がない!しかもサイン入り。欲しい!と思っているうちに幕なのでした。



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2019年10月24日 (木)

二周目第23話「恋のバトルロイヤル」

第23話「恋のバトルロイヤル」 ※話数の数え方が間違っていたので、過去にさかのぼって修正してます

なんといっても、ラムちゃんが可愛い!素晴らしい!というこの回。原作の「ディスコ・インフェルノ」の回をほぼ忠実になぞっています。

冒頭はあたるの部屋でヘッドホンをしながら踊りまくるラムちゃんが登場。
こんな子だっけ?という台詞を連発しますが、冒頭から作画が良好。カワイイは強い。
なにしろこのシーンの感想が、俺も家でラムちゃんが踊りまくる人生を送りたい、しかありません。こんな感想では端から見ていて訳が分かりません。
ラムちゃんのヘッドホンからは盛大に音漏れ。ヘッドホンを抜くと家中が振動するような大音量。耳壊れないのかな。

あたる達は道でサクラさんとバッタリ。原作ではなうなやんぐと自称していたサクラさんは「ヤング」とは言わなくなりました。とはいえ言葉に違和感を感じるのはアニメでも同じです。
この辺ではサクラさんに突進するあたるを制しつつも、ラムとしのぶで奪い合い。
尾津野ツバメは恋人ではなく候補の位置づけでディスコへ行き、錯乱坊の前で認められるべく洋行帰りの技を見せつけます。
サンタになったりクマになったり、変化を遂げるあたるの前で、ラムちゃんは怒る。この怒り方がいい。原作よりもあたる思いで、あたるの為に戦う様が前面に出ていて、思われ甲斐があって羨ましいぞあたる!と4人組の如き気持ちになります。

変化するまでは楽しく踊っていたあたるとラムですが、どうして動きのシンクロニシティの見事なこと。一糸乱れず、上級ダンサーと言うべきでしょう。
一方のラム親衛隊最高幹部会の面々はというと、サクラ先生にご執心で、親衛隊じゃなかったのかと突っ込みたくもなります。
原作では異様な響きが独特の世界観をカモしていた「ディスコ博多甚句」などの曲名は無く、実際に音楽がかかります。サントラでここだけ聞くと、どのシーンの曲だったかなと迷うときがありますが、この話でした。

あたるの変化はサンタ、クマで終わり、原作通り尾津野ツバメはレイを呼び出してしまう。レイから逃げたり、あたるの方に割っていったりするときのラムちゃんのアップもこれまた可愛い。跳んで跳ねて、レイは帰れとばかりにレイを足蹴(尻で飛び跳ねているから尻蹴?)にするところのアクションも声と相まって可愛い。

最後は沢山の妖怪魑魅魍魎がどーっと召喚されてドタバタで幕なんですが、この中にジャリテンやアメフラシそっくりなキャラが潜んでました。
同じ原作準拠のドタバタでも、作画が可愛いと色々素晴らしいというお話でした。

カワイイは正義!

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2019年10月22日 (火)

二周目第21-22話「あたる源氏平安京にゆく」

第21-22話「あたる源氏平安京にゆく」

原作とも大幅に違い、アニメオリジナルだけどつまらないという、なんとも残念な回。面堂は未登場なのに出てきてしまうというハチャメチャぶり。
と、いきなり酷評してしまいますが、今回は本当に酷い。原作のように平安時代に舞台を移してレギュラーキャラが登場ではなく、ラムちゃんはタイムスリップ、あたる源氏はあたるの先祖(とジャリテンが発言する)、でもって23世紀の鬼が桃太郎を捜してUFOでやってくるという、良く分からない展開。
面堂率いる平安京防衛軍の扱いも、なにやら中途半端。
あたる源氏はしのぶの局に言い寄るもはり倒され、タイムスリップしてきたラムちゃんにも手をわきわきさせてにじり寄る。
原作と違い、あたる源氏はあたるじゃなくご先祖と認識しているんだから、ラムちゃんはあたると同じに扱ってはいけないのでは?
視聴者から見られない角度であたる源氏に迫られ、やめるっちゃ!とか騒いだ後、頬を赤らめた状態で顔を出す演出とか、ご先祖様相手ではNGでしょうと、ぷんすかして見ておりました。そーゆー演出いらない!

