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2021年8月28日 (土)

2021年8月のビューティフル・ドリーマー上映会

先日のビューティフル・ドリーマー上映会は秋葉原UDXの広いホール。前後左右斜めに至るまで1席以上空くような場所を予約し、人と接触しないようにギリギリに入場。
久々のスクリーンは最高です。
今回は冒頭の風の音を感じたり、あたるのハーレムシーンの万国旗にぴえろの旗が混ざっているのに気づきました。
会場では複数の人とバッタリでビックリ。
今回初めてビューティフル・ドリーマーを見た(なんと羨ましい!)という若い人からは、難解だがどういう意味だったのかと聞かれ、ベテラン組はタジタジ。
考えてみたら、初めて見たときは途中で視聴を中断したこともありちんぷんかんぷんだったのです。
ビューティフル・ドリーマーを途中で中断することができるなんてと驚かれるかもしれませんが、仕方ありません。近所が火事で家の前に消防車が来たんだもの。
話のあらすじを理解したのは二回目を見てから。その後、作品に対する評価を自分で確立する前に様々な評論が載った同人誌を読みふけり、ビューティフル・ドリーマーとはなんだったのかを理解していくわけですが、ここではたと気がついた。
押井守が映画を作りたかったから、TVシリーズとの決別、押井らしいメタ構造と劇中劇で繰り返される云々…ビューティフル・ドリーマーを語る言葉は軒並み受け売りで、自分の言葉が全然存在しない。先輩ファン諸氏から薫陶を受けた言葉しか出てこないので、苦笑いして顔を見合わせるばかり。
なにせ押井監督本人が、このシーンの意味は何かとオーディオコメンタリーで聞かれ、何だったんだろうと回答しているから、ビューティフル・ドリーマーの解釈に定説はあっても正解は無いんですよね。
ビューティフル・ドリーマーとは何か、に対してピュアに向き合ってほしいという思いもあり、お茶を濁すばかりで結局答えられませんでした。駄目な大人だなぁ。

 

それからしばらく過ぎ、この時の話を友人としたわけですが、出てきた答えが「うちらはビューティフル・ドリーマーを見て意味を考えることなく、あの空間にたゆたうのが好きなのだ」ということ。いいじゃないですか、理屈なしに好きだというのは。
これが長年ビューティフル・ドリーマーを見てきて、内側から出てきた感想なのですよ。
いまだに結末のタイトルロゴの幕を外す夢邪鬼の姿を見ては、結局このシーン自体は夢なのかどうかすら分からずにエンドロールを見ているわけですが、うちらは今もラムちゃんと一緒にローラースケートをしている景色に浸っているんです。
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コメント

我が目を疑いました。
検索で初めてこちらにたどり着いたのですが、本当に目を疑いました。
ビューティフル・ドリーマーの上映会がこの8月に開催されていたなん
て!
お恥ずかしながらスクリーンで劇場版を観たのは、30年位前にテアト
ル池袋でIMDを含む6作品のオールナイト上映会が初めてでした
(懐かしい・・)

また上映会がありましたら、このような状況下ですがぜひ行きたいで
す。
(名前はニフティのFANPLN(だったかな?)で使っていたものを失礼
とは思いますが、久しぶりに使ってしまいました)

投稿: MZ-K | 2021年8月29日 (日) 01時42分

うちは京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターの押井守特集(2016年)以来でした。ビューティフル・ドリーマーは放映回数が比較的多いというものの、5~10年スパンなので貴重です。
今回はコロナ禍の最悪のタイミングの開催であり、あまり告知も伝わっておらず劇場の大きさに比べてスカスカでした。
次の上映会はいつあるんでしょうね。楽しみに待ちたいものですね。

投稿: GLUMip | 2021年8月29日 (日) 10時32分

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