液晶タブレットには以前からずーっと興味があって、ことある毎に試してきましたが、なかなか満足がいかなかった。
出始めの頃の液晶タブレットはペン先とペンのズレが激しくて、友人宅で試したけどしっくり来なかった。
その後も電気店で試したり、レンタルで試したりしたけどどうにもなじまない。価格を考えると手が出ない。
ところが、遂に普及価格帯のタブレットがWacomから出ました!
「Wacom One」といいます。
中華タブレットの安さに目がくらみつつも、実際に導入した友人知人の苦労を聞くとまだ買うには早いなと思ってたんですが、店頭で試したらこれが性に合う。値段は中華タブレット対抗、描き心地は抜群ときたら欲しくなりますよね。
何が良いかというと、普通のタブレット(通称板タブ)だと、円を描いても始点と終点がずれてしまうのに、液晶タブレット(液タブ)だとずれない。要は一発で決まる。
スキルの差とか慣れの問題なのだろうけど、その差を埋めてくれることが描くときの気持ちよさにつながってくる。
これが昔の液タブだとズレが酷くて直感的では無かった、でも今は違うというのを痛感!ピタッと決まる!
今まで、タブレットに向かっても楽しいとはお世辞にも言えなかった。
絵チャは確かに楽しかったけど、絵を描くという行為に楽しさを覚える最上級の画材は紙と鉛筆だった。
ところが、これは楽しい。
あれほど手になじまなかったClipStudio(クリスタ)でGペンにしてシャカシャカと手を滑らすとベタフラッシュが描けた。なんて楽しいんだ。
クリスタは液タブと合わせて使うとこんなにも気持ちよい道具なのか。
ついでに、ペンも普段使っている鉛筆と同じステッドラーとのコラボペンを購入。
重い鉛筆を持つような心地よさ。
ますます描くのが楽しい。持ち心地が良いというのは重要。今までもタブレットペンの軸を太軸の木材に交換していたけど、これは鉛筆状なので最初から手になじむ。
液タブの何が良いって、ペン入れするときにキャンバスを回転させるのでは無く、普段紙を回転させて描きやすい方向でペン入れしているように液タブを回転させれば良いところ。
友人に聞いたら液タブ+プラスチック定規も直感的に描けて便利なのだという。背景描くときに試してみよう。
そんなわけで、デジタル落書きがすっかり楽しくなりました。

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