平安京防衛軍もまったく当てにならず、ラムちゃんは桃太郎を逃がそうと本人を見つけ、説得にかかります。
ジャリテンは核兵器も持ってると迫りますが桃太郎には通じず、結局正面から挑んで敗北を喫し、平安京は未来の鬼に占領されてしまいます。
あたる源氏は人間を裏切り鬼側に取り入ったとして、一糸乱れず行進する鬼に担がれながら京の人々の怨嗟を一身に背負う。
これ、鬼が京を占領すると言っても、せいぜい宴会するぐらいだし、行進は綺麗だし軍の風紀は抜群であまりに脅威に感じないのも脚本や演出がよろしくない。単に全員でべそ&乳首に飾りがついていて見苦しいくらい。

ラムちゃんはジャリテンを小型爆弾を持たせ陽動作戦に投入し状況の打開を図りますが、声:千葉繁の酔った鬼に「俺の名前を聞きたいか」と絡まれているうちに、爆弾は手元を離れて爆発。それも大爆発を起こします。(核爆弾に引火した、と言っているんですが、それって局地核だとしても全員死んでしまうのでは…)
その爆発の威力で平安京がタイムスリップし現代の諸星邸に…
想像した通りのオチで、なんとも脱力。作画は酷いし、誉めるところは今回も声だけは良い、というところでしょうか。

先日、うる星仲間で集まってこんな話をしました。
古川登志夫さんは初期はイメージが違うとカミソリレターすら届いたというけれど、声も演技も終始一貫していて変わらない。変わったのは描かれるあたる像、脚本やキャラクターが生み出すイメージの方なのではないか、という話です。
ラムちゃんもこの回はまだ、だっちゃ言葉が原作にも中期以降にも無い取って付けたような言い回し(例「○○しただっちゃ!」)をしいて違和感を感じるんだけど、これは脚本の問題であって文姉の声色は変わらない。
ご本人は地声だからねとか、古川さんがすごいのだと謙遜するけど、持って生まれた声色こそが根源的魅力であり、それはシリーズを通じて不変なのです。

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平野文出演「村上ゆきのスローリビング」聞きましたか

TBSラジオ 村上ゆきのスローリビング2019/10/20放送分に平野文さんがゲストで出演し、ラムちゃんについて語っています。radikoで放送後1週間は聞けるので、未聴取の方は是非聞いてみてください。
村上ゆきさんのうる星の想い出は本放送当時のファンなら共感できるはず。素晴らしいラジオです。文姉の声聞いていて泣きます。

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2019年10月17日 (木)

二周目第19-20話「ときめきの聖夜」

第19-20話「ときめきの聖夜」

名作、ときめきの聖夜。どれほどこの話に到達するのを待ったことか!
冒頭、デパートの屋上にいるラムとあたる、そこへやってくるラム親衛隊最高幹部会4人組。その横に女子2名。どういう組み合わせなんでしょう。4人組が女子と行動を共にするとは考えにくいのですが…
4人組はあたると話し、女子はラムちゃんと話す。考えてみたら、ラムちゃんと普通に友達のように話す地球人は諸星家の住人を除きこの2人が初めての描写です。
デパートの屋上のラムちゃんは手編みの何かを作っている。この地球人的な描写が今までのTVシリーズで描かれてきた”トンでる宇宙人”とは違います。あたるに愛想を尽かすことなく、ひたすらに心配する。ああなんと良くできたお嬢さんなのでしょうか。

一方、メガネたちは献身的なラムちゃんに対するあたるの姿に吹き上がり、制裁だ!と色々な物を食いながら一気呵成に喋る喋る。おっちゃんコロッケ!で終わるこの台詞、真似した人も多いんじゃないでしょうか。メガネの長台詞はこの話を端緒とし以後決定的に路線が決まったと思います。
この後の陰謀の巡らせ方、喫茶店で次々と相手を変えては取引をする姿、これも後に「さよならの季節」等数々の名作で描かれるメガネの姿として定着します。これがたまらなく面白いんだよなぁ!
ここで初めて「ラム親衛隊最高幹部会」の名前が登場します。議長がメガネであり、突撃隊長がチビであることもわかる。
あたるの性格を把握しているメガネはあえて「ラムちゃんのことを思えばデートに行かない方が」と水を向け、意志を固くさせる。最終話で描かれる「意地っ張り」の要素は先にメガネが把握し、あたるをコントロールしていたわけですね。
しかも、公園では賭け話まで持ち出し、陰謀に要する経費をあたるに転嫁させようとする戦略家の一面も覗きます。敵に回すと怖いなー。

あたるは公園に向かう間の間、家でオールバックを試してました。原作では面堂の前でオールバックにして、オールバックはいやらしいなと自然体で挑発しますが、アニメではまだ面堂登場前です。

