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2020年3月

2020年3月29日 (日)

二周目第52話 「クチナシより愛をこめて」

第52話 「クチナシより愛をこめて」 錯乱坊の追走劇が印象深いこの回、冒頭から凄いんです。 まず、日常の描写として描かれているはずのシーン、軒並みアングルがアオリだったり斜め下からカメラが回り込むように動いたり、やたら凝っているというか、無駄に凝っている。 ここが見せ場だから集中して描くのではなく、Aパートの同一原画のシーンは軒並みこれ。作画監督が遠藤さんだから絵柄も整ってるし、無駄に原画家のパワーが余っているうる星のエネルギーというのを感じさせられます。 サンデーグラフィックに出てくる「顔に足跡を付けた錯乱坊の口から写真が出てくる」のもこの回です。 冒頭、あたるはジャリテンの追跡に気づき、曲がり角で姿をくらませたかと思えば、なんと木の枝に体を横たえ、上からジャリテンをつまみ上げるという超人技を繰り広げます。そのまま地面にスタッと降り立つところを見ても、今作のあたるはスーパーマンです。 しかし、それを上回ったのが錯乱坊。ぼけやで花を買った後に錯乱坊の追跡をあたるとテンはダッシュでかわそうとするも、錯乱坊は大ジャンプの果てに空中宙返りをしてあたるの前に華麗に着地。すごい身体能力です。 今作では錯乱坊が入れ歯であるという描写までなされまし、あたるの父が盆栽を育てているという描写まで行われ、なんともオリジナル設定てんこ盛りです。 あたるがクチナシに水をあげるべくホースを持ってくるところの描写も凄い。え、そうやってくるの?と思わせる入り方だし、ものすごいたこ足配線で温風を浴びせまくるところも愉快。 Bパートではジャリテン、鬼星の温室でクチナシを育てますが、それを見守るあたるの両親がいつになく仲の良いところをアピール。緒方さんのアドリブと思しき「あたるも八卦」という言葉まで出てきます。(脈絡無いのに、言いたかったんだろうなあ) Bパートの追走劇、高速感を出すべく錯乱坊の頭に背景を入れた線が描かれます。その後のメガネが追いかけてくるところもアングルが凝ってる凝ってる。背景動画はビシッと使うし、脚のアップのシーンは特徴的で一発で山下原画と分かるところ。 動きが楽しい、動かし方が楽しいというアニメうる星の原画マンの房総が生み出した面白さを存分に堪能できる会です。 本来冗長になるはずの移動シーンが、この動かし方故に一大エンターテインメントに変貌してしまう。 ぼけやのお姉さんとのやり取りが決め手になる今作が、かなりの部分を追走劇の印象に持って行かれてしまうほど。 しかし、最後までぼけやのお姉さんはある種超人でありました。 ラストシーンではクチナシがラムちゃんを蔓で縛ってモーションかけているんだけど、ちゃんとあたるは助けに行かなきゃ!と思いながら見ているうちに幕を閉じるのでした。 52_20200329

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2020年3月 8日 (日)

二周目第51話 「ラムちゃんの男のコ教育講座」

第51話 「ラムちゃんの男のコ教育講座」 あたるのトランプ占いから始まるこの回。 冒頭からしてラムちゃんが可愛く、「あたるって占いやるのか」という驚きもすぐに、ラムちゃんのすがり方が可愛いという感想にもみ消されてしまいます。二回連呼するのがね、いいんだよね。こんな風にすがられたいと思いますよね、そうですよね。 この後のあたるの母と一緒に、あたるの子供の頃のアルバムを見ているラムちゃん、あたるの母との会話は仲の良い嫁姑というか、恋人の母親との会話といった感じ。諸星家にも受け入れられた感じで良いですねぇ。 そこでラムちゃんは子供の頃のあたるを教育せんとしてタイムスリップするわけですが、10年前は何故か空き地に土管があって、ドラえもんの空き地の様になっています。考えてみれば本放送当時から10年遡ると昭和40年代な訳で、当時は東京のあちこちが掘り返されて下水道工事をしていた。練馬は後の方だから空き地に土管というのも不自然な話ではありませんね。 さらに電柱は木柱だし、背景の中にも時代が描かれてます。 サクラさんは錯乱坊に食事を勧められて断るところからも、病魔にとりつかれている高校生時代は食が細かったであることも分かります。 結構示唆に富んでいるなあ。 ちゃんと10年前にタイムスリップしていることを確認できたラムちゃんは大空の中で喜びを爆発させ楽しく飛び回ります。 この動きののびのびとした楽しさは、やはり高橋資祐。スタッフロールを見るとコンテも描いていることが分かります。道理で! この後、子供の頃のあたるが出てくるわけですが、鼻歌を歌うも歌詞が分かっておらずいい加減な内容を自信なさげに歌い、頭を揺らしながら歩いている、これは可愛い!(笑)アホの子です。 Bパートに入るとあたるまでもが過去にタイムスリップして、ラムちゃんの作戦を阻止しようとする。 子供の頃のあたるは電撃人形の電撃を浴びまくり、コテンとひっくり返るんですが、この少ないセル画で効果的に動かすのもまた楽しい作画です。Aパートの可愛いのはラムちゃんに始まりラムちゃんに終わるけど、Bパートは子供の頃のあたるが可愛さを全部持って行っている気がするなあ。 子供の頃のあたるはデパートの屋上でも女の子にちょっかいを出し続け、病的な程。 ラムちゃんの企みも病的ですが、あたるも病的。やばい者同士といった感じです。 その後出てくる子供の頃のラム親衛隊4人組は、しのぶの為に一肌脱いでなかなか立派な子供。顔の造作はもうちょっと花を持たせても良いのではという出来ですが、大人に立ち向かう姿は男前です。 オチのシーンでは、あたるの父が「新居をバックに記念写真撮りましょうよ」「そういう心境ね」と上手い返しをしますが、これって緒方さんのアドリブではないかな。 あたるが塀に首を突っ込むシーンはすさまじく、このカットだけでも爆笑。我が家は「ひどすぎる(笑)」と、笑いが止まりませんでした。 現代に帰ってくる途端、先ほどまでのドタバタは急に幕を引き、家族が家でゴロゴロしているような感じに戻ります。 すごいねえ。なんか我が家みたいな距離感だねえ。 51_20200308

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WacomOneレポート続き

前回の日記でレポートした「Wacom One」。


購入以来、絵を描く頻度が高まり、ヨメをほっぽって絵を描きまくるという問題が生じました(笑)

プラスチック定規で線を引けて便利というのは背景画や風景画を手がける友人から聞いていましたが、実際やってみたらやはり便利。

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便利というか、楽というか、遂に紙と同じ感覚で描けるようになったな!というのが正直な感想です。


デジタル絵は紙とは別物。それぞれ異なる特性と利点があるというのは頭では分かっていても、紙に描くのに慣れた体にとっては紙と鉛筆の魅力を代替するには至らず、結局は紙と鉛筆に戻っていたわけですが、遂にデジタル画材が描く楽しさで紙と鉛筆を上回るようになりました。


もっとも、ペンはステッドラーのデジタル鉛筆だからこそ、違和感なく楽しく描けているというのもあります。

道具に振り回されず、いいとこ取りで楽しく描けているというのが、何より性に合ってます。





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