二周目第39話「春うらら居眠り教室」
第39話「春うらら居眠り教室」
春眠の回。
栗林、まだいたのか!という驚きから始まる冒頭。なんと数学教師です。
春眠の回ということでおわかりになると思いますが、あたると面堂以外が全滅する中、最後の砦であった栗林が睡魔に負けるところから物語スタート。
お話しはほぼ原作準拠で進んでいきます。あたるはグラビア誌を読んで目をぎらぎら。ゴールデンタイムの番組なので内容は控えめの本です。あのあたるがよくこれでギラギラしていられるなぁといった感じ。
一方面堂は気力とドリンク剤で起きているわけですが、ラムちゃんがやってきてあたるを連れ出そうとした際に、元気よく起きている理由が露見して完全に目を覚まします。
これ見ていると、春眠の術が不完全なのではなく、諸星あたるという極度の精神力を持った男がクラスにいたが故の出来事と捉えることが出来ます。あたるすごい!面堂はプライドが肉体を動かしたのでしょう。
うちもラムちゃんに誘われて連れ出されたいなぁと思いつつ、この回においてもなお、ラムちゃんが高校を軽視する姿勢は変わっていません。
これは、視聴者の共通認識に「授業は受けるのが正しく、さぼりはモラルに反する行為」という認識があってこそ成り立つ話です。
少なくとも、あたるは「授業中だぞ」と言って一端は拒むわけですから。
だからこそ、後のエスケープ話が痛快に思えるのだと思うのですが、実際の所どうなんでしょうね。
一向に二人を眠らせられない春眠、実力行使(暴力!)に訴えますが威力が小さすぎて一向に眠らず、それどころか散々姿形を人前に晒してから見つかったと騒ぐ始末。お師匠様が本気で面堂を眠らせにかかりますが、一度は面堂に効くものの(流石に威力が強い)対抗策にかかりやられてしまいます。
春眠は美女に化けあたるや面堂に酌をしますが、面堂は訝しがって飲まないようにするものの、あたるのせいで飲んでしまう。
原作では擬音で一目瞭然なのですが、アニメだとちょっとわかりにくい描写になってます。
結局あたるも面堂も酔っぱらってしまうのですが、原作と違ってラムちゃんの唇は奪われずにすみ(ほっとした)、いまだ更迭されない初期校長の巡回で醜態が白日の下にさらされて終わるのでした。
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