さて、ラムちゃんは公園で陰謀を目撃し、一度はあたるへ「痛い目をみればいいっちゃ」と思うものの、自分の気持ちと向き合う中で涙をこぼしながら「それでもうちはダーリンが好きだっちゃ」と思い直します。
この時の、それはそれはきれいなこと。心根の美しさ、純粋さ、ひたむきさ、様々な美徳があふれ出している。作画も声も澄んでいる。
原作と違って、この後のラムちゃんは組野おと子役の子を襲い、おと子になりすまして待ち合わせの喫茶店へ。
人前で恥じらいながらも大胆におと子ちゃんから口づけを交わし、もはやラムちゃんだとばれそうな「ばいばぁ~い」と台詞を残し、白髪のメガネを後に店を去ります。

その後のガード下のやりとりや、手を重ねるところ、皆、胸を熱くして見たことでしょう。無論我が家もです。
このシーンのグッズはお宝です。

制作陣が方々のインタビューやコメント等で今作が視聴者の支持を受けたことが、迷走する初期シリーズを脱し以後のアニメうる星の方向性を決定づけたと言っているのも頷ける話。

一連の流れの中で、あたるをかいがいしく世話するところや、ダーリンを馬鹿にするのは許さないというラムちゃんの姿勢が描かれ、今作により、高橋留美子的な強い女性像と、男性諸氏の理想が組み合わさり、以後のアニメのラムちゃんに良妻賢母像を与えるようになったと思います。

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2019年10月16日 (水)

二周目第18話「アスレチック女地獄!」

第18話「アスレチック女地獄!」

この回は残念ながら作画が他作品みたいになってます。谷田部作監。
あたるはお腹にぴょん吉を付けていそうな顔をしているし、ラムちゃんはタイムボカンシリーズ、クラマ姫はルパン三世(初代)といった感じだし、絵柄の好み以前に作画レベルが初期の平均より大幅に低い。
なにせ、まともな作画は錯乱坊だけ!(笑)他は可愛い可愛くない以前に、あちこちいびつです。
お話自体は原作をなぞっているのですが、どうにも作画に気を取られてしまい、声だけがクオリティを保っている状態です。

あたるはクラマ姫の教育を受けますが、散々馬鹿にされて、それでも燃え上がるタフな精神を披露。しかし勉強の内容は難しそうなので、あたるが理解しているとは到底思えません。(ちゃんと今までの学校教育を理解していれば解けるレベルとは思いますが)
その後はクラマ姫の手紙を届けに来たカラス天狗をラムちゃんとジャリテンで拉致脅迫して巻物を没収。書かれている訳の分からぬ図解(鬼星の文字とも違う!)を意図的にねじ曲げてあたるに伝え、恣意的に誘導するラムちゃんというなかなかにぶっ飛んでる展開ですがここも原作通り。初期ラムは色々過激です。
妨害にもよらずあたるは結局クラマ姫の精神アスレチックへ。ここで今までであった女性陣に酷い目に合わされる展開となりますが、原作では出てくる弁天さまがアニメ未登場なので張り合いがない!うちの大好きな雷太鼓ラムちゃんが登場し時折光る動きを見せるものの、いかんせん作画が可愛くない。この話、西島克彦の絵で作り直してくれればなぁと思わずにはいられません。
アスレチックから出てきたあたるはすっかり女性恐怖症になるものの、夢だと諭されてラムちゃんの胸に飛び込み、物理的に顔をうずめて現実の女はいいなと喜びます。なんという羨ましさ、もとい、なんというタフな精神。これこそあたるの長所なのだなと再確認しました。

今回は感想も散々でしたが、次回予告を見て、やったー!遂にときめきの聖夜だ!と大喜びしたのでした。

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二周目第17話「眠れる美女クラマ姫」

第17話「眠れる美女クラマ姫」

クラマ姫登場の回。

前回の第16話で、初めて空を自由に飛ぶラムちゃん(ジャンプではない)が描かれましたが、今回はラムちゃんが墜落して登場。
尻の下で潰されていたカラス天狗は既に酔っぱらっていたのか初めて飲むのか、ともかく瓢箪から酒を飲もうとします。
得体の知れない生き物なのに「薬を飲もうとしている」と言ってあたるが手伝う。ここに諸星あたるの人間性が凝縮されているように思えますね。教師とかの権力や抑圧には反抗するけど、得体が知れなくても弱い生き物に対しては本質的な優しさがある。

こういう良いところをさりげなく描写した後で、クラマ姫のコールドスリープカプセルを見た途端に目が血走り、口からは涎を流すケダモノ描写。ラムちゃんじゃないけど、顔に手を当てて「情けないっちゃ」とつぶやきたくなります。
その現場にやってきたラムちゃん、あたるの醜態を見て怒りますが、同時に「ちぎる」の意味を瞬時に理解。
うちがうる星の原作を初めて見たときは「契る」の意味が分かりませんでしたよ。(同伴喫茶の意味も分からず、親に聞いた苦い想い出が…)

アニマ光線を照射しても「おねえさま素敵!」とあたるの女好きは変わらず。
アニマ光線と言えば「リリックな気持ち」とあたるの台詞が印象深いですが、これも初めて聴いたときは意味が分からなかった。今も意味が分からないので検索しました。ネット時代は便利でありがたいですね。

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2019年10月14日 (月)

二周目第16話「ハチャメチャ恐竜時代」

第16話「ハチャメチャ恐竜時代」

刷り込みの話。

ツッコミ処満載のこの回。
あたるがジャイロコプターを借りてきたと言って庭から発進するところから開始。そこへ恐竜型グライダーを乗り回す金太郎が…
これ、うる星知らないと訳わからない展開ですね。
あたるのジャイロコプターは構造上飛ばない設計になってますが、それはともかく排ガスが酷い。
この排ガスをジャリテン達に浴びせて挑発したあげく、ジャリテンの火炎放射にやられて爆発するわけですが、すぐ暴力で解決しようとするジャリテンは幼児の反面教師といえましょう。
この爆発でいともたやすくあたる達はタイムスリップ。動揺するあたるに、中生代の地球に来たと説明する金太郎ですが、なんでそんなに地球の歴史に造詣が深いの…宇宙人の幼児じゃないの、キンタロちゃん。

ジャリテンが卵と間違えられ、ラムちゃんは恐竜の子供にインプリンティング(刷り込み)をしてしまう。
ジャリテンはここで可愛いアピールをしている回の位置づけなのかもしれないけれど、今まであたるに散々悪態をつき、一方的な攻撃をしてきたので感情移入が出来ません。
一方、ラムちゃんにすがりつく恐竜の赤ちゃんは羨ましい。うちもインプリンティングされてみたい!等と病的な感想を抱かざるを得ません。
雌恐竜も現れてあたるを追い回すんですが、海外アニメのキャラクターみたいで妙に色気がある(笑)
あたるは逃げまくってますが、この声、文姉じゃないかしら。

この話、原作通りに収拾付かずに終わるのかと思ったら、最終的に諸星家が崩壊して終わります。
こうなるだろうな、という予想が先に付いてしまうので今回は残念なところが多い展開でした。恐竜は可愛かったです。

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2019年10月12日 (土)

二周目第15話「おし入れの向うは海王星」

第15話「おし入れの向うは海王星」

おユキさん初登場の回。

ラム親衛隊最高幹部会を結成する4人組の声が固定メンバーで揃うこの回。
花を持って風邪を引いたあたるの見舞いに行く訳ですが、風邪にもかかわらずあたるはしのぶに迫る。原作よりもかなり肉体的に迫る(笑)
4人組に邪魔され、しのぶも事なきを得るんですが、あたるは本当に風邪を引いているのかという元気さ。
海王星にはおユキさんに誘われるように向かい、くっついてきたジャリテンが照会するという展開に。
鼻の下を伸ばすあたるに、海王星にもかかわらずトラジマビキニの上にコートを羽織って前を閉めていないラムちゃん登場。寒くないのかな。
作画は元に戻ってしまった感じで、ラムちゃんの可愛さはあまりなし。歯の描き方がね…

新しい女とみるとフラフラし、正当化するあたるに激昂したラムちゃんとしのぶ。たまらず逃げ出すあたるを追う二人。
なんと、しのぶは地球型冷蔵庫、ラムちゃんに至っては身の丈に近い黄金色の鬼の金棒を持ってます。どこから出したんでしょう。
原作では面堂家の仮面武闘会に至るまで金棒を握ったことはなかったはず。
逃げた先にいるおユキさんにあたるは飛びかかり、最早暴漢。そこへB坊(原作では下男なのにペットと言われている)が床を突き破って登場。
最後は諸星家の上で…という展開ですが、アニメオリジナルの要素である、旅行帰りのあたるの両親が帰宅途上の号外新聞で事件を知り、家に戻らず旅行にUターンと言うところ。このやりとりの要素は良かった。
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2019年10月11日 (金)

二周目第14話「念力ウラミのあやつり人形」

第14話「念力ウラミのあやつり人形」

諸星家にもこんな時代があったのか、と思わせる出だし。
息子が食事に不満を言い、それを聞いた母が父親の安月給を当てこする、辛く震える父の姿…と思いきや、平凡な日常こそささやかな幸せ、それですらラムが来て以来無くなったと嘆いています。ラムちゃんに晴れ着を着せて我が子のこと以上に喜ぶようになるのは後の話です。

そんなささやかな幸せですら、瞬時にあたるの奇行によって打ち砕かれる。体が勝手に動くと言って転んだり跳ねたり。
あたるの母は呆れますが、実際に見かけたら何かの発作や痙攣などを疑うべき所。しかし諸星家なのでそんなことはなく話は進んでいきます。

2階に上るとラムちゃんが。何かを隠したラムちゃんからあたるは隠した物を力ずくで暴こうとしますが、そこを色仕掛けネタに持っていくあたりが初期。正直、ちょっとお色気とか思わせぶりとか、露骨にシモの話に持っていくサービスは感心しません。見たいのはそういう路線じゃないぞ。お色気は作画で示すのが嬉しいのであって、お話は健康的で良いのだぞ。

あやつり人形を見つけ、早速錯乱坊人形を作るあたる。町内の人々まで作る。写実的でうますぎるし記憶力抜群。対してラムちゃんの作るしのぶ人形は心象をデフォルメしてうまく表現していてこっちも造形作家の素質がある。

部屋を出て行ったあたるとラム、残された町内の人々の形をした人形。
後にあたるの両親が町内の人々の人形同士を戦わせる遊びをするんですが、人形を右手に1体、左手に1体持ってぶつけ合っている。父と母で合計4体までコントロールできるんですが、何故か町中の人達が道のあちこちで戦ってエンド。4人を遙かに超えたケンカをしている。これ、父と母に操られて殴り合っている内に自発的なケンカに発展したんですかね。
なんとも罪作りなオチでした。今回も「ひどいなー。でも面白い」と言っている内に終わり!

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2019年10月10日 (木)

二周目第13話「電撃ショックがこわい!」

第13話「電撃ショックがこわい!」

黄色いリボンの話。
ねぇねぇ聞いて聞いて、初期なのにこの話、ラムちゃんがすっごく可愛いの。
え、どんな時でもどんな作画でも可愛いって?今回は特に可愛いんだよ、知ってた?

と、言いたくなるほど作画が整ってるし、電撃が出なくなってショックを受けて夕日の前で泣くラムちゃんに胸を射抜かれます。
この話、冒頭の浮気に怒るラムちゃんとあたるの戦いからして、あたるよラムちゃんにプロレス技をかけられるなんてなんと羨ましいと思うほどの初期とは思えない整った作画に目を見張るし、此程までに想われてみたいと思うほどに声も可愛い。
台詞は相変わらずラムちゃんの言葉が原作にない方言で色々オカシイのだけど、可愛さの方が上。
今回はジャリテンがあたるに助け船。あたるは錯乱坊に助けを求めます。
後にサクラさんとのやり取りでは「痛い目を見た方がいい」などと突き放されることが多いあたるですが、今回は錯乱坊助けに入る。
考えてみたら結果はいつも裏目ながら錯乱坊はあたるを助けようとすることが多いですね。この前だって倒れてくる電柱を眼前にあたるを突き飛ばし助けようとしてました。

さて、リボンをつけて体が重いと街中を歩くラムちゃん。何故かチビやメガネ(今回であたるに「メガネ」と初めて呼ばれている!)の手を握って電撃も出ないと嘆きます。電撃を出すのに、何故最初に人体実験を試みるのか、危険な一面が垣間見えますが声の可愛さにそんなことは忘れてしまいます。
この後の泣くところ、夕日に向かってあたるが励ますところ、いいですね。アニメあたるは日和見主義で煮え切らない感じがダメ男感丸出しなんですが、(この点原作の方が明確にしのぶの方を向いていて筋が通っている)それでもあたるを信じるラムちゃんのいじらしさ。可愛い!

家に戻ってラムちゃんが布団をリズミカルに敷くところも楽しく、リボンの秘密がばれるに至るまで、すっかりあたるを信じて甘えるラムちゃんの可愛らしさが溢れるシーンが続きます。
リボンがほどけた後は一転、恐ろしいことになるわけですが、今回見ても、電撃封じは先に言い含めておけば問題にはならなかったろうが、説明より事実が先に来た場合はその後どんな事を言っても言い訳だと思われてしまうというのを強く感じます。
うちがあたるだったらもっとうまくやるのになあ、と思っても所詮後知恵なんですけどね。

留美子先生誕生日に、素敵な回が視聴できて幸せ者です。
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2019年10月 9日 (水)

二周目第12話「ホレホレ小悪魔だっきゃ!」

第12話「ホレホレ小悪魔だっきゃ!」

顔がままならない悪魔が出てくる話。
ほぼ原作通りの展開をする初期作品らしい作品で、大幅な逸脱もないので安定して笑える話になっています。とはいえBパートのみなのに多少の引き伸ばしが見えるのは何故?
小悪魔は明石家さんまを漫画にしたみたいな、おそ松くんのイヤミのような出っ歯。声も肝付さんなので後のイヤミなのです(笑)

合わせ鏡から出てきてしまった小悪魔は原作よりも小さめ。そして女とみれば見境なく「結婚するんだぎゃー」と騒ぐ。あれ、似たような台詞を口にするキャラが他にもいた気がするんだけど、なんでこっちは嫌悪感が漂うんだろう。

あたるの母は先日レイさんに言い寄られたつもりになった後は、小悪魔に「きれいだぎゃー」と言われてその気になる。それもどうかと思うんだけど、その後のあたるの父のあたる母を軽んずる言動で家庭には亀裂が。そりゃ母さんも怒るよと思っていると、あたるとあたる父が同じポーズでくたばっているシーンが出てきて、ああ駄目なところばかり似る親子だなぁとしみじみ思いました。
ラムちゃんが小悪魔を嫌うシーン、今で言うところの生理的嫌悪感なんでしょうか、様々な魑魅魍魎を見ても平気なのに徹底的に嫌います。初期あたるやジャリテンと行動があまり変わらないんですけどね。

最後は錯乱坊大活躍のうちに幕。トラブルメーカーばかりで誰も事態を収拾せず、次週になったら元に戻っている(あたるの悪評だけ広まっている)という世界なのが初期うる星らしい一作です。

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2019年10月 8日 (火)

二周目第11話「恋の三角ブラックホール」

第11話「恋の三角ブラックホール」

ラムちゃんがUFOであたるに特攻する話です。

冒頭のあたるとしのぶの秘密の電話、原作では通話中にラムちゃんが起きてきますが、アニメではジャリテンが密告します。今作でも終始ジャリテンは憎たらしい振る舞いを演じ続けます。当初の、あたるとラムちゃんの間を引き裂こうという目的から、いつの間にかあたるの嫌がらせをすることに主軸が変化している。レイさんが来たときもそうでしたが、トラブルメーカーというか、火に油を注ぐ役回りです。あたるを応援したくなる立場としては初期のジャリテンは本当に嫌なキャラです。あたるが対等に戦えるようになるのはまだ先です。

あたるの電話を奪ってラムちゃんは、あの「土曜の夜は」発言をしますが、その後の「日曜の朝は」は割愛されてますが、しのぶの手が受話器から生えてきてあたるの顔を引っ掻くのは健在。ほぼ原作通りに進んでいきます。
泣いたラムちゃんが家を飛び出し、ジャリテンに家が焦げるほどの火を浴びせられて黒こげのあたる。
しかし、階段を這って下りつつもカットが切り替わるごとに復活を遂げ、噂好きのおばちゃんの目の前でしのぶと電話するところではほぼ完全復活をしています。噂好きのおばちゃんも原作そのまんまのイメージですね。

家を出てしのぶの元へ向かうあたる。父さんがゴム合羽を渡してくれるところを見ると、父親似だし、父親譲りのところが色々ある子だなぁと感じます。雷が次々落ちて、初期らしくダメージを受けつつも持ち前の根性で先に進む。本当に身の危険を顧みない少年です。
かくも身命を賭して恋人の元に行かんとするおのこ、世の人をして天晴れといわせしむ、となってもおかしくないのですが、既に悪名高い男児諸星あたるは相も変わらず町内の人が家に押しかけ(しかも私刑の為に集まってくる!)てくる有様。
めげないあたるにラムちゃんは、電話回線には侵入し(電波でどうやっているんだろう)、雷はUFOの力を使って落としまくります。
中期以降だったらUFOを使わず自力で落雷させるところですね。成長して威力が増すんでしょう。
電話を妨害しているとき、台本に書いてあるのだろうと思わせるくだりの合間に、これはアドリブなのかと思わせる自然な声が挟まるときがある。これですよこれ!これが可愛いんだ。

最後、原作通りにUFOで特攻するのですが、その頃の背景は街があちこち崩壊炎上して怪獣映画か災害現場の様な有様。
特攻しなくても既に十分じゃないですかねと思うんですが、無理心中を図るところがポイントです。
初期ラムは手に負えないぶっ飛びっぷりですが、それでもあちこち可愛くて仕方ないところが、怖いですね~。

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2019年10月 7日 (月)

二本目第10話「悩めるウィルス」

第10話「悩めるウィルス」

Aパートで1話、Bパートで1話の構成だからこそ、サクラさん登場の直後にこの話をこの展開で持ってきても丁度良い。
話は保険医サクラの初登校シーンから。校門で男子生徒がサクラさんを待ち望んで行列を作っているわけですが、ここへやってきたあたるを心配するラムちゃんの挙措動作が可愛らしい。徹底的にあたるを気遣い、心配する。
あぁ、これに皆惚れたのだな。原作より遙かに「良くできた子」なのである。これまでの感性がぶっ飛んだ子としての振る舞いとはまるで別物!

さて、やってきたサクラさん、胸は乳首が辛うじて隠れているんではないかと言うほど大きく開いてヘソまで出てる。胸元の露出度はクラマ姫と並ぶくらいで、正直保険医の格好ではない。
男子生徒達は皆我が身を傷つけ合って保健室に行きたがる。この様子の異常なこと!カクガリなんか腕も足も包帯ぐるぐる巻き。にもかかわらず、あたるを保健室まで連れて行くときは松葉杖も腕を吊る三角巾もなげうってタンカを握って走っているのだから、本当、男どもって…(笑)
今回の話はインフルエンザウィルスがあたるの中に隠れた病魔の影響を受けている話なので、当然ラムちゃんがウィルス代表者を呼び出す訳なのだけど、そこに至るまでのてきぱきとした行動、あたるを思いやる献身的な姿、まさに(男にとっての)理想的な女性像。
そしてあたるの体を乗っ取った病魔はサクラさんの乳にかぶりつき…うーん、これって脚本に男の願望てんこ盛りということなのでは…

さて、あたる達の苦闘の末、本来の能力を取り戻した悪性インフルエンザ。クラス中が感染する中、あたるとラムちゃん、サクラさんだけは全く影響なし。後に地球風邪の抗体を持っていないとしてランちゃんのUFOを消毒しまくるラムちゃんですが、インフルエンザは感染しないようです。
ともあれ、今回もハチャメチャで面白かった!

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2019年10月 6日 (日)

二周目第9話「謎のお色気美女サクラ」

第9話「謎のお色気美女サクラ」

冒頭のあたる逃亡シーンからして面白いこの回。あたるの逃亡シーンは格好良いところ(有刺鉄線の高い塀の前で投光器を浴びせられるここはどこなんだ)から、ラーメン屋の格好悪いところ(背景の文字が宇宙語みたいになっていてここはどこなんだ)まで取りそろえてあります。
ラーメン屋ではマスクをしたまま飲食するシーンが気色悪く描かれており、今作の作画のテーマがあたるを徹底的に格好悪く描くんだというのがくみ取れます。
事実この後のあたるは格好悪い。
サクラさん登場回なんだけど、本っ当に”お色気”要員としてでてくるサクラさんの乳を突っついたり、ノーブラっぽい服なのにブラを外すことに懸命になったり、挙げ句の果てに顔は猿っぽいは、その後の立ち居振る舞いもひたすらに格好悪く、そこが面白い。
サクラさんに境遇を語るシーンでは、回想シーンに出てくるクラスメートにメガネ、そしてメガネそっくりの先生、メガネそっくりの先生を生徒にしたかのような顔立ちの生徒が登場。どれがメガネなんですかね…

サクラさんの神社はローンが19年3ヶ月残っていると言ってましたが、この後の展開で大黒柱を残して全倒壊。それでも病魔退散で家族親族大喜びという展開です。
サクラさんにとりつく病魔達、後のあたるはサクラさんの周囲の物の怪と仲良くなることができるようになるわけですが、この時は病魔に囲まれて怒って叫ぶだけ。これを考えると、あたるは物の怪の類に囲まれて続けて肝が据わってきたとも言えるし、後に大人物になるには斯様な修練の時期が必要だったとも言えるのでしょう。
サクラさんのはらたまは、この時はまだ普通に台本通り。独特の「はらったま!」が登場してからが見ものです。

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2019年10月 4日 (金)

二周目第8話「たくましく生きるんやっ!」

第8話「たくましく生きるんやっ!」

金太郎が地球の保育園を訪ねる話ですが、修学旅行と称しているのに何故か行く。キンタロが不満に思うのも無理ありません。
この話、UFOから怪物型宇宙人がぞろぞろとはい出てキンタロちゃんの後ろを続いていくシーンの背景が酷い。
これ、どこの農村なのかと思うほど、どでかい区画割りの中に母屋と離れ、大きな庭が汚く描かれている。
うる星は通行人を捉まえて描かせた(塗らせた?)とまことしやかに言われる程、制作スケジュールはきつかったとの事ですが、冒頭でかくも破綻していたのか、美術イメージを共有する術はまだ採用されていなかったのかと思われる出来映えです。ここは率直に苦言を呈したい。べた褒めするのがファンの仕事じゃないですからね。

ストーリーは原作をなぞって進み、コマの隅の遊びとして描かれているネタまで丹念に拾います。地球の保母さんの南京玉すだれとか。
おかげで冗長な展開になってしまい、まだるっこしさを感じる局面もあります。コマの隅で遊んでいたり背景で遊んでいるものは、やはり隅で遊んでいるべきなのです。
さて、ラムちゃんが「短絡的な子だっちゃ」と言う通り、短絡的に粗暴な振る舞いをする金太郎。一方地球の園児達はそれを淡々とした姿勢で受け止めており、原作の面白さがうまく引き出されています。冷静で感情の起伏無く描くからこそ面白さが引き出てくる。作画面でも園児達の立ち姿がやたら格好良く、画面上の人物を皆角度を付けて描くなど気合いの入った作画が散見され、何故ここで気合いを入れるのかと不思議に思いつつも、素直に面白いと思えるのでした。

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2019年10月 3日 (木)

二周目第7話「秋の空から金太郎!」

第7話「秋の空から金太郎!」

今からすると声優がやたら豪華な野沢雅子さん登場回。金太郎です。

はぐれ宇宙人金太郎ちゃんの仲間を捜してあたる達は方々を尋ね歩くのですが、根本的に人の良さがでていますね。しのぶの前で引くに引けないとか、子供の前で格好付けたいとか意地を張っているのもあるのでしょうが、かなり辛抱強く探します。

それにつけても、登場人物が支離滅裂にハチャメチャな初期らしさは今回も遺憾なく発揮されており、訪問したロケット管制施設で勝手にボタンを押しまくり。ラムちゃんのみならず理性派のしのぶですら押している。
今回もラムちゃんの方言は定まっておらず、「テレビゲームっちゃ」といった変な使い方をします。
(うる星を知らない人はこーゆー誤った「だっちゃ」言葉を使うと批判していたけど、TVシリーズで初期に使われた言葉だったのです。すっかり忘れていた。ショック…)

あたるは美人の保母さん(ラムちゃんより明確に美人に描いている!)につられ、最終的には金太郎のクラスメートの怪物達のオムツを替えをして幕となるわけですが、普通は逃げ出すような光景でも、宇宙人慣れしているのも手伝ってか美人の前では取り乱さずにおります。流石、一度は「地球を救った救世主」と評された男です。

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2019年10月 1日 (火)

二周目第6話「くたばれ!イロ男!」

第6話「くたばれ!イロ男!」

レイさんが図らずも方々で女の子を口説いてしまう話ですが、今回はジャリテンがとんでもないクズっぷり。
レイさんが店のものを食べてしまったり、ラムちゃんにプロポーズするつもりがそこらへんの女の人を口説いてしまったりしたとき、ジャリテンが「諸星あたるの家はここや」と地図を配り歩く最低の扇動家になっています。

さて、レイさんと我らが諸星あたるクンが邂逅するのは牛丼屋。折しも我が家では牛丼を食べながら見ておりました!
この牛丼がまた旨いんですが、果たしてレイさんはちゃんと味わっているのか毎回あやしい感じ。この後の青果店では生のまま皮のまま食べちゃうわけだし。これでは牛丼仮面が怒りますよ。
でもって、牛丼屋でラムちゃん風船人形を取り出すわけですが、この風船が可愛い。売っていたら買いたいですね。こーゆーのを売ってほしいんだよなぁ。全然うる星に出てこない絵柄でのコラボ商品じゃなくて、原作やアニメに出てくる物そのままが欲しいんですよ。


その後はラムちゃんに地球語でプロポーズするも、散々からかわれてレイさん激怒。
皆で逃げる逃げる。ラムちゃんは空を自由に飛ぶと言うよりぽんぽんと跳ねて回る感じ。レイさんから逃げるときのはね回り方が実に可愛い。
面白かったのが、しのぶがレイさんに口説かれるところ。あたるがそれを見て怒るシーンなんだけど、あたるの頭の上には漫画チックなどでかいたんこぶ。なんとこれをあたるはむしり取って捨ててしまう。こういう、画面の片隅で遊んでいるのは良いね。面白い。

その後もジャリテンはあちこちで民衆をそそのかし、煽動して回っている。最後は決起して凶器を高々と掲げる男達を先導して諸星邸へ。
今作のジャリテン、火は吐かないのにあちこちに火を付けて炎上させている。やはり根っからの放火魔です。いけ好かない!(笑)

そしてこの話、カクガリがチビの首根っこを腕で抱えて歩くという、後々も見られる感じが既に出てきているんですが、なんと声が全然違う。
ベントラしたときは千葉繁さんだったメガネの声まで違う。驚きです。

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